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戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
ギリギリ完成!
なんとか年内に完成しました!
ほとんど素組、OVMの一部ディテールアップの三号突撃砲でーす!
素組でいつまでかかってんだと言われそうですが
とりあえずありったけの汚しテクニックを(練習のため)つぎ込みました。
大晦日完成
おい!こんな写真じゃわからんだろ!って?
ばたばたしていて、まともな写真が撮れなかったので、後日またディテールの写真はご紹介します。
大晦日完成側面
基本的にはこれまでからそう大きくは変化してないです。

下の写真は日中、チェック用に撮ったもの。
おまえ、なにがやりたかったの?といわれそうな感じ。
アジアの繁華街のような雑踏みたい。
後部チェック用

みなさん、良いお年を!!!
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ベルト式キャタピラをなんとかする
ベルト式キャタピラの問題点は、一枚一枚の継ぎ目が出ないことと、もうひとつは、やっかいなサイドのパーティングラインですよね。
切り取ろうにも柔らかなゴム質の素材ではカッターの歯が立ちません。
でも、タミヤの接着可能ベルト式キャタピラならば、何とかなるかもと思いました。
ベルト式キャタピラのパーティングライン
タミヤセメントを塗り付けます。
それだけでも、だいぶマシになります。
まだ、突起が目立つ時には二度三度と繰り返し塗り付けます。
それでもダメなら、柔らかいうちにピンバイスの先などでならしてやりました。
パーティングラインの目立たないキャタピラ
塗装してみると、なんとかわからないようになったのでは。
(連結ピンのモールドもあまくなったようではありますが)

ただ、今回はキャタピラレスの作品にする予定なんです。
使わないのですが、新しい技術へのチャレンジと思いやってみました。
オイオイそんなことしてる時間ないだろうって?

う~ん、追いつめられてきました。

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金の斧
「私は湖の精。あなたが落としたのはこの金の斧ですか?」
「ちがいます」
「ではこのプラスチックの斧ですか?」
「ちがいます」
「ではこの木でできた斧ですか?」
「そうです!」
「うそつけ!」
割り箸から削り出す
「ほんとうです。割り箸から削り出したのです。オイルステインが手元になかったので、テキトーに汚してみたところです」
木の斧
試作第1号の木の斧です。
これは実用になると思います。
削り出すのはラクチンで、プラスチックよりはるかにやわらかいです。
反省点であり、最重要ポイントは
「木目を活かせるように削り出す」
ということです。
割り箸の色が明るすぎて木目がよく見えませんでした。
そして、木目を活かせるような塗料を使えばかなり良くなる可能性を感じます。

この斧は記念にそのまま取り付けちゃいます。

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クリスマスキャロルが流れる頃には
メリークリスマス!
クリスマスキャロルが流れる頃には完成していてよかったはずですが、年末になってバタついております。
クリスマスキャロルが流れる頃には
そこで自分にプレッシャーをかける意味でも
「年内完成宣言」
いたしまーす!

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車輪の下
「おい、ヘルマン! おまえのマシンのそのボロボロのエンジンハッチはいったいなんだい?」
「これはな、オレの盟友ハンスの形見なんだよ。オレとハンスはここに来る前は東部戦線で一緒だったのさ。その頃はジャーマングレイのF型に乗ってたんだけど、そのF型のものさ」

ハンスの形見
「ハンスはやられちまったのかい?」
「いや、事故だった。そう、事故だと思いたいね。ちょっと繊細なやつでね。同じような事故がカリウスの本の中に出てるよ」

『出発前日の夕暮れ、アウグスト・デーラーは、彼の戦車に《退避壕》から出るよう合図をした。戦車はものすごい寒さから守るため壕の中に入れられていたのだ。デーラーは凍りついた斜面で左の長靴を滑らせて戦車の左履帯の前で転んだ。操縦手はそれに気づかずそのまま戦車を動かした。残った乗員が大声を上げ戦車は急停止した。が、履帯は既にデーラーの上部太腿を轢いていたのだ。彼は無言のまま間もなく死んだ。こうして、私は親友の一人を失った。』

