戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
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完成写真あれこれ
パンサープロトタイプ

・延長フェンダーを留める蝶ネジを作り替えるか、最低でもちょっとひねってあげるとさらに良いかと。
(早くから気づいてはいたものの、強度重視で結局そのままに)

・車長ハッチが下がっている点が残念。
(撮影するときは慌てがち。じっくり落ち着いて、問題点がないか観察すべきですね。連結可動キャタのたるみなどは自然な垂れ下がりになるよう被写体を動かすたびにチェックしないと使えない写真が大量に出来上がることになる)

・車体前面の向かって左上に貼られているコード表のようなものの厚みがちょっと厚すぎた。
(紙を割いて薄くしたつもりが、まだまだ厚い)

・塗料を厚く塗りすぎたのか、エッジが全体にぬるい。スプロケットあたりはアウト。

以上、この写真から判断する製作者の反省点です。

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劇画調にする!?
行き詰まりを感じたとき、人は突拍子もないことをしたくなるものだろうか。
引きこもりの人が、突然、ニュースになるような事件を起こしてみたり・・・。
鬱々としたエネルギーの蓄積はこわいですねえ。
しかし、そんなエネルギーも創造的な活動に向かえば、現状打破の画期的な成果を生み出すことにつながります。
現状、トライをするための踏ん切りさえつかないことが多いわけですが、何かを変えたい、日常を変えたいという思いの蓄積は行動を起こすきっかけに間違いなくなりますね。
ポイントは、行き詰まること、時間、エネルギーの蓄積でしょうか。
潜在意識だとか、バックグラウンドで脳に仕事をさせていることになるそうです。

『ワンパンマン』(漫画の方)とか、シリアスな場面になると劇画調に斜線が入りますよね。
あれをフィギュアでもやってみたら、面白いのでは?
マシン兵2(やや写真では分かりづらいかも)
コピックの一番細いやつで。
マシン兵斜線1

効果は、「う〜ん??」
何事もやってみることが結果そのものよりも大切なのであります。

2015 第18回九州AFVの会 出展作品 男は黙って勝負する!単品作品系
単品作品に賭けている男の気持ちってわかるかなぁ。
多くを語らないけれど、ビシッと見ろよ!みたいな気持ち。

ジオラマみたいに派手じゃない。フィギュアもあまりからまない。
ただの「モノ」として静かに展示される作品なのですが、作り手の思いはもっとも半端じゃないかもしれないですよ。

(とはいえ、背中で語られていることを理解するためには、それなりのキャリアや蓄積が必要。
結果だけで作者の意図などすべてを判断するのは、とても難しい。
作った人にしかわからないことは多分にあるはずです。
よって、他の作品との比較やトレンドにおける文脈の中での作品の判断になる)

タコムの新製品、シュコダPA-2。ちゃんとウエザリング見てくれよな!とごくごく控えめに入ってます。
シブい! あまりにシブ過ぎて素通り。
後から作る方のために参考になる作者談があります。
「アンテナ線を前と後ろ間違えました!」
石橋さんの2
前後同形の車両ですからね。間違えやすいのでしょう。
ユニークな形状と意外な大きさで目をひく装甲車でした。
石橋さんの

ビシッと端正に塗り込めた男の気持ち汲み取ってくれますか、なパットンです。
色の使い方が端正でまとまっていますね。
それだけではない色の秘密もあるかもしれない。
ウエザリングも急峻な色の変化を抑えてあり、巨大感が出ますね。堂々と大きな感じです。
ただいかんせん日本人の作品の範疇を出ない。あっさり、淡白。
これが海外の作品だとさらに豊かな味わいが加わり妙な存在感が出てくる。それがどこから出てくるものかよくわからないことが悩みの種。
パットン

この作品は二度目の登場ですが、塗装の面から見ても
トラディショナルな仕上がりで端正で精密感あふれていました。
まさに日本の伝統の美意識を体現する仕上がり。
ジャーマングレイのわずかな濃淡を肉眼で感じて欲しいところですが、写真にして初めてわかるくらいです。
サビが出ているのに溝さえキレイなまま?なタイヤはちょっとしらける要素。
ジャーマングレイdっc

砂漠の二号戦車が塗装の剥げ具合で実感をもつ仕上がりになっています。
剥げ塗装にはだいたいハズレはない、失敗の少ない塗装法だと思います。実感を高めたかったらどこかに剥げ塗装をからめておくのが吉ではないでしょうか。
ロードホイールのホワイトがとても新鮮。
二号戦車なかなかよいね

こうしたイベント系の作品もありました。これは情景に分類すべきでしたか。
もっと煙っぽく見える新素材がないものか。
メーカーから開発されるとみんな使ってみようかと思うに違いない。現状では想像によって補間して鑑賞することになる。
対空ミサイル発射

