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戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
実存
白立ち上げの塗装では、手に触れて上塗りの色がこすれ落ちたりする場合、当然ながらエッジが白色で現れてきます。
これがなんとなく実存感をそこなう雰囲気なのです。
もちろん、水彩画のように淡い色彩で浮遊感をもった仕上げにすることも面白味のひとつですが、今回はもうちょっとしっかりした「ある」感が欲しいと感じました。
それゆえ、OVM取り付け金具を改造したのを機にシルバーで各所を塗りました。
ボルトの頭やエッジ、突き出ているところなど。
金属感4号対空戦車
上がっていた完成度がまた振り出しに戻ってしまいました。
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南アフリカに勝利する偉業
先日、ラグビーの日本代表が、南アフリカ戦で勝利しましたね。
歴史的偉業との見出しも踊りましたが、ラグビーのことをよく知らないわたしは今一つピンとくるものがありませんでした。
ところが、誰かが書いていたフラウ・ボウがボールに乗って、シャアの駆るジオングを倒したようなものという記述を読んでやっと腑に落ちました
これはすごいことだ!と。
それからネットを読み漁りました。

『南アフリカと言えば、世界に冠たる巨人国だ。他を圧する雄大な体格でボールを奪い、密集を制圧し、試合を支配する。世界王者・ニュージーランドと互角の対戦成績を残してきた唯一のライバルであるもうひとつのラグビー王国。ワールドカップでは2度の優勝を飾り、過去4敗しかしていない。』
『南アフリカは今世界ランキング3位で、たった8チームしか南アフリカを負かしたことはなく、それらの国も過去100年に1~2度レベルの話だ。』

『日本代表は、過去7度行われたすべてのワールドカップに出場してきたものの、勝利は1991年大会でジンバブエから奪った1勝のみという、世界ラグビーでは弱小国に甘んじてきた国だ。』
『歓迎式典で上映された過去のW杯での日本の映像について「ゴミ扱いされた」。式典で流された日本の映像は過去のW杯を振り返るもの。1勝しかしていない日本の敗北の歴史を物語っていたが、司会者は「素晴らしい映像」と“称賛”し「もう一度、見たいですか」』
『日本は24年前に1度勝ったことがあるだけ』

過去の実績など関係なく、前に進んでいく意思、強い心、あきらめない勇気が大切なんですね。
ラグビーは番狂わせのないスポーツだということですから、結果に見合う準備をきちんと積んできたということでしょう。
感動しました。
わたしがユーロミリテールでベストオブショウを取るのも夢ではないかもしれないと思わせてくれる出来事でした。
勢い付く四号対空戦車
ホルベインの油絵の具「ピンクブラウン」という色は、チューブから出した色は全き焦げ茶色なのですが、うすく塗り広げると彩度の高いクリアオレンジのようになる不思議な色です。
これを使ってあちこちにピンフィルターをかけています。
88mm砲 on 4号戦車車体
さまざまな色をさらに追加しています。 追加しながら、その方向性としては現実感、つまりリアルであるように塗っています。
これは、見たこともない作品を作るという目標に沿った行動ではないではないか?と自問自答します。
いや、やはりある程度の現実感は必要だ。そのうえで目新しい表現手法を加えた新感覚の(当社比)作品にしたいのだ!と。
う〜ん、それを言うなら最初の段階がもっとも見たことのない作品に近かったかな。
手を入れれば入れるほど、いつもの作品に近づいていく・・・・。
4号対空進む
淡き階調の車両
4号「対空戦車」と思って作ってますが、もしかして対戦車戦闘用?