オットー・カリウス著『ティーガー戦車隊』大日本絵画刊より。

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ハヤト・コバヤシの自己肥大
固定式の砲塔の戦車でどうやって照準を合わせるのか不思議に思ってる人はいませんか。
大昔の三号突撃砲でさえ砲身は左右に動くのです。
砲身動く突撃砲
ましてやガンタンクが動かないわけがない。
砲身動くガンタンク二
なおかつ、敵のアウトレンジで殲滅する長距離戦闘用なので、これだけ可動範囲があればザクが横1列に100機ならんでやってきても対応可能なのである。
砲身動くガンタンク
全方位攻撃を可能とするミサイルランチャーをセットで用いた対空防衛システム「バンザイ」は衛星兵器撃墜モードも備えているし、後方攻撃システム「トビウオ」と側面攻撃システム「タイタニック」装備でガンタンクには死角がないのであります。

ハヤト・コバヤシはまだ成長の過程にある。
どんなに疲れている日でも、どんなに眠たくても1日、10分でも15分でもガンタンクのシュミレーショントレーニングを欠かすことはなかった。
そんな彼は「キツリツ」システムを備えたガンタンクを駆ることによって、徐々にコンプレックスも解消されていくかのようであった。
なぜならば、モビルスーツは身体の能力を拡張するばかりでなく、精神的にも自己像を肥大させる効果を持つからである。
あたかもGT-Rに乗れば「オレは公道最速だぜ」と思ってしまったり、メルセデスに乗ればオラオラ運転をしてしまったり、911カレラGT2に乗れば「オレは神か」と思ってしまうのと同じである。
それは、とりもなおさず彼の精神の未成熟さを表している。
同時に、本来のコンプレックスを根源的に解消することにはつながらないのであった。
つづく

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OVMうつ
現段階で、三号突撃砲の完成までは、マラソンに例えるなら中間地点というところでしょうか。
実際の作業は中間を過ぎているのでしょうが、気分的にはやっと真ん中といった感じです。
なぜならば
車外装備品
車外装備品(O.V.M.)を見ると、毎回「鬱」になっちゃうからなんです!

OVMはリアルさにプラスの働きをするよりも、むしろマイナス=模型であることを分からしめる結果をもたらすように思えてしまって・・・。
まず、サイズやカタチがキットによってバラバラというのも信頼感がないですよね。
メーカーとしても力の入らない部分なんでしょうか。
それに、あの「木目」部分。斧とかスコップとかの柄の部分やジャッキ台ですね。
どう塗っても木には見えないんです。
さらに、レンチやバールやジャッキがまたしても鉄に見えない。

覚悟を決めて徹底研究が必要な分野です。(と、以前も言ったかなあ)

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砲身の取り付け
タミヤのキットは隙間のマージンがやや大きくとられています。
隙間マージン
接着剤で埋まってしまわないための配慮だと思われますが
微妙にリアル感を損なうことにつながります。

さらに、防盾を取り付けようとして妙な段差に気付きました。
防盾の段差
キレイに直角を出すために、ヤスったのですが削り過ぎていたようです。
プラモデルでは抜きの関係で、ほんの少しテーパーが付いていたり
安全性の問題などから、鋭すぎる部品は角にほんのわずかカンナをかけたような丸みが付いていることが多いのですが、すべてアンリアルにつながってしまいます。
1/16では問題にならないことでも、1/35では大問題です。
とにかくすべてのエッジはできるかぎりのシャープさを持たせることが、小さなミニチュアを本物に見せるカギだと考えます。
塗料を乗せれば、さらにあまくなる可能性も勘案すれば、鋭すぎるぐらいでちょうど良いのではないでしょうか。

ということで続きをどうぞ。
≫≫≫ [砲身の取り付け] の続きを読む                            

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気分転換で意外な発見
たまには気分を変えるために、お外で写真を撮ってみます。
ロケに行って写真を撮ったことがなかったシャーマン。
お外でシャーマン
こうして見ると三突よりよほどリアルじゃん(平面の部分)。
この塗装法も悪くなかったかも。
もう一回ぐらい、やってみてもいいかも。

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面の技術と線の技術
こうして表面の塗装をごちゃごちゃやっていると内心忸怩たるものを感じます。
もっと本質的なところにリアル化の道があるのではないかと。

