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戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
L70(A) 木漏れ日表現、完成
スポッティサンライトモジュレーションにトライした四号駆逐戦車 L70 (A)、長らくすったもんだしましたが、これにて完成といたします。
木漏れ日L70a
三色迷彩のモジュレーションは、予想されたこととはいえ、複雑でした。
今にして思えば、あらかじめ調色した色を完璧にそろえておけば、まだしもシンプルに塗れたのではないかと思われます。

『 つまり、バリエーションや色合いを十分に考慮し、事前に混色したグラデーションをパレット上に用意していたのです。
1820年代に作られたスイスの画家の手順書では、パレット上のグラデーションをピアノの鍵盤のキーになぞらえていました。
ジェームズ・アボット・マクニール・ホイッスラー(James Abbott McNeil Whistler) は、色の準備に1時間かけていたと言われています。
ウジェーヌ・ドラクロワ(Eugène Delacroix) の助手は、師匠のパレットを用意するのに数日間かかることもあったと書き記しています。』

ジェームズ・ガーニー著 『カラー&ライト リアリズムのための色彩と光の描き方
ボーンデジタル(2012)より



デジカメをややコントラストの強い設定で撮影すると、より木漏れ日らしく見えます。
では、もっとベースは暗く塗れってこと?
木漏れ日表現ラング
これは次回作での検討課題といたします。

また、スポットハイライトの部分は、最初は小さく塗っておくべきだとわかりました。
塗っていくうちに、だんだんと拡大していくのです。

側面のシュルツェンは逆スラントなので、すべて陰側となります。
木漏れ日迷彩


最後に尾灯など手を入れましたっていうだけの写真。
木漏れ日表現ラング後ろ
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ランランラング♪

『個々のアーティストがその個をまっとうすることによって、真実があらわれる』
             by ジョージア・オキーフ


見えてきた! もうすぐ完成です。
ランランラング
意に添うものが出来るか、出来そうなのか、あるいはまったく出来ないか、それによってわたしの中で希望と失望が行き来するのです。


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ラメ入り塗料の活用法を模索する
書き忘れていましたが、アルケットのラングの排気管には、ラメ入り塗料、すなわちマニキュアを使用しています。
アルケットラング排気管

100円ショップで購入したのは下の2本。
ダークな方とシルバーの大きめのラメ入り。
ネイルカラービン

今回使ったのはダークな方で、レインボーカラーに反射する繊細なラメが入っています。
ネイルカラー
これ、ラメ成分だけを抽出して、他の色に混ぜて使うことができるとおもしろいと思うのです。
どなたかトライしたら、教えてくださいね。



それにしても、このビデオクリップは何度見ても素晴らしい。
原題『第9中隊』(邦題『アフガン』)の良いとこだけを集めて、最高の音楽と組み合わせたものです。
戦場の悲惨さが切々と伝わってきます。

Apocalyptica VS 9 POTA

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投了(ギブアップ)寸前アルケットのラング
打つ手が見つからず、行き詰まったところが自分の限界なんですね。
いつもは、考え抜いてなんとか打開策をひらめくのですが、今回は・・・
l70a5.jpg
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アルケットのラングその後
l70a002.jpg
シュルツェン架を取付けたところ。
ドラゴンのキットの再現は、下すぼまりの斜め取付けなんですね。
それが正解なのでしょうが、あらためて再認識しました。

シュルツェン架を取付ける前には、キャタピラも巻きました。
キャタピラの上辺は決してsin派ではなく、連続富士波形であると主張したい部分。
とすれば、押さえるべきポイントも自ずから決まります。
l70a001.jpg

網シュルツェンを取付ける前に、裏面からレッドプライマー色を缶スプレーで吹いたのですが、目詰まりしてひどい目に遭いました。
l70a003.jpg
敗色濃厚な木漏れ日表現
ちょっと失敗してしまった感もあり、停滞中のL70(A)です。
敗色濃厚
スプレー&マスキング法が、簡単で失敗の可能性が少なくなるのはうすうすわかっていましたが、まあ、仕方ないでしょう。
あきらめずに、やれるところまでやるしかないです。

