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戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
パーツの複製:チョー初心者のシャーマン作り 4
キャタピラの滑止めパーツを複製しようと思い、ものの本を開いてみるとそこには「型取り用シリコーン」「剥離剤」「注型剤」「型枠」などそれぞれにけっこうな価格のマテリアルが必要だと書いてありました。

「これでは、別売りキャタを買った方が早いではないか」

と思いました(求めているものと同形があるかどうかは知りませんが)ので、ネットでつらつらと調べてみると
以下の2つでなんとかなりそうです。
複製1
「かたとりまる」のようなものは百円ショップにあるよとKzさんから聞いてはいたのですが、近くのショップでは見つけることが出来ませんでした。
消しゴムのようなものが、4枚入っています。400円以下でしたので、同じようなものでしょう。
複製2

お湯を注いで、3分待てと、どこかで聞いたようなことが書いてあります。
いざ!熱湯を注ぎます。
複製3
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テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

戦争プロパガンダ
戦時中には軍お抱えの従軍画家という存在があって
国民の戦意高揚など戦争プロパガンダの役割をする絵を描かされていたそうです。
たとえば
小早川秋聲(しゅうせい)の「國之楯」という絵(縦1.5m×横2m)。
国の盾

「これが戦争プロパガンダ? 強烈な反戦絵画じゃないの?」

と思ってしまいました。
(もっとも、天覧に供するために陸軍省の依頼で描いたものだったが、受け取りを拒まれています。ただしこれは今日的感覚とは異なる理由であったかもしれません。『画家たちの「戦争」』(新潮社)のなかで河田明久は『そもそも太平洋戦争の物語が始まったときから、日本兵の死は表現上のタブーではなくなっている。それどころか、真珠湾攻撃で戦死した九名の特殊潜航艇乗組員が「九軍神」に、これに対抗して陸軍では七度も感状を受けたエースパイロットの加藤建夫を「空の軍神」に、といった具合に、陸海軍自身が競い合うようにして重要な戦死者たちを物語の主役にまつりあげてきたという経緯がある。アッツ島守備隊の玉砕もまた同じ流儀で大々的に喧伝され、藤田が製作に取りかかった1943年の夏ころまでには、すでにその「忠魂」を神がかった言葉でたたえる世論ができあがっていた。』とあるからです。)

戦後、軍に協力した画家たちは美術界を追放されたという。
軍が委嘱して描かせた公式戦争画のなかには、現代の感覚で見れば反戦メッセージに見えるものもあります。
そして、わたしの言いたい本論は

「これらが戦争プロパガンダであるならば、AFVモデラーの作るジオラマのほとんどは、まごうことなき戦争プロパガンダそのものじゃないの?」

ということです。

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チョー初心者のシャーマン作り 3
キット付属のキャタピラは、ゴムパッドのキャタです。
うむむ〜。
キット付属キャタ
ダックビル付きの金属タイプをどこからか調達せねばなりません。
ちゃんと作ろうとすれば、それなりにコストはかさみますねー。

つらつらと物色するに、このM4A2 Late PTO 2in1というキットが良さそうです。
さらに倍!の、なんとキャタが4本も付いているテレビショッピングのようなキットです。
別キットのキャタ

これは得したぜ!な気分でもう一度リファレンスの写真をよく見てみると・・・
シャーマンリファレンス写真
な、なんと! 滑止めのパターンが左右で違っているじゃあーりませんか!!

さらに車体左側のキャタには、どうもダックビルが付いていない様子。
ダックビルなし
だよね。
戦闘中に切れたなどして交換したのだと推測します。

キャタが4本付いていて幸いでした。
ダックビルなしのカクカク台形パターンが使えそうです。

さて、右側のキャタですが、どうしたものか。

しばし潜考 ・・・・・

結論は、「前後の見える部分だけパターンを削り落とし、波形パターンを作って張り替える」ことにしました。

さっそく作ります。
試作一号。
試作一号
ちょっと波のカーブが大きくなり過ぎてしまいました。
ボツ。

ならばと試作二号。
試作二号
これなら、なんとかイイんじゃない?

これを使ってこのように張り替えてみるわけです。
原型完成
これと同じものが目に入る部分の総計で26個ほど必要です。
さあてどうしたものか。


つづく

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チョー初心者のシャーマン作り 2
車体を組み立て始めて、いきなりの問題発生!
(組み立て説明書では、だいたいにおいて転輪の組み立てから始めるようになっていますが、繰り返しパーツはおもしろくないことと、まずはボディなど大きな構造物から次第に小さな構成部品へと組み立てた方が自然だと思うことから、こうしています)

R5(車体前面下部)で構成される重要パーツが車体に組み付かないのです。

「おっかしいなあ?ドラゴンのシャーマンってこれが普通なの?」
「それとも車体の上下の付け方をまちがえた??」

初めて車輌では何をするにも半信半疑になりますね。
スプロケット軸の位置までも変化するパーツだけに、ちょっと考え込みました。
(リターンローラーの上面とスプロケットのキャタの乗る歯の面が一直線に揃わなければならない)

けっきょく底面をキット通りのツラいちで接着して、前面装甲板の角度を変更し車体上部につなげました。
車体前面角度

リファレンスの写真を見ると前面装甲板がくの字に折れ曲がっているように見えたからです。
(そう見えるでしょうが!)
シャーマンリファレンス写真
ですが、どうもこの判断は間違いのようですね。
箱絵を見るとまっすぐになっているじゃありませんか!
(何を見てんだよ!)

