fc2ブログ
戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
88mm砲製作完了(習作)
88ミリ砲これにて投了です。
ゼブラ2
素組なので、拡大して見るには情報量不足。
ゼブラ4
ヘアスプレー法の習作として作りましたが、その効果については限定的な評価しかできません。
それほどコントローラブルでないし、剥ぎ取りが容易でもないと感じました。
大規模な剥がれが必要な場合を除き、通常の多重塗装(ラッカーonアクリル)で対応可能と思います。
適材適所で利用したらよいですね。
ゼブラ3
今回は一般的な方法を踏襲してアクリル塗料を車体色に使いました。
アクリル塗料の粘土状の塗膜(ざらついて粉っぽい)がぴったりくる場合もあるでしょうが、エナメル塗料の硬度のある塗膜もまたちがった味が楽しめると思います。
エナメル塗料はウエザリング用で、車体塗装に使われないのが最近の傾向ですが、かつて使った経験では(パクトラ時代の古い経験ですが)、パリッと割れるような剥がれが再現できていました。
エナメル塗料を使ったヘアスプレー法も一度試したいですね。
ゼブラ1
最後に色について。
油彩で多少サビを入れたり、スポンジチッピングをしましたが、それ以外では極めてシンプルです。
ベースの錆止め塗料の色は「赤」プラス「白」。
車体色は「白」プラス「黄色」。
タイヤは「黒」プラス「バフ」。
6色だけで構成しています。
汚く感じられがちなのに、それほど汚くないのは混濁した色を排除したシンプルな配色のせいではないかと思っています。
スポンサーサイト



接地するって素晴らしい
「タイヤもの」でキモとなるタイヤの接地は、様々な要因のうえに成り立つので難しい。
フレームのしなり、タイヤ接地面の角度、車軸とハブの取り付け剛性、タイヤの回転、ステアリング機構のあるなし、etc・・。
今回は全輪ダブルタイヤというところに難しさがありました。
シングルタイヤよりも接地面の角度決めをシビアにしないと、すぐに浮いたように見えてしまうのです。
接地はたいへん
接地面を作り出すためにタイヤは削ります。
タミヤの88ミリ砲は、ポリキャップと同じような材質の軟質プラスチック製です。これはゴムよりも削りやすいので、粗めのヤスリでガリガリとやりました。
削りカスのぴらぴらを取り除いた後、溶剤(今回は「カシューうすめ液」というものを使用)を含ませたティッシュで擦ると表面の荒さがとれてスベスベお肌に。

大きな構造部品の最終段階で(塗装も済ませて)タイヤは取り付けますが、車軸が折れたり、接地面を再びカッターで削ったり、溶剤で溶かしたりと、かなりすったもんだしてようやくできあがりました。

塗装はタミヤアクリルのバフとフラットブラックを混ぜたものにて。
色は全体との調和を考えて選択しています。
タミヤアクリルにはブルー系のグレイはたくさんありますが、それだと対比として作用すると思いました。
対比でも調和でもよいのですが、そのときの作品の主題にマッチするほうをその都度、選択すべきでしょう。
タイヤの色
タミヤアクリルでは塗膜が弱く、軟質樹脂のタイヤに役不足のようです。
ちょっと触れただけで、あちこちに剥がれができています。
塗装を変更するかもしれません。
わずかずつの進行
88ミリ砲、現在ここまできました。
スタート88

それでは、続きをどうぞ。

≫≫≫ [わずかずつの進行] の続きを読む                            
つくりだされた緊張
かつて一度だけ「ヘアスプレー法」を試みましたが失敗でした。
当時はエアブラシを持っておらず、
筆塗りと、ヘアスプレー法は相性がよくなかったのです。
すなわち、
アクリル塗料をヘアスプレーの上に筆で物理的な圧力を加え塗りつけることにより、ヘアスプレーと混濁したのだと思います。

したがって、今回が再チャレンジであり正式なヘアスプレー法の試みとなります。
さっそく、洗面台の扉の中からヘアスプレーを拝借いたします。
さっさと吹き付けて、何食わぬ顔で元に戻しておきます。
これでどうだ1
ヘアスプレーを吹いた状態はかなりべたつきますね。
念のため数日乾燥させてから、基本塗装色を吹き付けました。

