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戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
かっこいい模型の撮影とは
一般的な質問用掲示板サイトで、
ある人が「カッコ良く模型を撮影するにはどうすればよいのか」と書き込んでいると、
カメラマニアとおぼしき御仁が、いわゆる「ブツ撮り」の極意を延々とのたわまっておられる構図を散見しますが、どうも質問の意図とピントがずれているのではないかと思わずにいられません。
以下、独断と偏見の(戦車)模型撮影法を
数回に分けて解説します。

かっこいい戦車の撮影法は、ブツ撮りとはまったく違います。
商品撮影を必要とするのは、オークションに出品する人か、カタログでも作ろうかと思っている奇特な個人ぐらいなものです。
かっこいい戦車の撮影法とは、いわゆる「特撮」に属するものとなります。
テーマは、「模型をいかに本物に見せるか」です。
そのためには説明的な写真である必要はなく、白とびであろうが逆光でつぶれようが強い影ができようが、そんなことはおかまいなしにリアルであることが最大に求められる要素です。
リアルに作ってリアルに撮る、これぞ男のロマンです。
かっこいい撮影とは
「模型の写真と本物の写真の違いは何か」
被写体の大小は、そのフォーカスに違いが現れます。
大きな実物の戦車は、全体を画面に収めるために数(~10)メートルの距離をとって撮影します。
そうするとF値にかかわらず(絞りが開放気味であっても)、おおむねピントの合った写真になる(なりがち)です。
一方、模型では同じ画角のレンズで画面いっぱいに撮ろうとすると、
かなり近接しなければならず
そうすると(おなじF値のままだと)被写界深度が浅くなり、
被写体である模型の一部しかフォーカスが合わず
前後がぼけぼけの写真になります。
前後がぼけぼけの写真こそ、模型に見えてしまう最大の原因です。
したがって、「被写界深度を最大にとる」ことは終始考えておくべき最重要課題となります。

次回に続きます。
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排気管の塗装、新表現を模索する
排気管の錆び方に新しい表現を模索しています。
ヴィルベルヴィントでは、こんな風にしてみました。
排気管新表現最終イメージ
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クルスクの狂気
「重要なのは行為そのものであり結果ではない。行為が実を結ぶかどうかは、生きているうちに分かるとは限らない。
正しいと信ずることを行いなさい。結果がどう出るにせよ、何もしなければ何の結果もないのだ」(ガンジー)

クルスクの狂気

青立ち上げ法のつづきは、こうなります。
生前に売れた絵はたった一枚というゴッホをフィーチャーして
彼のタッチに込められたスピリットを読み取りながら
生命と太陽と狂気のエレファントを存在させたい、成立させてみたいと考えました。
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ベロベロミントの砲塔
細かな工作ついでに砲塔にある水平射撃用の小窓の部分を作りました。
取っ払ってしまった設定です。

20ミリ4連装の水平射撃はすごいと思います。
これは歩兵が欲しがったであろう火力ですね。
komado

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穴を穿つ
日本語では穴(ホール)と表記することが多いようですが
英語の本を読むとクレバス(裂け目)と書いてあったりします。
形状からするとクレバスに近いような気もしますが・・・?。

さて、ヴィルベルヴィントの予備キャタピラには、本来、穴が空いているところがすべて塞がっています。
車体の前面と砲塔は、戦車の顔ともいうべき部分です。
とくに目がいくところですので、120%の力を入れて作りましょう。
予備キャタピラに穴を穿ちました。
穴を穿つ

今回は、車体内部にいつものランナー詰め込みをしておりません。
理由は三つ。
砲塔を上からのぞくと見えるから。
詰め込み過ぎて無用なたわみを発生させることが多くなってきたから。
早めに完成させることを重視しているから、です。

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スキマフェチ
リアルな模型を作るためには、とにかくスキマが大事なんですよねー。
正確には分割線ということになるんでしょうが
ここがいかに細く入っているかで成否が別れると言っても過言ではないでしょう。
スキマの大きさでスケールが知れてしまうのが原因です。

以前にもやりましたが、フェンダーと滑止め板の間に
彫刻刀を入れて、ところどころスキマを作ってあげました。
スキマフェチ

あまのじゃくなので、とことんエッチングパーツには反抗的です(笑)。
それを使わなければ、リアルにならないなんてことは絶対にないと思っていますので。
スキマフェチ2

スキマが大事と言っておきながら、まったく別のことを言うようですが、
それにしても最近つくづく思うのは
質感表現の方が、細部工作に勝り重要だということです。
エッチングパーツのクランプなんか、あんまり目に入らないので極端に言えばOVMは素組でも大丈夫。
人間が何を最初に感じるかと言えば、とにもかくにも質感だとわかりました。
鉄が鉄に感じられ、布が布に感じられ、肌が肌に感じられるならば
素組でも「スゲー!」「うまいっ!」と思ってしまいます。
正確な形状なんか知らない素人さんだったら、なおさらそう。
どんなにすごい工作をした模型でも
プラスチックに塗料をかけただけに見えたら、もう台無し。
ほとんどのフィギュアが人間に見えないのは
布がやわらかい布に見えず、せいぜいが塗料に見えるから。
肌も人間の皮膚に見えず、塗料に見えるから。
質感というのは、色じゃないんですよね。
なんなのでしょう、内部からの反射??
素材のちがいを、全部同じ顔料で表現しようとするところに無理があります。
無理を承知でやろうとするから、結局は描くことになるんですね。

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自己満足工作
ハブの部分にアドラーズネストのスタッドボルトを植えました。
ちゃんとネジ山が切ってあります。
が、これではただの伸ばしランナーでも良かったようです。
スタッドボルト

ゴールがやっと見えてきました。
工作もあと一カ所を残すのみ。

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ヴィルベルヴィントのリカバリー
悪手を打ってすでに局面が悪くなっている感覚から
リカバリー工程と呼んでいます。
「スタンプ法」によってサビの跡をつけました。
リカバリー3
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あお、おぼえていますか
おぼえていーますーか~、目と目があったーときーを~

おぼえていますか  あの青空を

ご存知ですか  青立ち上げを

おぼえていますか  子どもの頃の無限を

既成概念にとらわれない  あの自由さを

青立ち上げ
宇宙初公開、「青立ち上げ法」

車輌は数十年熟成させていたニチモのエレファント。
おかしなところは多々ありますが(車体寸法も含めて全部です)、
いまさら労力と資本を(それも大量に)投入してディテールアップするキットではないでしょう。
すでに手を入れていた部分にちょっとだけ手を加え
あとはキットなりにぺたぺたと組み立てました。
青立ち上げ2
上からブルーを吹き
下からプライマー色を吹いています。
もちろんホームセンターで手に入れた汎用缶スプレーです。
塗料が回らなかったところはアイアンを筆塗りしました。

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パンダ塗りの結果
車体色を薄めながら
おそるおそる塗ってみます。
タミヤアクリルダークイエローをホワイトで割って明度を上げた色を使いました。
(タミヤアクリルは黄色味が強いとつくづく思う)
アクリル塗料塗り
この時点では、コントラストの強い下地が残って見えています。
むむ・・・。
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