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戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
逆転の発想ではじめる筆塗り:「ひばり塗り」
筆塗りでは、刷毛目を根絶することはむずかしいです。
それゆえ、刷毛目を消そうとするのではなく、それを活かすように考える。
それが正しい筆塗りの態度と言えましょう。
そう、筆跡は残したままで良いのです。

基本塗装が終了した状態です。
基本塗装終了状態
エアブラシではエアブラシでしか出来ないことをやり、筆では筆にしか出来ないことをやる。
筆跡は残しながら、それを情報量として利用する。
すなわち、雨だれ(レインストリーク)の表現として利用します。
名付けて「ひばり塗り」。

「あーあ~~ みずの流れの よおーにい~~♪」

という歌にあるように(ん?ちょっと違ったか?)、水の流れを意識して鉛直方向に筆を動かすことで、基本塗装と雨だれ表現を同時に果たします。

アクリル塗料はもともとが水に近い性質であるが故にプラには色がのりにくいように思います。
直接プラに塗ると、とてもムラになりやすい。
(下地にラッカー塗料を塗っておくと、色が食い付きやすいです)
同様の理由で油にも弱く、手の油脂などが残っていると、ぼそぼそとダマができて色がのらない現象もあるようです。
(ひょっとすると気温が高すぎることが原因かも)

塗り始める前に
「塗料の濃度」には、細心の注意を払ってください。
濃すぎる塗量は、即アウトになりがちです。

「筆に含ませる量」にも注意してください。
試しにどこかに筆を突けてみて、含みを確かめます。
一筆で
乾燥させずに塗り延ばせるだけの量がよろしいかと思います。
塗る

以下、その過程です。
≫≫≫ [逆転の発想ではじめる筆塗り:「ひばり塗り」] の続きを読む                            
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テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

サビマガジンvol.18
サビくれたトヨタ 8t ボンネットトラック。
toyota

toyota4

toyota3

toyota2

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八輪重装甲車の排気管
サビだらけの車体には違和感があるという人も
排気管は決まってサビだらけというケースも多いようです。
新しい状態の排気管から、変化を経ていく塗装を研究してみます。

八輪重装甲車の排気管はガードでほとんど隠れて見えなくなってしまいます。
実験的な塗装をしたり、ちょっと派手目に仕上げたりするのに好都合な素材です。
エグゾースト
現実にはこのようになるとは思えませんが、サビだらけではない排気管の模型的演出表現のひとつのサンプルと思っていただければよろしいかと。

以下、ここまでの過程です。
≫≫≫ [八輪重装甲車の排気管] の続きを読む                            

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たとえ今はみすぼらしいものしか作れなくとも
こんなものしか作れなくとも
「上手く塗れたな」と自画自賛してしまうときがあります。
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ちゃんちゃらおかしいレベルなんですけどね。
JAPANミリテールフォーラムでは、ki-yeol yoonさんをはじめとするフィギュアの巨人たちがすばらしい作品を次々と発表されていてそのクオリティも知っている。
そうであっても、何の根拠もなく、いつかわたしもそれらに匹敵する作品を作れると信じています。
それどころか、いままでの作品群を超える革新を見せることができると信じています。
何の根拠もありませんけどね。
「今に見ていろ」という気持ですね。
後発で、いまはヘタクソな人間の言うことは、これしかないでしょう。


以下は過去の軌跡です。
≫≫≫ [たとえ今はみすぼらしいものしか作れなくとも] の続きを読む                            

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サビマガジンvol.17
キャタピラのサビ。
数日動かさなければ、接地部分(銀ブラシするところ)からサビが流れてくるのでは?
さびまが

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35(t)戦車のライト
タミヤ(ICM)キットのライトは、ムクの塊です。
ライトカバーだけが新規パーツとしてセットされています。

穴を開けます。反射を考えて、大きな穴と小さな穴の段差付きにしてみました。
拡大するとドリル刃の引っかかりなどがあり、きれいな穴とは言い難いですね(泣)。
35ライト

シルバーという色は、下地の平滑性が最も重要なのだろうと思い
ツヤあり塗料を厚く塗っておきました。
色はなんでも良いのでは?(よくブラックが使われているようですが、たぶん意味はないと思います。ツヤありホワイトの方が良さそうですが、手持ちがなかったので)
35ライト2

クロームシルバーを塗りました。
35ライト3

レンズは無しで、カバーをつけて、
ツヤあり気味のジャーマングレイで塗りました。
すべてツヤ消しで統一してしまうのではなく、このような小物の一部は反射があった方が全体として情報量が増すと考えるからです。
35ライト4
ライトカバーの奥に、ちょっと光る感じがオシャレです(ぷっ!)。

話は変わりますが、映画『ドラゴン・タトゥーの女』は
味わい深いけれど厳しい映画でした。
R15+にしていされていますが、ゆるすぎるっ!
とても高校生の娘に見せる気にはなりません。わたしならR20+です。
なにしろ、お口で・・・・