ここで使用した色は、「フラットホワイト」+「フラットイエロー」だけで調色したダークイエローという名称の色です。
つまり実際の色は、クリーム色近似色になっています。
強調したいのは、このような明るいダークイエローを使うことは、たいへんに重要なことだということ。
タミヤのダークイエローのような色を使うと最悪な結果になるということ。
これでどうだ2

乾燥させたのちに、基本塗装を剥がしにかかります。
先を研いでガタガタにした竹串の腹をあてて、転がすようにしてみたり、押し当ててずらしてみたりしながら、少しずつ剥がしていきました。
強い圧力をかけているのがポイントです。(ただ、これだと繊細なパーツには無理がかかります)
これでどうだ3

皿洗い用のスポンジの硬い方を使ってみたりもします。
乾燥した状態だと、塗膜も硬化しているようなので、30分以上水に浸けてからやったほうが、圧力要らずで楽にできるようです。
これでどうだ4

あれやこれやとやってみながら、じゃんじゃん剥がした途中経過がこれです。
この色のハーモニーどうよ? と思います(笑)。
これでどうだ5
アバディーン博物館の車両は、もっと筋状に見えるように剥げています。
塗装を刷毛塗りしたために、塗料の濃淡が刷毛目として残っているのだと思います。
それゆえに、剥げ方がなんとなくスピード感を感じさせるのですね。
その部分までをうまく再現してあげられれば満足なのですが。




これまで多くの間違った情報が意図的に作り出され流されてきました。
それゆえ、中国が攻めてくるとか韓国が攻めてくるとか、北朝鮮が攻めてくるといった不安から、安保法制に正面から反対できないでいる人たちが大勢いるのですね。

佐藤 そもそも日本に最初から100%の自信があれば、あそこに港や灯台もとっくに建造しているはずです。
何もないということは、外交的に見れば何かいわく付きの土地だということになります。
これはどの外務省関係者に尋ねても全員同意するでしょう。
 それにマスコミは隠していますが、尖閣諸島の一部はまだアメリカの「領土」です。
久場島・大正島は米軍の射爆撃場となっています。
実際は20年ほど使っていませんが、まだ日本に返還していない。
つまりアメリカの「領土」です。
 尖閣諸島問題は、日本が必要もないのに国内的な事情から人為的に緊張をつくり出しているというのが国際社会の見方です。
日本は世界秩序のかく乱者のように見られています。』

副島隆彦・佐藤優著 『崩れゆく世界 生き延びる知恵』(2015)日本文芸社より。






ちりめん塗装
余った四号戦車の砲塔を使い
習作として、いろいろ塗装を試してみました。
その過程の中で一箇所、面白いものができたのでご報告いたします。
ちりめん

塗装の表面がシワシワになるちりめん塗装に似た表現ができました。
シュルツェンの表面がちょっと凹凸ができているでしょう?
ちりめん塗装2
シワのでき方には部分差があり、激しくできるところとできないところがあり、下層の塗装の種類によって変化しているのではないかと仮定しています。
どの種類の塗装にがもっとも激しいシワを生じさせるかはこれからの検証が必要です。

ところで、どのようにすればシワができるのかというと、
タミヤセメントのサラサラタイプを塗ってみたらこうなりました。
あまり大量に塗らないなどのコツも必要かもしれませんね。
ちりめん塗装1


砲塔全体としては「抽象化」の方向を模索していたようです。
いたようですっていうのは、自分でもよくわかっておらず試行錯誤を続けていたから。
サビそのものの有り様をそのまま再現するのではなく、それを抽象化した表現で提示するのです。
サビているのだなと認識はするのだけれど、細部までよくよく覗いてみた場合には、それほどリアルではない文様がたち現れてくるといった状態です。
抽象化
88ミリ砲下塗り
ホワイト、モンツァレッド、ブラウンを混合してエアブラシにて下塗り。
複雑な構造体だとエアブラシでも筆塗りとほぼ変わらないくらい時間がかかります。
ただ、ラッカー塗料の場合、乾燥が早いので筆塗りだと塗料皿に調色した塗料がどんどん濃くなりますので、時折、溶剤を加えることが必要です。
夏になって気温が高くなるとますますこの傾向は強まりますね。