雑念は置いといて、ガンダムマーカー極細スミ入れ用(茶)を試してみます。
極細といってもかなり大きいので、カドとか凸部であれば、サビのバリエーションとしてなんとか使えそうです。(写真ではもっとも色の濃い赤茶の部分)
ガンダムマーカー
もっとも、ガンダムマーカーはたんに「色情報」しかないようで、パステルのようなざらついたテクスチャとしての「質感」は望めません。
パステルとの併用が必要です。

塗装というのは「面」をリアル化するための技術だと分類すると
「線」をリアルに見せるのは精度の高い工作だといえます。
エッチングパーツなどは形状のラインをシャープにするために好適なものとして用いられています。
今回、パパッと1日で組み立てを完了し、すぐさま塗装工程に入るコンセプトで塗装練習を続けてきたのですが、工作の甘さがここにきて目につくようになりました。
塗装だけで、リアルに見せようというのは限界があるように感じます。

トランスミッションアクセスハッチは片側2枚1パーツですが、塗料で埋まってしまっています。
トランスミッションアクセスハッチ
切断して、切断面を黒で塗ってみて接着しました。
アクセスハッチ切断接着
スミ入れしたように黒々となってしまい、ややマイナスポイントです。

塗料で埋まった後部ハッチのモールドについても
ホイールラック
スジ彫りをしました。
スジ彫りとホイールラックのオイル
予備ホイールラックは、オイルの付いた鉄棒の表現です。
形状的に下部はオイル受けだと判断しました。


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車体下部の塗装
車体下部の塗装を考えるとき、あまりにイメージが浮かばないので途方に暮れてしまいます。
それだけ普段意識して見ていない部分だからです。
人の意識が集中する砲塔や車体前面は、力を入れて作る必要のあるポイントですが
車体下部をじっくり見る人はまずいないでしょう。
とはいえ、四号戦車までのドイツ車両では見ようと思えば見えてしまう広大な面積を持っています。

今回は、車体とフェンダーのあいだに水が溜まりがちで、サビが流れている設定で塗り始めます。
では、サビ一段目突入!
車体下部第一段
あ!ぶつぶつはその前に、上方からガンメタの缶スプレーを吹いていたものです。

長くなりますので続きのページにて。
≫≫≫ [車体下部の塗装] の続きを読む                            

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震えるぜ
「震えるぜ、オレの心もな」
ふるえるぜ、オレの心もな

『幸い、地雷はみんな地面の上にあった。
ソ連軍は大地の凍結のために埋設できなかったのだ。
そのうえ、埋設してたボックス地雷(ソ連製の木製箱形地雷のことか?。編注)は湿地帯で湿り、作動しなくなっていた。』

オットー・カリウス著『ティーガー戦車隊』大日本絵画刊より。

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ペーパーエッジ法
もっとも細いラインの描ける筆はなんでしょうか?
「ペーパーエッジ法」は、紙のふちを利用して細い線を描く方法です。
ペーパーエッジ法
パステルとアクリル溶剤を使っていますが、ポイントは溶剤の量です。
多過ぎて水っぽいと細いラインが描けません。
上面に少しだけ
少なすぎれば、かすれます。
かすれ方をうまくコントロールすれば、タタタンといった感じで、ものが当たった表現もできます。
キューポラの根元のところですが、わかりますでしょうか。
タミヤ三突G型

紙はいろいろ試せます。新聞紙でもなかなか良い感触でした。
車体前面に大きく
拡大するとひどいもんですが、遠目には鉄骨の角などにガツンと当たってできたようなキズに見えないこともありません。
kv2塗装途中完成間際前面
曲げて使用することで、泥の付いた草が当たった表現もできます。
以前の方が上手だったような気がしてしまうのは私だけでしょうか。