おなじデヴィッド・フィンチャーでも『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』は100点なんですがね。

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コンタクト
いつも筆という指先の延長によって
塗料やキットとコンタクトしていると、それらの種類によってかなり感触が異なることを実感します。
塗料の粘度や乾燥の早さ、塗料の延びであったり、プラスチックの材質による滑り具合であったりするのです。

ラッカー系とアクリル系とエナメル系の塗料では当然異なることが予想されますが、同じラッカー系のMr.カラーでもソリッドカラーとメタルカラーでは塗り味がちがいます。
おなじアクリル系でも水性ホビーカラーとタミヤアクリルでは、明らかなちがいがあります。
これらも溶剤で薄めると一様に粘度は低下しますが、
薄め過ぎて色がまったくのらないような失敗もしばしばです。
(薄い方が一般に取り返しのつかない失敗は少ないです)
塗料色の選択、今回は下の三色を使います

ツヤ消しとツヤありの乾燥速度もちがいます。
タミヤアクリルのツヤ消し塗料を気温の高いとき塗ると、恐ろしいほど乾燥していきますのでぼそぼそとダマになりやすいです。
(リターダーが発売されましたが、わたしにとっては気休めでした。それよりもクレオスの水性ホビーカラー用の薄め液を使う方が塗りやすくなると感じます)
オープナー専用オープナーが発売される前からウォータープライヤーを使用

また、バンダイのプラスチックとタミヤのプラスチックでは塗料ののりがかなりちがいます。
バンダイのプラスチックは塗料が滑りまくって、色がのらない印象です。
(ペーパーをかけて下地処理する人もいるようです)

塗料を重ねて塗るときも感触が異なります。
ラッカー塗料の上から、アクリル塗料を上塗りするとアクリル塗料もしっかり食い付いて色のりが良くなります。

これらのことは感覚的に微妙過ぎて言葉で伝えることはむずかしいです。
個人の受け取り方にも差があることでしょう。
塗っていく経験の中で、すこしづつ蓄積されていく情報だと思います。
ただ筆塗りモデラーは、つねに塗料や対象物との直接の接触を通じて対話している感じであると言えるのではないでしょうか。

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35(t)のマフラー
戦車のマフラーが焼けただれて塗装がボロボロになり
サビで出てくるまでにどれくらいかかるのでしょうか?

もしかして、一回の走行で塗装は焼けて剥がれてしまうのでしょうか?
35tのマフラー
結局35t戦車のマフラーは上のような表現で落ち着きました。
この平凡な表現のマフラーができあがるまでに、7時間どころか、1ヶ月15時間ぐらいかかったのではないでしょうか。一度、ドツボにハマるととんでもないことになってしまいますねー。


ベースは質感の変化をつけるために、接着剤を付けて豚毛の筆で叩くいつものやり方でざらざらの部分をつくっています。
35まふ

最初にやってみようと考えたのはムラサキ色に焼けたマフラーでした。
下地にメタルカラーアルミを塗り、油彩で色をつけましたが、ペトロールはラッカー塗料を溶かすのか?
それともメタルカラーと相性がわるいのか、混濁現象が起こります。
メタリックムラサキ

焼けた感じにするために茶系の色を追加していて、こんなことに。
焼けたマフラー

剥がし塗装をおこなうつもりで、焼けたジャーマングレイをエナメルで表現しようとしたつもり。
ところが、剥がし塗装がうまくいきませんでした。
結局マフラー
同じような状態に再塗装して、車体に取り付け微修正しました。
この過程であたらしい発見が!
まだらに置いたエナメル塗料の各色を、溶剤を含ませた筆で油絵風にカオスな表情をつくっていくと、何とも言えない味わい深い表現ができます。
これはのちに別の場面で使える表現法だと思いました。
また、いつかご紹介できる日が来るでしょう。

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筆で塗るといふ事
模型の塗装というものは、原則として出来る限り「塗膜を薄く」塗るものだと思います。
みなさんもそう思われているはずです。
したがって、塗膜の厚みに変化が出やすく、厚塗りになりがちな筆塗りよりも
薄く、均一に仕上がるエアブラシの方が有利です。

また、
塗膜の厚みの変化は、
1)色むら 
2)物理的な凹凸としてのハケ目 
などとして現れます。

これらを筆塗りで完全に根絶することはむずかしいです。
それゆえ均質な美しい仕上がりを求めるならば、エアブラシは必須です。

ですが、わたしはエアブラシを使っていません。
そのことは、とうぜん弱点だと感じていました。

ところがここにきて
弱点だと思っていたことが、長所なのではないかと思うようになりました。
それは「筆で塗った方が、リアルになる」ことがわかったからです。
それと同時に「作家性が付与しやすい」という利点もありました。

前者に関しての考察は、「物体の表面の情報量とリアリティ」の問題です。

エアブラシできれいに塗られた模型でリアリティある作品が皆無なのはどういうわけでしょうか?