知らないということはおそろしい。
ですが、増設キャタピラで隠れてしまうのでなーんにも心配いりませんよ、はっはっはー。
(クスリでもやってんのか!)

砲塔後部の増設雑具箱がこのキットのウリのようですが、リファレンスと同じ角度から見れば、付けるべきでないと判断しました。
砲塔後部増設

写真を見ながら、ダミーのマズルブレーキを作りました。
ゴム片でできているのか、テープなのか??
ダミーマズルブレーキ

キットには選択パーツとして、ディッシュホイールとスポークホイールが付属しています。
ディッシュホイール
選択パーツというのは、知識があってはじめて有用になります。
どちらを使ったらいいか、判断できないからです。
写真からは、見えていないので判断できません。
けっきょく、おそらくはノーマルであろうと思われるディッシュタイプを選びました。

サスペンションの刻印だけでも、はじめての車輌ではときめきがあります。
(四号戦車とかだと慣れっこ)
サスペンション刻印

スプロケット基部の穴は、おそろしくダボダボ。(←ガバガバということか?)
スプロケット基部


以下は
例のごとく自慢話と女性がらみのことがらになりますので関心のある方限定でお読みください。
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チョー初心者のシャーマン作り
かつてタミヤのイージーエイトを作ったとき

「シャーマン、カッコわるっ!もう二度と作ることはないだろう」

と思ったものでしたが、AM誌6月号に載っていた写真を見て

「ファイアーフライかっちょえぇー!作りたーい!」

と思ってしまったのでした。
AM誌ホタル
そこで模型屋さんに行くと、

「タスカねえー、あそこのは高いからねえ」

と、あまり仕入れる気が無い様子。

それなら仕方がないと、その場にあったドラゴンのファイアーフライICハイブリッドを購入したのです。
ハイブリッドもコンポジットも同じ溶接車体を指しているよう。
ほぼ同じものが出来上がるんじゃないでしょうか。

とりあえずは、iChamaruさんの記事を参考にタスカとドラゴンの違いを確認しながら、車体上部の雰囲気をより実車に近いと思われるように整形してみました。
ホタル車体上部
ファイアーフライはもとよりシャーマンについてほとんど知識のないわたしが、基本的にAM誌の写真をリファレンスとして製作してみます。

気長に
「つづく」

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2012 第15回九州AFVの会レポ4 雑感編
試作車輌四式

sinya9kさんの作品は独特の強いまなざしが特徴。
裏ボアのもわもわ感が良くでていました。
sinya9k
sinya9k 2

初めてお目にかかった田宮会長。
鋭い眼光、年代を克明に覚えている記憶力、明晰な分析力など幾多の困難を乗り越えた創業者社長に共通の特徴がうかがえました。
会社というものは、社長以上になることはないので、今日のタミヤのもつ製品の信頼性や部品請求などのサポート、何十年と続くタミヤニュースの発行などを思うとき、やはり偉大な方だったのだなと思わざるを得ません。
田宮会長
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2012 第15回九州AFVの会レポ3 宮﨑賞?編
今年の個人的な三賞です。
ゴールドプライズは、関西AFVの会でも銀賞を取った帝国陸軍の戦車連作です。
九州にはもう1輛追加で参加されてました。
パッと見たときの精緻な印象は他のどの作品とも段違いです。
ずば抜けていたと思います。
秀作15
それでいて写真にすると、それほどのこともない(失礼!)。
じつに不思議でなりません。
見せ方のうまさなのか、バランス感覚というのか、小物を使って情報量を上手に増やしてあるというのも一因にはあるのでしょうが、このあたりは研究対象です。
秀作9
お話を伺うと、製作のこだわりはハンパではありません。
鉄の厚みと、その内側に貼られたアスベストの厚みまでを勘案しながら再現された内部構造がぎっしり詰まっています。
秀作10

秀作14

シルバープライズは、この臥薪嘗胆を感じさせるノイバウです。
この作者が、昨年のISUの連作を作った人物と同じだとすれば、なみなみならぬ決意をもって製作にあたったことは間違いないでしょう。
塗装に工夫多き作品ですが、写真にすればすばらしいのですがちょっと華がなかったかのように思われました。
これはゴールドの作品と逆の現象が起こってます。
秀作5

ブロンズプライズは、この三式チヌです。
ダメ出しギリギリの所も多々あるのですが、これだけ堂々とした写真が撮れるのですから、なにかあるのでしょう。
ダメな作品は、どうあがこうとダメな写真しか撮れませんから。
秀作7


以下では、その他の秀作をご紹介します。
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2012 第15回九州AFVの会レポ2 義母の秘密編 
父は後妻をもらった。
後妻は、戦死した父の弟の未亡人である。
不思議なことに父と義母がむつまじくしているところを見たことがない。
それどころか、義母が笑った顔さえ見たことがないのだ。
なぜ父は、結婚したのだろう。
いつも微妙な距離感が二人の間にはある。
そう、桜の舞うあの日もそうだった・・・・
義母2
義母3


オヤジは戦死した。
出征前に再婚した女性、つまりオレの義母は年齢がほとんどオレと変わらない。
オヤジは戦死したのに、なぜかせっせと戦場のあの人に手紙を書いている。
「あの人」ってだれだろう・・・
義母4


モデラーズフリマの宣伝に静岡から九州AFVの会に来られていた女性。
義母とはなんの関係もない。
だのに、ここで紹介してしまうのはなぜだろう・・・・
義母

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