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戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
サビマガジンvol.11
船のアンカーのサビ。
アンカーのサビ
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テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

魅力を増す方法を探る果てしない旅
まずはホイールに「青空変調」を入れます。
ホイール青空変調

主要上向き頂上部に「黄色系の差し色」を入れてみました。
明度を上げる方向で色をシフトさせるには、何色が適当かを考えた結果です。
(最適とは言い難い選択だったことが後でわかります)
黄色差し色

「下側から、ブラックを吹いたらどうなるのだろう?」
思いついたアイディアを試さずにはいられませんでした。
ブラックではなく、グレイも検討しましたが、強い赤味に対抗できるのはブラックということになりました。
手持ちの缶スプレーが明るいグレイばかりだったのも理由のひとつ。
下からブラック
陰となる部分には、グレイも塗りました。
陰色にグレイ

黄色系の差し色の上から、「赤でフィルタリング」。
無機質というより有機的な印象の色むらができあがりました。
好意的に考えればこれはこれで面白いかと。
砲身色むら

ブラックを吹いたので砂吹き状の無数のドットが入っています。
当然、想定内の現象です。
赤系の色でフィルタリングすればコントラストが弱まり、味になるのでは?
と期待しています。
砂吹き



東北地方太平洋沖地震復興応援プロジェクト
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エースをねらえ
初のスクラッチ女性フィギュア、ガーリャは設定身長を無視し
脚を長くしました。
すると途端にバランスが良くなりました。
最新ガーリャ
後ろ姿だと想像力も加味されて、美女のようにさえ思えてくるではありませんか。
あとは・・・・右腕の肘の内側がちょっとおかしいみたいですね。
腕そのものが少し短いのかな?

作り始めのガーリャがこのようであったことからすれば
ここまでの遥かな道のりが感慨深く感じられます。
最初のガーリャ





「ああやだ!どうして負けるとわかってる試合をしなきゃならないんだろ
どうしてこんなおおぜいの前ではっきり負けなきゃならないんだろ どうして・・・
どうして・・・」

「ひろみ!?」

「きゃっ コーチ!」

「どこへいく  おまえの番だ」

「いやっでたくない!」

「ばか!  にげてどうなる さあコートにはいれ
コートではだれでもひとりだ いままでの練習だけがおまえをささえる いけ!」

(中略)

「わたし・・・ わたしもういやです試合なんか コートにたつのがこわい!」
(またしかられる でもいい!ほんとにもういやなんだもの!!)

「・・・とうぜんだ 勝負がかかってるんだからだれでもこわい」

「だれでも・・・!?」

「藤堂も尾崎もお蝶も このおれもだ」

「コーチも・・・」

「いいか岡 だからみんな真剣に練習するんだ コートでたよれるのはじぶんの力だけだ
力をだすには自信がいる 自信をつけるにはとことん練習することだ おまえは日常の練習でお蘭に負けた それがわかるか」

「あ・・・で でもあの人とは素質が・・・」

キッ
「ばかなことをいうな 体格さえあればあのサーブが打てるか! あれはお蘭の努力の結晶だ
だれが最初からよい球を打てる だれが完璧な素質などもっている 
だれもがめぐまれた長所をのばし 短所を努力でおぎなって試合にのぞんでいるんだ
さあラケットをとれ」

「・・・はい」

「2度と素質などということばを口にするな!」

「は はい」

山本鈴美香作 愛蔵版『エースをねらえ!』第一巻 中央公論社刊より

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本場のカラーモジュレーション
マルタケインターナショナルのSHiGEさんのブログ
本場のカラーモジュレーション法の過程がアップされています。
カラーモジュレーションに使用する塗料は、なんと7色です!
しかもそれをエアブラシで吹くという。
どれだけ色域が広くなめらかな階調なのでしょう。
実際、塗り始めのころと、最後の色合いが全然ちがうものになっています。
明度の変化だけでなく
色合いも変化させているのですね。
これまでカラーモジュレーションを成功させた日本人でも
7色も吹いた人はいないんじゃないかと思います。
あらためて、これはコントラストモジュレーションではなく、カラーモジュレーションだったわけですね。

さて、我がタイガー I 型も少しはガイジン風になっているでしょうか。
エッジにハイライトも入れて、ハイコントラストな感じです。
cm2
サイドフェンダー(新品状態)をタミヤのパーツを加工して追加しました。
もちろんモジュレっています。
その他、こまかなハイライトを見直しました。
cm1
ここでブレイクスルーがひとつ。
なんと、キャタピラまでもモジュレっているのです。
(「キャタピラマデモジュレーション法」)
これはまだミグさんの作品にも見られない表現です。
写真ではわかりにくいですが、部分的にブルーも入れて
青空変調の可能性もさぐっています。
キャタピラの上側が変調するのは理論的必然だと考えています。



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タイガーのOVM
タミヤタイガー I 型の斧とワイヤーカッターです。
斧はドラゴン製品の余剰部品からコンバート。
木部にはヤスリで木目となるスジを入れています。
ワイヤーカッターは取付け金具の取っ手部分だけ追加工作しています。

