
「いちばん好きなものを最後にとっておくほうですか、それとも最初に食べるほうですか」
「そんなの、好きなものから食べるのに決まっているさ。
次の瞬間には生きていないかもしれないのだから」
by徳大寺有恒
B4といえば、レガシィのセダンを思い浮かべるのが普通でしょう(アウディのA4を意識したネーミング?)が、
こちらは榴弾砲のB-4です(笑)。
キャタピラが付いていますが、自走するわけではなく、たんに接地面圧を下げるためのものです。

アイドラーホイールの軸はいったん切り、ちょうど良い垂れ具合になるよう調節しています。
さてと、塗装ですが、今回は取り付けたままで塗装してみようかと思います。
「そんなの、好きなものから食べるのに決まっているさ。
次の瞬間には生きていないかもしれないのだから」
by徳大寺有恒
B4といえば、レガシィのセダンを思い浮かべるのが普通でしょう(アウディのA4を意識したネーミング?)が、
こちらは榴弾砲のB-4です(笑)。
キャタピラが付いていますが、自走するわけではなく、たんに接地面圧を下げるためのものです。

アイドラーホイールの軸はいったん切り、ちょうど良い垂れ具合になるよう調節しています。
さてと、塗装ですが、今回は取り付けたままで塗装してみようかと思います。
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砲身を可動にするために省略されたディテールを追加します。
お鍋か釜のように見えるパーツの根元部分ですね。

さらに、その横にある手羽元のような部品がレールとなって釜がスライドすることで砲身が上下します。

手羽元に溝を切って、その中をスライドさせるように加工しました。
『桜はちょうど満開のころで、ああいうのを爛漫というのね。ほんとうにみごとに咲き匂っていた。風もないのに、はらはらと花びらが落ちてきて、眠たいように静かな春の日だった。私と弟は、散ってくる花びらを受けとめ、糸を通した針で一枚一枚つないでいきました。「これはお母さんの分」「これはお姉さんの分」って、首飾りを作っては箱に入れて・・・・・。
熱中していたら、突然、背後から弟がものすごい声で泣き叫ぶのが聞こえたんです。びっくりして振り返ったら、大きなアメリカ兵ーー確か九人いましたーーが立ちはだかっていて、真ん中の男が、弟をたかだかと抱き上げていた。弟は顔を引きつらせて泣いていました。
怖かった、ものすごく。でも逃げられないじゃない、弟を置いて。
それからのことは、空白なんです。具体的なことは何もおぼえていない。痛かったとか苦しかったとか、そういう記憶もぜんぶ、抜けちゃってるのね。どのくらいの時間だったかもわからない。人間ってうまくできていて、いちばん深い記憶は忘却するようにできているんだと思う。
おぼえているのは、そうね、春の白い雲と、降りかかってくる桜の花弁が、なぜかあたたかく感じられたこと。それから、アメリカ兵のカーキ色の制服の袖についていた、馬の首をかたどったワッペン。それだけは、いまも鮮明に心に焼きついています。』
梯久美子著『昭和二十年夏、女たちの戦争』(2010年角川書店)のなかの吉武輝子談より
お鍋か釜のように見えるパーツの根元部分ですね。

