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戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
エアブラシのトレーニング
iChamaruさん推奨のタミヤの0.2ミリを購入しました。
早速、細吹きの練習をします。
エアブラシ1

紙の上でいくら細吹きができても、模型の上でできることにはならない。
吸い込みのない模型の上では、塗料が踊り跳ね回ります。
(ツヤ消しの効いた吸湿性の高い下塗りだとどうなるのか?あるいは、乾燥の早い塗料では?)
エアブラシ2
はじめアクリル塗料を用いていましたが、
どうやら塗料の粘度、なめらかさが必要だと感じて、エナメル塗料に変更しました。
アクリルだと詰まる感じがあったためです。
(塗料は薄めに調合しましたが、溶剤で薄めると色も薄まります。溶剤で薄めることなしに極めてなめらかで粘性の低い塗料であればもっと良い結果が得られるのではないかと感じました。)

細吹きをする場合、対物距離はゼロ距離に近くなります。
3ミリとか5ミリ以内の話です。
すると、ニードルカバー(ニードルキャップ)と呼ばれるジェットエンジンのノズルのような部分の径が大き過ぎるものですから、描くとき視線の邪魔になりました。
みんなこれで本当にやっているのでしょうか?
(クラウン型というものがあるらしい。これを使えば、スキマから見えるということか?)
エアブラシ3
最近の落書きは、タギングという文字で、
すばらしくアートしているいますね。
一朝一夕にまねするのはむずかしい(汗)。
結果、20年前の落書きのようになりました。
エアブラシ5

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完成 マチルダブラックプリンス
完成を宣言したその瞬間から、
不足しているものが見えてきます。
かといって完成したと言わなければ、永遠に終りがない。
なんというジレンマ。
マチルダブラプリ
天頂からの光源よりも、「車体上面からの照り返し」や「地面からの照り返し」を強調した初めての作品です。
内的体験ではエポックメイキングに相応しい塗装理論の進化なのです。
ブラプリ砲塔
「詰め襟」部分の間違った工作は、間違ったままです。
修正は次回作まで持ち越します。
スコップ
エンジンデッキ
上面の情報量の多さと、側面の少なさのコントラストを意識してつくってみましたが、それらが効果的にハーモニーを奏でているか? おおいに疑問ですかね。
ブラプリ側面
無駄な情報というものはあります。
ただ不協和音となって汚く感じさせてしまうだけの情報。
でも無駄な情報かどうかは、塗ってみてはじめてわかるもの。
そういう意味では、無駄ではありません。
そう、人生に無駄なことはひとつもないように。
ブラプリ車体前面

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模型といふ趣味
塗装という分野に特化しているためなのか
個人的には、スケールモデルの枠であっても窮屈さを感じることなく、むしろ自由を感じてやっています。
塗装技術に関しては、やればやるほど奥深さ、無限の広がりを実感していて当面、飽きることがなさそうです。
ひとつひとつの発見、学びがおもしろい。
同じ塗り方を二度としない(同じところもありますが、毎回新しい試みを加えている)ような塗り方をしているからでしょうか、とにかくクリエイティブでたのしい。
模型といふ趣味
それに
ユーロと比べてどうしても見劣りしてしまうというのは事実としてあります。
同じように塗ろうと思えばできるけど、それを選択しないのならば良しですが、
塗れないというのは自分のなかで許しがたいのです。
それがモチベーションのひとつとなっています。

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側面最明法のヒント
路上のペイント。
妙に立体感があり、とても良くできてます。

上面が白ではないのに立体感あるのはナゼ?

路上のペイント

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コーチの作ったガンバスター甘く見ないでほしいわ
「コーチの作ったガンバスター、甘く見ないでほしいわ!」といきたいところですが、
なんかまだまだなのですね。
ブラックプリンス最終段階
追加工作の部分は、ラッカーのレッドブラウンで下塗りし、アクリルを被せましたが、剥ぎ塗装でチッピングを入れる目的でアクリルの前にアーマーオール(カー用品:成分シリコン)を塗ってます。
剥離剤というのは、まあなんでも使えます。
塗料の溶着さえ防げれば、う◯こでも大丈夫(ウソ)。


その後、いろいろとウエザリングを追加しまして(まだ、塗り残しありますね)、こうなりました。
ブラプリ最終段階6

肉眼では十分なのですが、拡大するとまだ足りないでしょうか?
ブラプリ最終段階5

ブラプリ最終段階4

ブラプリ最終段階2

ブラプリ最終段階3

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余は如何にして戦車モデラーとなりし乎
最後にカーモデルを組んだのは、小学5年生のとき。
当時組んでいたコスモクーペは、窓ガラスをべたべたにしてしまい(キット付属の鉛チューブ入り接着剤)、トラウマに。
それ以来、敬遠してきました。
戦車モデラーになったのはカーモデルに対する無力感とあきらめからです(笑)。

それなのに1/35というむずかしいスケールで(1/20や1/24よりおそらくむずかしいであろうと想像して:当社比)、総統ベンツに挑戦するなんて!
汚れたカーモデルという新しいジャンルを創設するかも(笑)。
総統ベンツ