エアブラシの欠点はどうしても肺に塗料が入るような気がしています。
ナウシカになりきり、「少し肺に入った」と言う場面ですね。

青春の通過儀礼
タミヤの88ミリ砲を初めて組みました。
カタログを眺めるばかりで購入することなく今日まできてしまい、なんとなく通過儀礼をパスしてしまっていたような心残りがあったのでした。
今日的にはノスタルジックなこのキットをもしガンプラしか知らない若者が組めば少々驚くかもしれない。
甘酸っぱいというよりも、かなり酸っぱいと感じるだろうから。
88ミリ砲1
ほぼ素で組みましたが、なくしてしまった部品と砲身の上下に対応して可動するシリンダーは作り直しました。
88ミリ砲2



『 ベトナムの帰還兵たちが、精神的に荒れてふつうの社会生活に適応できずに、犯罪とかかわったのはよく知られていることだ。帰還兵だけに限ったことではない。
 前にも話したことだけれど、戦争と死刑は「場合によっては人殺しをしていい」という考えにもとづくものだ。徴兵された若者たちは、軍隊でその考えを叩き込まれ、戦場でそれを実行し、そうして運がよければ故郷に帰ってくる。「場合によっては人殺しをしていい」という考えを持って、帰ってくる。戦争を支持し、彼らを受け入れる社会とは、その考えをも受け入れる社会である。その考えが広がりしみこんでゆく社会である。状況によって、その考えが、個人的な正義や欲望を果たすためのバネになるのは、簡単なことだろう。』

中山千夏著 『ヒットラーでも死刑にしないの?』(1996)築地書館 より



九四式六輪自動貨車の完成
94全体1
光の方向を明らかに定めて塗るようになりました。
これまでは半信半疑な気持もありましたが、
この作品で確信したことがあります。

「人は同時に多方面から見ることは出来ない」

ということです。
光の当たる側と陰側を同時に見ることは発生しないので、塗り分けた表現をしていても何の問題もないではないかと天の啓示のように悟ったのです。

(むしろ、片面だけを見て裏側まで想像できてしまうような作品こそ、退屈である)
(反対側まで見る意味があるのか)

ここまで言うと語弊がありますし、物議を醸してしまいそうですが、まあ、本音です。
(言っちゃったよ、オイ)
≫≫≫ [九四式六輪自動貨車の完成] の続きを読む                            

テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用

九四式六輪自動貨車
数カ所の工作的修正をいれて、およそ完成に近付きつつある九四式六輪自動貨車。
どこに向かい、何を目指したのか、はっきりと自覚していたわけでもなく、ただ、「こうしたら面白いんじゃないか」というひらめきによる感覚的な対処で進めてきました。
結果は意外と満足しています。
九四式六輪自動貨車

『一方で、自分と異なるシステムを把握し、それの中で自己をコントロールできる能力を養い、それを通じてより一般性の高い「知性」を養うことは、可能な限り多くの人間が身につけるべき「高等な」能力である。
もちろん、小学校で教わる「読み・書き・そろばん」だけでも人間は最低限の文化的生活ができるが、多くの情報の中から必要なものを合理的に取捨選択し、自分、そして社会の利益のためにそれを活用するためには、「抽象化」を含む高等な能力があることが望ましい。
これはすべての人間に当てはまる。
要は、どう生きるにせよ、賢い方がいいのだ。
賢さは、その意味で普遍的な能力である。
正規教育で扱うべきはそういう「普遍性ある能力」であって、末端の現実的な技術はそれぞれ個人がその性向と才能に基づいて選択すれば十分である。
 特に、民主主義社会では、抽象化を含む知的能力は理念的に極めて重要である。
書生論という向きもあろうが、原理に立ち返ってしっかり考えてもらいたい。
民主政治は、統治権を国民の手に委ねる政治形態である。
少数の人間の意志だけで政策が決定できる専制政治や絶対主義に比べれば、民主主義は極めて不効率だ。
かの英国首相Winston Churchilはこう言っている。
「民主主義は最悪の政治制度だ。これまでにあったすべての政治制度を除けばだが」。
だが、国民のコンセンサスを得て物事を前に進めることが、統治主体でありかつ統治される側でもある国民の最大幸福につながるというのが、民主主義の理念である。
 ただし、それにはひとつ重大な前提条件がある。
それは、決定権を持つ国民が決定されようとしている事項を正しく把握し、それに対して単なる感情や利害関係を超えて、冷静な判断力に基づいて意志を決定できる、ということである。
これが成り立たない限り、民主主義は仏作って魂入れずの状態になる。
そして、この時に必要な物事を正しく把握する能力、そして冷静で客観的な判断を下す能力を住民に得てもらうべく行なわれているのが学校教育なのだ。
この「把握し、客観的に判断する」のに最も必要な能力が抽象化であることは言うまでもない。
だから、大げさなことを言えば、民主主義の理念と精神を実現する一手段として、「英語」という科目があるといっても過言ではないのだ。』