今年はバラエティ感に富んでいて、まるで兵器の見本市のようでした。
まったくの部外者からは、私たちは好戦的な集団のように見えているのでしょうか。
ミサイル巡行

さて、こんにち最も進歩的でアグレッシブな単品系のモデラーにとってウエザリングそのものはもはや過去のテーマです。
汚しの方法では、もはや差はほとんどつかなくなりました。
目下の重要な課題と認識されているのは、作品としてあるいは車両としての根源的な存在感の追求です。
これはカラーモジュレーション技法が紹介されて以降、際立つ存在感がどのようにして付与されているのかを探求するようになった結果、派生してきた指向であろうと思います。
カラーモジュレーション技法は、(あたかもそれはかつてドライブラシ技法がそうであったように)国内的には変節して吸収されてしまった結果、主にホワイトを多用し明度の変化を強調したハイライトモジュレーションとして理解され利用されているようですが、ともあれそこで実現された光の表現方法には、これまでになかった新しさがありました。
結果的には多くの人に受け入れられ、研究の対象となり、塗装法に新たな視点を開かせることにつながっていきます。
明暗の変化や彩度の変化はそれ以前よりあきらかに作為的に導入される機会が増え、数年前から徐々にではありますが塗装の新たな潮流が始まっているようです。

以下は、そうした挑戦的な作品をご紹介いたします。





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2015 第18回九州AFVの会 出展作品 フィギュア系
フィギュアも門外漢ですが、勝手なことを言わせてもらえば、質感に注意を払った方がもっとよくなると常々感じています。
たとえば、超絶なヒストリカルフィギュアペインターの作品であっても、肌と服の質感は同じであったりします。
色だけの違いで素材を表現されているのですが、そこは明らかに違いをもたせた方がさらによくなると思うのです。

ばっちりメイクですね。
わたしが気になる質感とは、服の布地にツヤが出ている(袖のなど)ところなのです。
まあ、これはデフォルメされた造形だから、塗装でそこにこだわる必要はないのかもしれません。
ばっちりメイク

こちらもファンタジックなフィギュア。ナチスっぽい軍服と美女の組み合わせのもつ意味合いとは? 硬質で激しい主張をもつ服と柔らかくふわふわした女性の取り合わせの妙味? おもしろく感じてしまうのはなぜかな。
女性フィギュア大きめ

戦争ロマンス系リアルタッチな作品。枯葉が悲哀を誘います。レンガが色鉛筆風なタッチで興味をそそられます。戦車もこんなタッチで塗ってみるのもおもしろいかも。
ロマンス系

パテを材料につまようじでひたすら造形されてできあがるお侍さん。
粘土細工系
組み立てるとこうなる。はあ〜、人間の能力とはこのようなことも可能なのかと感心することしきり。
作者は「僕はもともと画家だから」とのこと。デッサンがしっかりしているのですね。
粘土削り出し

ファンタジーとリアルが半分半分だと、いろんな意味で自由度が高くなるのだろ思う。そういう世界も楽しそう。
女性フィギュア彩度高し
2015 第18回九州AFVの会 出展作品 ジオラマ系
かつては情景作品には興味が持てず、目を向けることもありませんでしたが、だんだんと観察することもできるようになってきました(笑)。
情景の再現にはキャスト(フィギュア、車両、地面、植物、建物、小物)が多いので、それらをどのように構成して「何ものか」を作り上げるところに面白さと難しさがあるように思います。
バラバラで乱雑な印象だけを感じる作品ってありますね。
バラエティ感のあるおもしろさは確かにあると思うのですが、メッセージが錯綜してよくわからない印象が残ります。
色彩の面では、
やはり優れた作品は、全体の色のトーンや配色も考えながらキャストも塗装されているように思いました。

二号戦車が際立つ配色。ただ、何をしているのかは少なくともわたしはよく理解できませんでした。
全体としてまとまりのある技術的にはすぐれた模型だと思うのですが。
緑が多い

1/35、1/48、1/72、1/76を配置するアイディアは過去にもありましたが、この作品がおもしろいのはベースが台形をなしていること。カメラの画角に合わせて奥が広がっているのです。背景にスカイブルーの紙を貼って、下からライトを当てているなど楽しいアイディアが満載。中学生の演劇部のような地面の作りも「あまりカタイことを言わずに楽しめ」というメッセージか。
背景のライト