さらに、その横にある手羽元のような部品がレールとなって釜がスライドすることで砲身が上下します。

手羽元に溝を切って、その中をスライドさせるように加工しました。
『桜はちょうど満開のころで、ああいうのを爛漫というのね。ほんとうにみごとに咲き匂っていた。風もないのに、はらはらと花びらが落ちてきて、眠たいように静かな春の日だった。私と弟は、散ってくる花びらを受けとめ、糸を通した針で一枚一枚つないでいきました。「これはお母さんの分」「これはお姉さんの分」って、首飾りを作っては箱に入れて・・・・・。
熱中していたら、突然、背後から弟がものすごい声で泣き叫ぶのが聞こえたんです。びっくりして振り返ったら、大きなアメリカ兵ーー確か九人いましたーーが立ちはだかっていて、真ん中の男が、弟をたかだかと抱き上げていた。弟は顔を引きつらせて泣いていました。
怖かった、ものすごく。でも逃げられないじゃない、弟を置いて。
それからのことは、空白なんです。具体的なことは何もおぼえていない。痛かったとか苦しかったとか、そういう記憶もぜんぶ、抜けちゃってるのね。どのくらいの時間だったかもわからない。人間ってうまくできていて、いちばん深い記憶は忘却するようにできているんだと思う。
おぼえているのは、そうね、春の白い雲と、降りかかってくる桜の花弁が、なぜかあたたかく感じられたこと。それから、アメリカ兵のカーキ色の制服の袖についていた、馬の首をかたどったワッペン。それだけは、いまも鮮明に心に焼きついています。』
梯久美子著『昭和二十年夏、女たちの戦争』(2010年角川書店)のなかの吉武輝子談より


よく、ティラノサウルスがのっそのっそと
歩き回っていたかのような描写がされますが
嘘くさいなあと常々疑問に思っています。
怪獣映画を真に受け過ぎじゃないの?と。
生体力学的研究の結果、尻尾を地面に付けず、体をほぼ水平に延ばした姿勢だったそうですが、
それにしても頭部の大きさをしっぽでバランスをとるにはまだ無理があると思えます。

生体工学的に走ることができないと発表した学者さえいること、
下腿部の比率が大きいこと、
大きな頭部とアゴが主な武器であること、
小さな前足、
立体視ができる数少ない恐竜であること、
などから想像するに
普段はカエルのように伏せてしゃがんだままでほとんど動かず
獲物が目の前を通ったときだけ
ビヨーンとカエル跳びし、ガブッと噛み付くような
捕食生活だったと思うのですが。
さて、放置中のB-4ですが、
複雑な構造体であるため、塗りながら組み立てています。
仮組中
塗り分け、および部分的には三層の「多重塗装」。

砲身も「塗分け法」にて、部分的に少しずつ色を変えています。

拡大して見ると、オーソドックスによけいな事をしない方が
リアルに見えると再認識しました。

もちろん、ここのところコテコテと塗りまくっているのは
リアルに見せたいからではなく、模型として印象的に見せたいからです。
リアリズムから印象派への転向か!?と
自分でも思ってしまうくらいですが、手法としては押さえておきたいのですね。
どうにも外人さんの作品が魅力的に見えるのですもの。
歩き回っていたかのような描写がされますが
嘘くさいなあと常々疑問に思っています。
怪獣映画を真に受け過ぎじゃないの?と。
生体力学的研究の結果、尻尾を地面に付けず、体をほぼ水平に延ばした姿勢だったそうですが、
それにしても頭部の大きさをしっぽでバランスをとるにはまだ無理があると思えます。

生体工学的に走ることができないと発表した学者さえいること、
下腿部の比率が大きいこと、
大きな頭部とアゴが主な武器であること、
小さな前足、
立体視ができる数少ない恐竜であること、
などから想像するに
普段はカエルのように伏せてしゃがんだままでほとんど動かず
獲物が目の前を通ったときだけ
ビヨーンとカエル跳びし、ガブッと噛み付くような
捕食生活だったと思うのですが。
さて、放置中のB-4ですが、
複雑な構造体であるため、塗りながら組み立てています。

塗り分け、および部分的には三層の「多重塗装」。

砲身も「塗分け法」にて、部分的に少しずつ色を変えています。

拡大して見ると、オーソドックスによけいな事をしない方が
リアルに見えると再認識しました。

もちろん、ここのところコテコテと塗りまくっているのは
リアルに見せたいからではなく、模型として印象的に見せたいからです。
リアリズムから印象派への転向か!?と
自分でも思ってしまうくらいですが、手法としては押さえておきたいのですね。
どうにも外人さんの作品が魅力的に見えるのですもの。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用