カーモデルのキモは、とにかくパネルラインのスキマですよね。
スキマを細く均一の間隔に仕上げ、エッジがシャープであること、それが最重要課題でしょう。

なぜなら、物体としてのスケール感の根本がそこで決まってしまうと思うからです。
パネルラインが太すぎると、スミ入れしておかしくなりますし、エッジが丸まっているとミニスケール感が満載です。
本来、深い谷であり光も届かないし反射もおこらないパネルラインは、オクルージョンシャドウとなり、ブラックでスミ入れして良いはずなのです。
でもそれをやると、おかしくなる(のでグレイを使う)というのはパネルラインが太すぎることが原因でしょう。

総統ベンツ2
ICMのキット、意外にパーツの合いは良いと感じます。

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真実の形状:マチルダブラックプリンスの詰め襟
マチルダブラックプリンスの詰め襟部分は、
自分の目で見て信じるところに従って作っていたのでしたが、
現実はまったくちがっていました。
ガーン!
3782391893_86f29ae5d4_z.jpg

3782435235_be8cbddc0c_z.jpg
もう塗り上がろうかとしているのに、
今更作り直すのか・・・・。

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追加工作完了マチルダブラックプリンス
残っていた細部の部品を取付完了させました。
同時に、デカール貼りも終わらせました。
追加工作マチルダbp
エアブラシで塗ったざらざらの表面に、ウエザリングでさらに凹凸がついている状態でデカールを貼れば、シルバリングをおこすのは必至です。
それゆえ、タミヤアクリルのクリアを糊代わりに使ってみるトライをしました。

クリアを塗って乾燥してから貼る時間を節約できるのでは?と考えたからです。

デカールをぬるま湯に浸けたら、その間に、デカールを貼る位置にクリアを塗ります。
乾く前にデカールを貼付け、爪の平らな面や丸めたティッシュを使って、車体側に押し付け余分なクリア塗料を押し出します。
位置決めは、時間的にややタイトです。
もたもたしているとすぐに固着しがちです。
少し盛り上がっているように感じましたが、完全乾燥してしまえば、大丈夫でした。
狙い通りシルバリングは回避できました。
写真では写っていませんが、デカールの周囲にはツヤのある部分が、当然ながらできています。
あとでバフとかダークイエローなどのつや消し塗料をうすく溶いて塗ってやれば、ホコリ表現としてツヤは消せるだろうとふんでいます。

追加工作マチルダbp後ろ

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突き塗り(つつきぬり)
突き塗りは、
塗装面に垂直に筆をあて、文字通り小鳥が餌をつつくように動かして塗る方法です。
突き塗り祝タミヤ再販0.2ミリプラペーパー

塗料はアクリル塗料でもできますが、油彩の方が繊細で成功の確率が高まります。
パレットや紙の上で十分に余分な塗料を落としてから(試し突きを何度もやって塗料をかすれさせてから)おこなうことが肝要です。

目的はたんに情報量を増やすため。

細かく不定形の情報を付加しますが、ベースの色とかけ離れた色よりも、ちょっとだけ違うぐらいの色を使った方が汚くなることを避けられます。

本体の方は、塗料が付き過ぎたところもありちょっと失敗気味です。
(個人的にはまったく気にしない)
突き塗り2

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光学表現としてのスミ入れ
『野外では通常、影になっている側の面は天空からの青い光の影響を受けます。
その度合いは、面の上向き具合に応じて変わります。
反射光があると影の色合いが明るくなります。
反射光の光源は地面あるいはその他の表面に反射した光です。
影の中でも最も暗い部分は接触点のあたりで、本影と呼ばれています。
あるいは、光をまったく反射しない隙間の領域にできるまっ暗な領域はオクルージョンシャドウと呼ばれています。』

ジェームズ・ガーニー著『カラー&ライト リアリズムのための色彩と光の描き方』ボーンデジタル刊より

オクルージョンシャドウ

スミ入れとは何のためにおこなうものなのか?
何を表現しているのか?
物体と物体の接触点は光が遮られ、反射もおこらないために投影でできる影よりもさらに暗くなり、それをオクルージョンシャドウと呼ぶそうです。
カーモデルなどのドアとドアの隙間など深い谷もそれにあたります。
してみると、ブラックを使用したスミ入れはオクルージョンシャドウを再現しているわけですね。
(もし光が届きそうな浅い谷であれば、グレイを使えばよい)
注意深く場所を選定することで、自然な光学現象の再現に結びつくと思います。

オクルージョンシャドウとなる範囲をこえて、スミ入れを施した場合、
それは光学表現の域をこえて、「汚れの再現」とか「形状の強調(塗装によるデフォルメ)」など別の解釈をするのが自然だと思います。

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マチルダブラックプリンスの排気管
ブラックプリンス排気管
毎回異なる表現に挑戦していますよという意味だけの写真です。

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九四式六輪自動貨車の完成
94全体1
光の方向を明らかに定めて塗るようになりました。
これまでは半信半疑な気持もありましたが、
この作品で確信したことがあります。

「人は同時に多方面から見ることは出来ない」

ということです。
光の当たる側と陰側を同時に見ることは発生しないので、塗り分けた表現をしていても何の問題もないではないかと天の啓示のように悟ったのです。

(むしろ、片面だけを見て裏側まで想像できてしまうような作品こそ、退屈である)
(反対側まで見る意味があるのか)

ここまで言うと語弊がありますし、物議を醸してしまいそうですが、まあ、本音です。
(言っちゃったよ、オイ)
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