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木漏れ日の実際と実践開始
森の中にいる三号戦車の実際の写真がありました。
木漏れ日94
スプロケットや地面には明らかな木漏れ日が見てとれますが、
シュルツェンのところとなると、迷彩とごちゃまぜになって何が何だかよくわからないのです。

いちばん明るい部分が陽の当たっているところと考えてよいのかしらん?

訳が分からなくても塗り始めます。
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木漏れ日
暗くなるよう塗るのは簡単だが、
途中から明るくするのはむずかしいといわれます。
(ウエザリングをすれば、知らず知らずのうちにもだんだん明度は下がりますね)

ですが、これまでの経験から「いったん暗くなったものはもう明るくはならない」ような気がしています。
塗料の隠蔽力では、100パーセント下地の影響を排除することができないというのが結論です。

スポットライトの当たった部分だけ、盛り上がるかのように厚く塗料を重ねれば
なんとかなるかもしれませんが、それではリアリティに欠けましょう。

全体をアイアンで塗ってしまっては、のちに問題が起きそうな気がしますので
木漏れ日のイメージを練習するつもりで、アイアンを部分的に剥がしてみました。
木漏れ日
まあ、ヘタなんですが、イメージとしてはこんな感じです。
これからの塗装を通じて
明暗差のコントラストを強くして、
上面をくっきり、側面をぼかしぎみにして
日が射している感じを実現できれば成功なんです。

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大方の方向性が決まる初手
囲碁でも将棋でも初手にものすごく時間をかける試合があります。
素人目に「持ち時間が減るのに、いったい何をやっているんだろう」と思っていましたが、だんだんとその意味が実感としてわかるようになりました。

塗装でも、様々な方法を試して経験値があがると、
だいたい先が読めるようになってきます。
後の展開が、最初にどう塗るかでかなりの部分が決まってくるところがあり(もちろん、それがすべてではありませんが)、塗る前の段階であれこれと考え込むのです。
キットを手に持ちながら、あちこちの方向から何時間も眺め回し、
最後にため息をついて「ふー(今日は塗るのやめとこ)」って、
バカですねーー(笑)。

最終的にたどりついたのは、無難にアイアンで塗るという平凡な初手。
初手l70a
日陰に駐車している車輌なので、基本的に全体の色は沈みがちでかまいません。

車体下部側面は、シュルツェンに隠れるため重要性が最も低い部分となります。
ハルレッドやハルレッド+レッドなど、暗めの色で塗りました。
下地のアイアンとの相乗効果でかなりダークな色合いになっています。
l70a車体下部

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スポッティサンライトモジュレーション
「木漏れ日変調」というものをかねてより夢想していました。
森の中にたたずむ戦車に、木漏れ日がスポットライトのようにあちこちに明るい斑点をつくっているような塗装です。

問題はそれをどうやって実現するかということです。
日陰を想定して、ダーク基調の三色迷彩をベースにコントラストの高いあかるいスポットを配していく。
明るく塗って、木漏れ日をマスキングしダークな色を被せていくのか?
ダークな色で塗ってから、木の枝や葉っぱでマスキングし、ホワイトをスプレーするか?
エアブラシなしで、やわらかな日差しを再現できるのか?
これだ!と確信が持てるような方法が見いだせないままにやってみようかと思います。

題材は旧キットのドラゴンL70アルケット。
スマートキットやトライスターのキットがある現在、もはやテキトーな再現性で存在価値の薄れたキットです。
気楽な気持で塗装するにはもってこいでしょう。
バックグラウンドで組んでいましたが、ちょうど塗装できる工程まで達しました。
アルケットL70-2

アルケットL70-3

アムロ、行きます!!

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