ペトロールで薄めた油彩にて、あいかわらずどんどん(チマチマと)塗り重ねています。
自分の見たこともないものを作るというのは、目標がはっきりしないだけにむずかしい。
なにせ「見たこともない」のだから。
東大生のアホ2
そのときそのときに、化学変化のようにたち現れる色の変化(へんげ)を、これはよし、これはまずいと逐次判断しながら組み合わせの妙を見つけます。

汚くなって失敗したところもあります。
写真には写ってませんが車体下部とか(笑)。
東大生のアホ
みち
88ミリ砲は、まず全体をホワイト(フラットホワイト)に塗り、その後、油彩をペトロールで薄めて水彩画のように薄く色をつけます。
水彩のごとく6
一度に濃い色をのせてしまうと、明度が下がるため、そこに用心しながら恐る恐るかぶせていきます。
乾燥させて、さらにもう一度。
水彩のごとく7
白いプラ板でディテールアップした細かいパーツは、野外などで撮影した場合、光が透過してしまう危険があります。
そうなるとプラモデル感ばりばりになってしまいますので、危険部位はシルバーを塗り足しています。
水彩のごとく8

現状では、水彩がごとく情緒的で、白っぽく明るく妖精のごとくはかなげな雰囲気もまとっています。
水彩のごとく9
さあ、ここからどんな風にもっていくか?
車体と砲の明暗のコントラストをさらに強調するか、砲の色味を変えて後付け感を出すか、あるいは一体化させるか、色をもっと強くのせて実体感を出していくか、etc・・・。




『 反日感情が高まっているとメディアがしきりに報じていたので、僕らも多少緊張しながら韓国の街中でロケをした。
 ところが、交わす言葉はもちろん日本語で、すぐに日本人だと分かる状況でも、道行く韓国の人びとはいつもと変わらず、険悪な場面などは一度もなかった。
 このMVは日本国内でもロケをやっているが、日本で撮影しているときの方が、あれこれクレームをつけられる機会が多かった。撮影中、「韓国の方が撮影しやすかったな」と思ったほどだ。
 メディアが流しまくった日中韓対立というニュースも、結局は政治対立を煽って私生活の鬱憤を晴らしたり、利権を拡張したりする人たちが押し売りする歪んだ認識によるものでしかないように思う。
 圧倒的多数の韓国人、中国人、日本人は政治利権とも国家主義パラノイアとも関わりなく、いつもと同じようにご飯を口に運び、いつもと同じように仕事に出かけ、いつもと同じように仲間と一杯やって帰ってくるという平穏をこよなく愛している。』

須藤元気著 『やりたい事をすべてやる方法』(2013)幻冬社より。




中間考査
塗装の剥がしを継続中ですが、なかなか手こずっています。
中間考査
手こずっている原因として考えられるのは、複雑な構造体の全面を色でコートするため、縦横斜めと、かなりの量の塗料を吹かざるをえなかったこと。
塗膜が必要以上に厚くなっているのではなかろうか。

対処その一、「お湯に浸してみる」
結果的にあまりお勧めできない方法であることが判明。
塗膜のパリパリ感が失われ、粘土質な質感に変わってしまう。
すなわち、エッジのきれいな剥がれにならない。

対処その二、「エナメル溶剤でこする」
それなりにうまくいくこともあり。
追加の研究が必要。
エナメル溶剤をスポンジに浸して、押さえつけるようにしたり、こすってみたりする。
これは、激しい勢いで塗膜はボロボロになっていきます。
スポンジの大きさ、動かし方に細心の注意を払わないと、大味の剥げ跡ばかりになってしまいます。
プラに対するダメージも想定されるので、やりすぎにも注意か。

対処その三、「アクリル溶剤でこする」
アクリル塗料をアクリル溶剤でこすれば、一発でどろりといきます。
しかしながら意外とそのシームレスな剥げ方が自然な退色感に見えなくもない。
(写真手前側のアーム部分)