『キミは何のために勉強するのか 試験勉強という名の知的冒険2』富田一彦著 大和書房(2012)より

テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用

汚さの美しさ カラーコンビネーション
偶然に、ハッとするような表現に出会うことがあります。
汚くしているのになんとなく惹かれてしまう表現。
おそらく色の組み合わせが良かったのでしょう。
オレンジとブルーがかったグレイの組み合わせがとてもマッチしています。
荷台背景がブルーのため写真ではイマイチ

してみると、すべての汚しでカラーコーディネイトし、
不協和を起こさない色の組み合わせ、さらには美しささえ演出するコンビネーションを取り入れれば
格段にセンスアップした作品に仕上がるのではないでしょうか。

これで「模型道を極めるためにカラーコーディネイターの資格もとりました」って言えれば誰だってホンモノだ!と思ってもらえるでしょうね。

ヒストリカルフィギュアのペインティングなどカラーコーディネイトのセンスがよりダイレクトに問われるように思います。

テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用

2013現在、世界に何人?
発売直後からバックグラウンドでコツコツ手を入れていた九四式六輪自動貨車。
例のごとく、サスもいじっています。
当然、タイヤもいじっています。
トラック1
≫≫≫ [2013現在、世界に何人?] の続きを読む                            

テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用

習作 35(t)戦車完成
『ミレーの作風は写実である。
写実はどこか深い精神性と結びついている。
では抽象画は精神性と結びついていないのか、といわれそうだ。
芸術はすべて精神性の表現である。
が、ことに写実画はその奥に宗教的なものを秘めているように思う。
写実画は物の表現をリアルに観察し、リアルに表現していく手法であるが、このような外面の表現がそのまま内面の表現になっていくのである。
表層を描きながらその内部の深奥に迫っていくそのプロセスに画家は宗教的なものに出合う場合がある。』

横尾忠則著『名画感応術』光文社文庫より

完成35t4

この作品には、なにもない。
結局またつまらんものを作ってしまったという気がしています。
≫≫≫ [習作 35(t)戦車完成] の続きを読む                            

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

エニグマ完成
エニグマ完成しました。
もったいつけた割りには、たいして良くないんです(笑)。
エニグマ3

リアリティをテーマとしていないので、細部を拡大してもいまひとつ。
キャタピラを別売りに替えると3%ほど良さが増すのですが、今回は上から見てもらうことが主眼です。
エニグマ

やはり少し距離をとって上から見る作品と言えるのではないでしょうか。
エニグマ2

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

さらに完成直近、エニグマ
最後に、上面にブルーを入れました。
乾燥待ちです。
さらに直近エニグマ
これで終わりでも良いのですが、「ブルーのところにわずかに白を入れたらどうなるのか?」と思いはじめまして・・・。

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

完成直前、エニグマ
ほぼ完成エニグマ

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

エニグマの誘惑
娘に見せたら一言、「白いね」って。
写真にするとあれなんですが、実物はそんなに悪くないと思うのです。
エニグマの誘惑
個人的には「じつに面白い!」。
いままでこんな塗り方したことありませんから。
≫≫≫ [エニグマの誘惑] の続きを読む                            

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

エニグマが生きている
エニグマが生きている
≫≫≫ [エニグマが生きている] の続きを読む                            

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

このミニバンは強い
このミニバンは強い
≫≫≫ [このミニバンは強い] の続きを読む                            

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

習作 FORD CMP FAT-2
fordcmp1
≫≫≫ [習作 FORD CMP FAT-2] の続きを読む                            

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

完成間近 35t戦車
完成間近35
≫≫≫ [完成間近 35t戦車] の続きを読む                            

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

copyright © 2005 戦車模型 AFV fun all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.