典型的な好感を持たれるタイプの作品。キットそのまんまのフィギュアの集積だけれど休憩中の情景としてそれなりにまとまりが出ています。
マックさん

赤い地面が強烈、そして全体が鮮烈。ただならぬ緊張感を感じさせる雰囲気を醸し出す塗りがすごい。わたしの中では高評価な作品です。
赤い土

どんよりした空の冬の空気感をまとっていました。そこだけが別世界のよう。見るものをアルデンヌへと誘う雰囲気をまとった素晴らしい作品。
ディランさん



つづきをどうぞ。

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2015 第18回九州AFVの会 出展作品 精密工作系
まずは精密工作系の作品から。

1/72作品ですが、聞いたこともないようなメーカーのマイナーキットでしたね。
チェコのメーカーのようです。出来上がりはかなり精密。神経を使って仕上げられています。1/35だったら相当でかいですよ。塗装にも気を使われているようですが、実物ではとくにその点で見るものは無し。普通にスルーされてしまう出来です。もっと明暗のレンジを思いきってダイナミックに広くとるとかしなければ、ただの黒い模型でした。
レーダー

これも黒いのですが、あえて黒い仕上がりでしょうか。
かすかに色合いの変化も入れてあるようですが、シンプル&クリーンな仕上げで精密感と凝縮感を引き立たたせることに重点が置かれているようです。つや消しの度合いが少ないことも硬質感につながっていて、マル。
暗いくらいでも良し

こちらは同じジャーマングレイでもモンスターアタックチーム、つまりマットな仕上がりです。
(なんのこっちゃ)
昔ながらのジャパニーズの伝統を受け継ぐ古風な仕上げですね。工作派にはこうした仕上げの方が好まれる傾向があるように思います。
実物には精密感があり、拡大写真ではまた別の良さが伝わります。
ジャーマングレイdっc

さらに続きます。
下の続きをどうぞ。




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完成パンサーD
完成しました。
完成パンサーディ
九州AFVの会の会場でお会いしましょう。

ハイドレンジャーパンサー
ここまで油彩は避けていましたが(乾燥に時間を要するから)、ついに投入します。
ハイドレンジャーブルーにてさらにド派手に全体に陰つけを追加しました。
ハイドレンジャーパンサー1
ハイドレンジャーパンサー2
ハイドレンジャーパンサー3
負け戦になりそうな旅路
ホワイトをかけた上から何をしようかと思案しましたが、とりあえずスミ入れ塗料グレイをあちこちに流してみます。
その後、フィールドブルーで陰をつける意識で色を入れましたが、これが失敗でした。
プロトタイプパンディ0
フィールドブルーという汚い色を使ってしまったのが敗着になってしまいそうです。
(それにしてもデジカメはグレイな物体に弱いのか、現状を正しく写さないと感じています。実際は青みのあるグレイです。)
プロトタイプパンディ1

砲塔のみはフィールドブルーの使用を控え、クリアブルーにて陰つけを行いました。
プロトタイプパンディ2

ここで、なんとまあ!全身にクリアを塗ってしまうわけです。
プロトタイプパンディ3

ヨーロッパの土の色とはちがうと思いつつも明るいサンド系の色にて泥汚れを加えました。
プロトタイプパンディ4
実物はすごく汚くて、この段階では負け戦の様相が濃いです。
さて、どのようにリカバリーしたものか。
ここから逆転できるのでしょうか。

とりあえず、写真の印象と実物は異なるということだけは申し添えておきましょう。



パンサーD型 ウエザリング開始
アルミホイルはきわめて色乗りが悪いので、金属用プライマーを塗っておきます。
プロトタイプパンサー96
調色した色をラッカー溶剤で塗ります。
当然、盛り上がったところには色が乗りにくいので、このあとさらに重ね塗りをしました。
プロトタイプパンサー97
それでも十分とは言えないので、さらにアクリル系で塗ります。タミヤアクリルのつや消しの強さは、布の質感にはもってこいです。
プロトタイプパンサー98いつの間にか、キューポラが失くなっていました。どんなに探しても見つからない。こんなに大きな部品がなぜだ! 仕方がないのでドラゴンのキットから調達しました。このパーツ、結構手間がかかるんだよ(T . T)

ここからは、車体の塗装です。
新車に近い車両をどのように汚すか?これは現用戦車などでも頭を悩ます問題ですが、汚れていないと思うのは単なる思い込み=先入観というもので、アスファルトの上を走る自動車でさえ一ヶ月洗車しなければ、それなりに汚れてしまいます。いわんや未舗装を走る戦車がホコリや泥と無縁でいられましょうか。

フラットホワイトを水で薄めて、垂直面および斜めの面にレインマーカー的にフィルターしました。
これによって情報量が増えると同時に、カラーフィルターするときの発色を上げる効果が狙えます。
プロトタイプパンサー99

さあ、今日と明日でなんとか塗りあげてしまわねばなりません。

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まとめ
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