『 日本では今、もし北朝鮮から攻められたらどうするか、と発想する人がたくさんいます。
誰もミサイルを見ていないのに、ミサイルが恐いと言う。
今にも2万発も3万発もミサイルが北朝鮮から日本に飛んで来るように思ってる。
 北朝鮮のミサイルはスカッド型のミサイルで、1991年の湾岸戦争のときに実験済みの兵器です。
当時、イラクのフセイン大統領が、隣のイスラエルに向けて39発、同じ型のミサイルを撃った。
それで何人死んだかというと、4人です。その4人のうち2人は、ミサイルが飛んでくるというニュースをテレビで見て、心臓マヒを起こして死んでしまった人です。
イラクのすぐ隣の人口密集地に撃ったのに、10発撃って1人死ぬかどうかという、効率の悪い兵器なんです。
 だのに日本人の多くは、今にも北朝鮮からミサイルが飛んできて、自分の周りが火の海になるように思い込んでいる。
それは、思い込まされているんです。
思い込まそうとしてる人たちがいるわけです。
 自衛隊の人に話を聞くと、北朝鮮をまったく問題にしていない。
彼らには北朝鮮の軍事がどの程度なのか、よくわかっているからです。
国民が軍事のことを知らないのをいいことに、政治家は「恐い、恐い」と言って、国民を騙しているわけです。』

伊藤千尋著 『心を熱くする伊藤千尋・講演集1 活憲の時代ーコスタリカから9条へ』(2008)シネ・フロント社より。





88mm砲ディテールアップ完了
88ミリ砲のディテールアップが終わりました。
あくまでも(実物でなく)ドラゴン社のFLAK37を資料として、可能な限りタミヤのパーツをベースとして使用する方針で手を入れています。
そうしないと、全部作り直しになってしまいますからね(笑)。
フルスクラッチに近くなると、タミヤを使う意味がなくなります。

ところが、不思議なことにドラゴンのFLAK37通りに組むと、タミヤの組立説明書でいうところのFLAK36ができあがるのですね。

おかげで88ミリ砲をふたつ組んだことになりました。。
88mmflak36no2.jpg


植草 NHKについて、少し補足させていただきたいと思います。
 NHKは、放送法の六四条で、テレビを設置したところから受信料を取れる規定になっていますから、制度的に視聴者の側を見る必要がないのです。
また、NHKの予算は総務省に提出され国会で承認されますし、NHK会長を決める経営委員会の任命権は総理大臣にあるわけですから、建前上〝皆様のNHK″と言っていますが、実際は総理大臣と国会の方だけを見ていればいいわけです。
政権交代などが実現した場合に、いかにNHKをコントロールしてゆくかというのは非常に大事な問題だと思います。
 近年、CIAと日本テレビ創始者の正力松太郎の関係などが明らかにされてきましたが、NHKにおいても、米国の意向を反映できる人物が巧みに配置されているのは、よく分かります。
財務相も検察庁もそうですが、NHKにおいても組織運営上の重要人物はワシントン勤務を経た人が多いのです。』


鳩山由紀夫・孫崎享・植草一秀著 『「対米従属」という宿痾』(2013)飛鳥新社より。


ファシズムと経済状況
『 ファシズムの特徴は、①個人より国家が上位(人権の否定) ②一党独裁制 ③指導者原理 ④階級闘争の否定・奉仕労働の礼賛 ⑤自民族至上の排外主義 などが挙げられ、国民の理性的批判を弾圧し、国家の命ずるままに行動を規制しようとするものである。これは、まさしくカルトであり、20世紀的専制政治と言えよう。
 そして、ファシズムが誕生したのは、自由主義的な資本主義経済が停滞し、慢性的恐慌状況にあったことと対応している。そのため、財界では全体主義の傾向を歓迎する向きがあったことも見逃すことはできない。』

澤田洋太郎著 『戦後50年から見る 知っておきたい 戦争のひみつ』(1995)日本書籍より。


今の日本の状況と似ています。
悪の権力者には、いつの時代も経済状態の悪さにつけこまれてしまいます。
戦前の軍部も全く同じことをして人気を勝ち得ています。
期待感たっぷりのネーミングの経済政策はたんなるエサでした。
真意は別にあったのですから。