ピットロードの B-4は、トランぺッターのOEM。
エッチングパーツに思いっきりトランぺッターと書いてあります。
ポリ袋や成形色、プラの材質がトランぺッターそのものです。
モノクロームのチェンタウロも、たしかトランぺッター製。
そういう商売の仕方もあるんですね。
さて、ウルトラホーク3号のような203ミリ砲の砲身です。
塗装の特徴は「ツヤ」。
やはり大砲はツヤが欲しいですね。
ハイライトの輝きで丸みが強調され、表面の微細な凹凸もあらわにするので結果的に情報量が上がります。

下塗りにおいて、砲身は、原点の技法に回帰し、ただのシルバーで塗りました。
スリーブはアイアンです。

基本塗装色は明るめに調色したタミヤアクリルのグリーン系です。

大げさなチッピングを入れるのでなければ、剥離材はまったく不要です。
いつでも小さなチッピングを入れることが出来ます。
乾燥してからタミヤウエザリングマスターのグリーンで色むらを加え
全体を撫でこすり(ナデナデ法)ツヤを加え
同時に塗装の密度感(と、硬度)を上げます。
ついでに、油彩のバーントアンバーにてうっすらとピンポイントウォッシングして仕上げました。
タミヤウエザリングマスター(簡易ドライブラシツール)は基本的にダメですね。
ドライブラシという技法がダメな理由も同じだと思いますが
塗ったときの「ぶつぶつ感が、スケールに合わない」のです。
つまり1/35の塗料で塗られた塗装としては「粒子感が大きすぎる」のです。
タミヤアクリルのつや消しが、塗りっぱなしでは1/35に見えないのと同じです。
なでなでして、表面をやや平滑にすることでスケール感が出てきます。
塗料として使用する場合は、何らかの対策が必要です。
汚れとして使用する場合は、このかぎりではありません。
ところで、みなさんの大砲はお元気でしょうか。
大砲とサヤの意外な関係をご紹介します。
エッチングパーツに思いっきりトランぺッターと書いてあります。
ポリ袋や成形色、プラの材質がトランぺッターそのものです。
モノクロームのチェンタウロも、たしかトランぺッター製。
そういう商売の仕方もあるんですね。
さて、ウルトラホーク3号のような203ミリ砲の砲身です。
塗装の特徴は「ツヤ」。
やはり大砲はツヤが欲しいですね。
ハイライトの輝きで丸みが強調され、表面の微細な凹凸もあらわにするので結果的に情報量が上がります。

下塗りにおいて、砲身は、原点の技法に回帰し、ただのシルバーで塗りました。
スリーブはアイアンです。

基本塗装色は明るめに調色したタミヤアクリルのグリーン系です。

大げさなチッピングを入れるのでなければ、剥離材はまったく不要です。
いつでも小さなチッピングを入れることが出来ます。
乾燥してからタミヤウエザリングマスターのグリーンで色むらを加え
全体を撫でこすり(ナデナデ法)ツヤを加え
同時に塗装の密度感(と、硬度)を上げます。
ついでに、油彩のバーントアンバーにてうっすらとピンポイントウォッシングして仕上げました。
タミヤウエザリングマスター(簡易ドライブラシツール)は基本的にダメですね。
ドライブラシという技法がダメな理由も同じだと思いますが
塗ったときの「ぶつぶつ感が、スケールに合わない」のです。
つまり1/35の塗料で塗られた塗装としては「粒子感が大きすぎる」のです。
タミヤアクリルのつや消しが、塗りっぱなしでは1/35に見えないのと同じです。
なでなでして、表面をやや平滑にすることでスケール感が出てきます。
塗料として使用する場合は、何らかの対策が必要です。
汚れとして使用する場合は、このかぎりではありません。
ところで、みなさんの大砲はお元気でしょうか。
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