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アグアリング
アグアリングはヒロナリさんが開発、SHiGEさん命名の技法です。
こちらのページ(まるたけ製作所)の「タミヤT55A塗装のステップ・バイ・ステップ」の中の「STEP 2 」で詳しく解説してあります。
アグアリング天板
アグアリングの要諦は溶剤に「水」を使うところにあると思っています。
中学生のとき、理科の先生が「コップに入れた水でも、ppm単位でみれば、ガラスは水に溶けている」と言っていましたが、要するに「水はすべての溶剤」なのです。
塗り付けるのは、ピグメントでも泥でも砥の粉でもパステルでも何でもありだと思います。
わたしは、いつものごとくパステルを使います。
アグアリングフロント
水を使う利点は、下地の塗装に気兼ねすることなく拭き取りが楽しめることです。
アグアリングリア
ほとんどの模型では控えめに表現されていますが、実際の戦闘ではものすごく泥をかぶるのです。
オットー・カリウス著『ティーガー戦車隊』大日本絵画刊によれば
『とは言え、この弾幕射撃を受けた私の忠実な《ティーガー》はいったいどんな有様になったかといえば、(砲弾が吹き上げた)泥が《ティーガー》たちの上に深く積もり、小さな菜園ぐらいはできそうな具合になっていた。』
とあります。
しかも戦場では水は貴重品で、洗車などもってのほかです。

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ポスカ
「アシタカよ、くもり無きまなこを持って生きる道を探すのじゃ」

伊能忠敬が50歳にして19歳も年下の高橋至時に教えを請うたように
年齢も男女も関係なく、自分よりすぐれた技術をもっている部分は偏見無く学びます。
というわけで
オオゴシさんのつかっている「ポスカ」を試してみます。

ポスカホワイトで鳥のふん、その他を入れました。
ホワイトワンポイント3
塗って乾燥したあと、水を含ませた硬い筆でこすると写真の状態に。
ホワイトワンポイント2
これはなんだと聞かれると、「はっきりとはわからないけれど、色むらです」と答えようがないですね。
なぜ入れるのかと聞かれると、「不規則性を増大させるため」「はっきりと知覚できないものを入れることによりミステリアスな深みをつくるため」と答えておきましょうか。
何から何まで一目でわかってしまうような、あるいはわかった気になるような作品って、底が浅い気がするものですから。
「見飽きないね」といわれるとちょっと嬉しかったりするのです。
ホワイトワンポイント1
車輌全体で4カ所だけにとどめています。
こういうものは入れ過ぎないことが、大切ですよね。

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多色サビ入れ
世の中にはたった2本の仕上げ用塗料だけで、素晴らしい作品を完成させてしまう方もいらっしゃいます。
(たとえば、みずのさん。旧ブログでは多くの作品が公開されていましたが、移転されましたので充実はこれからのようです)
シンプルな汚しであれば、汚い出来上がりにならず、人為的な嘘くささが現れてしまう危険も避けられます。
手を入れれば入れるほど、汚くなります。
汚しを追加していくのですから、当然の結末です。
でも、練習の段階で、それを恐れては進歩はありません。
「程度」の問題は、あとから考えれば良いので、いまは表現の可能性だけを追求します。

さあ、サビ一発目いきます!
今回は中間色のサビ色から(パステルをアクリル溶剤で溶いたもの)。
錆び入れ一段目後部
垂らす表現はあまりやらないのですが、練習のためやります。

塗料の剥離部分にはすべて入れました。
最後の最後にチッピングは追加する予定にしています。
それは、金属色のままにしようと考えています。
錆び入れ一段目
パステルは塗っただけでは、いまいちで、指や綿棒などでさっと一拭き余分な分を落としてやると良いと思います。
フェンダー部分の感じです。
錆び入れ一段目フェンダー

つぎ!サビ入れ二発目!
今度は、濃い色のサビ色を入れます。
サビ入れに段目
こんなロングショットではちっともわかりませんね。
部分的にはスミ入れっぽい使い方もしてみました。

さらに、いっけぇー!サビ入れ三発目!
今度は、明るめのオレンジに近いサビ色です(こうして見るとこの色ダメです。オレンジの方が良いかも)。
サビ入れ?段目前部
いきなり写真の色味が変わりましたが、この写真は太陽の直射の下で撮ったためです。
それぞれの段階には、実際にはかなり時間がかかってます。
とくに、これまでにない繊細な汚しを意図しているために、すべての汚しはいちばん細い面相筆を使うようにしてみました(垂らすのヘタだなあ)。
このように人間の仕業であることを感じさせる部分の表現は、よい子のみなさんは決してマネをしないようにしましょう。
錆び入れ三段目後部



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