88ミリ砲の完成を待っていると時間がかかりそうですので、車体側の塗装を先に進めたいと思います。
0四号
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戦争をしない普通の国
『 明治維新以降は、日本も世界的な戦争に巻き込まれることになっていきますが、以前の対外戦争を見れば、日本は「白村江の戦い」(六六三年)と、二回の元寇(一二七四、八一年)、それに「文禄・慶長の役」と呼ばれる豊臣秀吉の朝鮮侵略(一五九二〜九三年、九七〜九八年)の三回しかないわけです。
 元寇というのは戦争というより完全な防衛ですが、ともかく千五百年くらいの間に三回しか外国と対戦したことはない。』

榊原英資著 『榊原式スピード思考力』(2008)幻冬舎刊より。


なんのことはない、
歴史的に見れば、帝国主義時代に植民地にされるのが嫌で軍国化した時期を除いて、対外戦争をしないというのが、日本にとっての普通なのでした。

さて、素組の88ミリ砲では現代の解像度にマッチしないので、ドラゴン社の88を参考にしながら新しいものを組み直しています。
88改造4
まだボルトの打ち忘れが散見されます。
88改造3
88改造2
88改造1

形になるとうれしくなる
破壊された車両の写真を参考にしながら、内部再現をしています。
改造車体1
構造から考えれば、当然このように改造されるだろうという推測です。
改造車体2
タミヤのJ型車体を使った対空車両。
そんなものが実在したかどうかはわかりません。架空車両ということになりますね。
先ごろ作った88ミリ砲を載せてみます。
4号対空砲44
イイねー。
高さのある車両は、模型映えします。
戦車は基本形状がゴキブリのように這いつくばっているものが多いですから。
タミヤ純正で製作する意義は、
1)思いついたらパチッに投稿できる
2)展示会でタミヤ賞をもらえるかも
の2点になります。
(じつはドラゴン(cyberhobby)のが手に入らないからというのが一番大きい)

対空車両という理解ですが、まさか対戦車車両ではありますまい。
ところが、そのままだとイスの部分は干渉してしまうので、砲架の回転が制限されます。
たぶん撤去したのでしょう?だよね。
4号対空砲あたる

細かなところを削るか削らないかで完成イメージは大きく変化します。
4号対空砲詳しく

4号対空砲55
キャタピラ接地面のアーチ状形成(四号戦車系)
キャタピラ接地面をアーチ状に形成するのは、遠近法を利用してより巨大に見せるためです。
寺院の屋根の反りなどと同じ原理です。
独立したトーションバーサスペンションは、アームの角度の調整だけで、たやすくロードホイールの上下位置を決められるのに対して、
四号戦車系の板バネで繋がったボギーサスペンションは、どのように角度を改造すれば良いか悩ましく、これまでは躊躇してきたものでした。

今回は思い切ってニッパーにてぶった切り、切断面の加工、接着、高粘度瞬間接着剤で強度確保のための固着などの方法で角度変更をおこないました。
加工したのは中央の2組4輪のホイールだけで、スプロケット側とアイドラー側は、わずかに角度を斜めに接着することで対処しています。
yongoujeigata3.jpg
ほんのわずかな変更なので単独ではわかりにくいかもしれませんが、デフォルトの直線的配列の味気なさとは異なる雰囲気が感じられるのではないでしょうか。
四号戦車アーチ
キャタピラのたるみを再現する(接着可能ベルト式キャタの場合)
キャタピラのたるみを再現する方法は様々ですが、
今回はまた新たな方法にチャレンジしてみました。

タミヤのベルト式キャタのうち、プラスチック用接着剤が使えるもので試してみました。
普通のタミヤセメントと流し込みタイプの2種類を使って、スプロケット、アイドラー、リターンローラーに直接接着する方法です。
接着剤を流したのち、たるみの部分にオモリ(塗料ビンなど)を乗せてその形状のままに固着させました。
まずは、スプロケットとアイドラーの離れ際のたるみをしっかり決めてから、中間部を接着する二段構えで作業しています。
yonngoujeigata2.jpg
ベストの方法と言い切ることはできないかもしれませんが、手軽なやり方のひとつだろうと思います。
yonngoujeigata1.jpg
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