木部はまたも「セールカラー」。
金属部はメタルカラーの「アルミ」と「アイアン」です。
ワイヤーカッターのベークライト部は、原色の「オレンジ」。
以上すべてラッカー塗料での下塗りになります。
t-ovm1
次はエナメル塗料でのフィルタリング的上塗りです。
木部は、「バフ」を溶剤で押し広げながら木目に入れました。
金属部は通常ブラックで塗ってから、エッジにシルバーでドライブラシしてあるようですが、今回は逆転の発想で、下地を明るいシルバーで塗っておいて、「フラットブラック」にてまだらにフィルタリングしてみました。
ベークライト部は「レッドブラウン」でフィルタリング。
強い発色はあえて消さないようにしています。
車体に載せたときのアクセント色にするためです。
t-ovm2
細かな修正や汚しは、車体に取付けてから全体のバランスで行ないます。


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12.8センチ砲のOVM
トランぺッター社12.8センチ砲のスコップとツルハシです。
あらかじめ木部に相当するところにはヤスリで溝を入れておきます。
ovm1

木部を「セールカラー」、金属部を「レッドブラウン」で塗りました。
ovm2

金属部はえんぴつ粉を擦り込みできあがりです。
木部はエナメル塗料でそれっぽい色を数色作って、それぞれに試してみました。
ovm3
フィルタリング的溶剤でうすく延ばしながら塗ります。
本来暗い色であるはずの木目部が明るい色になっていますが、肉眼では悪くない感じです。





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始まりの終わり
通常は完成としてしまう段階。
ここで終わらせてしまえば、凡庸な作品が出来上がります。
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ここから自分の殻を破るために、
もうひとつ突き抜けるために、
さらに足りないものを探り当てるために、
何ができるのか、何をすべきなのか、
徹底的に考え抜きます。
血反吐を吐くような思索の果てに見つかるかもしれない光明を求めて
終わりとなる製作記から
その先を始めたいと思います。


とりあえず以下は、ここに至るまでの過程です。


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世紀末救世主

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あえて錆びさせないという選択 & 女性はみんな戦車が好き
グランドパワー誌の表紙にもなっていたこの写真
この写真のキャタは、サビの気配さえ感じさせません。

チャーチルのキャタピラには三種類あります。
重量型、軽量型、軽量型とほぼ同じカタチのマンガン製(裏面にリブがない)です。
写真のキャタは重量型です。
どちらかといえば初期に多いキャタです。
これをみるとチャーチルのキャタピラは錆びない(もしくはきわめて錆びにくい)のではないかと思われます。
次にチャーチルを作るときキャタは、サビ抜きでいこうと思いました。




さて、以下は例のごとく女性関連の話です。

「女性はみんな戦車が好き」
っていうビデオですから(笑)、興味のある方だけみてくださいね。





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カラーモジュレーション考
前回の状態から、さらにハイライトを追加。
部分的に、さらに明度を高くするために油彩のホワイト原色を入れました。
カラーモジュレーション考
通常、基本塗装の段階でカラーモジュレーションはなされますが、
このタイガー ではウエザリングまで含めほぼ塗装を終えて
さあOVMを付けようかという段階でやり始めています。
ネチョネチョの乾きかけた油彩(わたしの持っているホワイトは少し硬くなりかけています)をコシの強いタミヤの平筆で付けていますが
これは、やっていてまったくドライブラシと一緒だと感じました。
エアブラシを持っていないので、ぼかしをおこなう手法として意識せずしてこうなったのですが、ドライブラシ嫌いのわたしがドライブラシをやるハメになるとは!

そこで明確に認識しました。
「カラーモジュレーションとは、面に対しておこなうドライブラシである」と。
通常エッジの強調表現として「ドライブラシ」は用いられますが、
エッジのような極小領域でグラデーションをかけてハイライトを入れる手法を拡大し
戦車のシルエットを構成する面全体にグラデーションをかけて構造体全体の立体感を強調する手法なのだとあらためて思うのです。

もうひとつ思ったのは
ドライブラシが嫌いだったのは、
エッジというエッジに見境なく片っ端からドライブラシをかけてある作品しか知らなかったからであるということ。
その不自然さに、辟易としていたからでした。
きちんと光の向きを考え、ハイライトの入るべきところにだけ入っていれば自然であるし、
本来ニュートラルである手法そのものを毛嫌いする必要はないのでした。
問題にすべきは、運用する人間の考え方にあったのです。


光学現象を扱う表現は、うまくやらないと不自然さを伴います。
カラーモジュレーションをかけた初期の段階では、誰の作品でも大なり小なり不自然さがあるものです。
それを次の段階の作業(フィルタリングなど)で緩和させて
出来るだけ自然に見せるよう努力しているのが実情ではないでしょうか。

ゲペックカステンの中央や排気管カバーは、光の反射ではなく
モジュレってみたものです。
カラーモジュレーション考2ここまでやるか

なんでもかんでもモジュレりながらテストを重ねます。
カラーモジュレーション考3

ちょっと失敗風でもリカバる練習になります。
カラーモジュレーション考4





さて、以下は模型とは全く関係のない女性関連のネタです。
興味のある方だけ、続きを読んでくださいね。
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