なぜウエザリングなるものを施せば、少しなりとも本物っぽくなるのでしょうか?

均一な塗装面ということは情報量が少ないということです。
極端に情報量の少ない物体は、どうやらミニチュアにしか見えないようなのです。
というのは
現実の巨大な物体は、同じ色に塗られた面であっても、考えているよりも多くの情報量を含んでいます。
光の反射や空や樹々の写り込み、塗装の褪色、かすかな汚れなどの「変数」が、
はっきりと認識できないほどのわずかな変化(たとえば0.001~0.09などの値)として組み合わさって、無限の表情を作り出しているのです。
意識できていなくとも無意識にそのちがいを脳は判断しています。
「どうやらこれは小さな物体だ」と。

そこで脳をだます必要があります。
大きな物体であるかのように錯覚させるのです。
ここでは、筆を使った塗装術でその方法をご紹介します。
塗り始め
まず、下塗りをしますが、プライマーは使用しません。
塗装膜を厚くするのは原則に反しているからです。
ウエザリング工程によって嫌でも塗料は重なります。100パーセント隠れてしまう工程に意味を認められないのです。
また、エアブラシならいざ知らず、ラッカー塗料を筆塗りするとどうなるか?
経験ではプライマーが溶け出し、色が混濁してしまいました(トラウマ)。

さて、広い面積を塗るときは平筆を使うのが一般的です。
ですが、最近、平筆を手に取ることはほとんどなくなりました。
どうしても手が別の筆を選んでしまうのです。
タミヤのモデリングブラシも持っていましたが、わたしの感覚では筆が硬すぎるように思います。
これは何の筆だか忘れました。
マークも消えてしまっています。
平筆
塗料というのは水よりもわずかに粘性をもった柔らかい液体です。
これをどの程度の圧力で引き延ばすのか、実感として確かめた方がよいと思います。
硬いフォークのような筆で引っ掻けば、そりゃムラになります。
わたしは柔らかい筆が好きです。
丸筆
硬い筆でも、やり方によっては使えます。
30度ぐらいの浅い角度で圧力を加えず塗るのです。
または、先っぽだけの比較的柔らかい部分だけを使うのです。

今回は、条件の悪い「大きすぎる平筆」を使ってシルバーを下塗りしてみます。
基本は「一定方向に塗る」ことです。
具体的には「上から下」もしくは「下から上」への「タテ」方向です。
そして、もうひとつは「形状に沿う」ことです。
塗る
アイランド型の障害物は、いったん周囲に色をまわしてから「タテ」に塗ります。
まあ、テキトーにね。
ルーバーやスリットなどは、目に沿うように塗るしかないです。
逆らわないことです。
突起に囲まれた狭い部分などは、逆らわないように「ヨコ」に塗ることも必要になります。
苦肉の策であり、苦渋の決断です。
塗りムラ
「タテ」と「ヨコ」の塗りを直交させて重ね塗りしても汚くなります。
やってみておぞましいと感じる感性は大切です。
「タテ」の塗りムラは、「タテ」に塗って消してください。

さて、出来ました。
ものすごく塗りムラがあるように見えますが、実物ではそれほどではありません。
下塗りは、こんなものでいいんです。
塗りムラ2
次回以降につづく。

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福岡モーターショー2012
同級生と福岡モーターショーに行ってきました。
人妻です。
人妻、ああなんと危険な香りなのでしょう。
人妻というだけで魅力10倍増しですね。
誘ったんじゃありませんよ、誘われたのです。
こう見えてもわたくし、品行方正でありまして、女子からしばしばお誘いを受けるのです。
彼女の提案に従い、クルマではなく電車で行きました。
危険なかほりを楽しむのはよくても、ほんとうの危険を望む女性ばかりではありません。

「えー!、わたし(旦那に)宮崎クンとモーターショーに行くち言ってきたよ」
「オレは黙って来た。なんか、言いきらんやったけん。
K美さんと映画に行ったときとか、H美ちゃんと飯食いに行ったときは、ちゃんと言うて行ったばってん、今日は仕事も休んどるし」
「悪かったわねー」
「よかとよ、明日もあさっても仕事入っとるし、どうせどこかで休まんなら一生行かれんもん。ちょうどよか機会やったばい」

というわけでモーターショー初体験です。
野外では自衛隊車輌も展示してありました。
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OVMの色は、かならずしも車体と100パーセント一致してはいませんね。
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ほとんど新車でも可動部はサビがでています。
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なぜか人妻はウルトラマンダイナのメカを写メっていました。
「そこに食いつくかっ!」
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以下は、
正統なAFVモデラーには関心のないクルマの写真や
また、硬派なAFVモデラーが眉をひそめるようなコンパニオンの写真、
そして例のごとく自慢げにきれいなおねーちゃんと一緒に写った嫌味な写真などがありますので、続きは読まない方がよろしいかと思います。
≫≫≫ [福岡モーターショー2012] の続きを読む                            

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