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戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
塗ってから組む
わたしがリアリズムの鬼だった頃、塗ってから組んだキャタピラがありました。
ヤークトタイガーのそれは、自分史上最高の出来として、しばらくのあいだ君臨していました。
塗ってから組むということ、
それはスキマを塗料でつぶさない効果があります。
スキマを気にすることなく塗装に存分に腕を振るうことができるのです。
スキマのリアリティ効果を知るものにとって、それは必然ともいえる製作法だと言えるのではないでしょうか。
塗ってから組む
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わたしが神と思う作品
個人的にあらゆる模型作品の中で最高の作品と思っているのは、
『スケールトラックスvol.3』ネコ・パブリッシング(2010)の中に登場しているフルスクラッチビルドの1/32キャタピラー社D10ブルドーザーです。
スケト1

早川弘一さんの作られたそれは戦慄の高精度。
ウエザリングほぼなし、そして、その色にもかかわらず、どうしても本物に見えてしまうのです。
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ノイバウの排気管
サビという自然のハーモニーを、どこまでも考えて「自我」で描こうとするか、それとも、「感性」のままに思いつくままにつらつらと塗り重ねてあそぶか・・・。

ノイバウ排気管0

最近のわたしは圧倒的に後者。
あからさまに「リアルだろ〜」みたいな塗りって押し付けがましくないか?という意見もあり。
結果的にリアルになることもあり、ならないこともあり。
(でもリアルな方が受けがいいのは事実)

以下、自我を超越して軽やかに遊んでみた記録。
一応解説をつけましたが、ほんとは見て、感じるだけで良いのだと思います。

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ヘッツアーシュタール
『「芸術とは自然と平行するひとつの調和である」。
この信念がポール・セザンヌ(1839〜1906)に“現代美術の父”という称号を与えた。
西洋美術はここに自然の模倣という課題から解放され、抽象的な観念のおもむくままに色彩と形態を構成しはじめるのである。』

山田五郎著『百万人のお尻学』講談社(1992)より



トランぺッター社のヘッツアー、シュタールです。
通常、ヘッツアーのキットは実車の簡潔な作りを反映して、部品数は少ないはずなのですが、このキットは箱一杯に部品が詰まっています。
シュタール1
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セモベンテ下半身の誘惑
サスペンションユニットも完成し基本塗装を済ませました。
セモベンテ塗装

一部を少し汚しておきます。
あとではどうにも手が入りにくい部分であり、死角となってほとんど目がいかない部分でもあります。
セモベンテ下部よごし

キャタピラを巻きますが、あれれ??
タミヤ純正キャタが、半枚分ほど長過ぎます。
足回りをいじったせいで、寸法が変わってしまったのでしょう。
セモベンテキャタ


『 農村部では今でも「でかいケツはいい嫁の条件」といわれたりするが、・・
(中略)
医学の進歩が効率的な産児制限と弱い子供でも成人できる「一人っ子社会」を可能にした近代都市において、豊饒と多産のシンボルである『巨尻』は、もはや決してありがたいものではないのだ。
(中略)
一般に『巨尻』を好むのは出身地でいえば伝統的農村共同体、宗教はカトリック、専攻は文科系の学生に多く、逆に近代的工業都市出身でプロテスタントの理系学生は『小尻』を好みがちだという。
 そのせいかどうか、たしかにイタリアなどカトリック農業国では『巨尻』女優が好まれる傾向がなきにしもあらずだ。
たとえばソフィア・ローレンの全盛期のスリーサイズは上から96-61-96であり、同じ身長で90-60-87だったマリリン・モンローよりも、バスト、ヒップ共に大きい。
にもかかわらず結構知的な役柄を演じたりもするローレンに対して、モンローが「お尻が大きくて頭が悪い女性」の象徴に終始したのは、本人たちの演技力だけではなく、見る側の意識の違いにも原因があったのかもしれない。』

山田五郎著 『百万人のお尻学』講談社(1992)より


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大胆に汚す ノイバウ ∞
過去の殻を永遠に破り続けます。
必然的に、過去の成功から外れた未知なる表現は、おかしな方向に進むことになります。
しかしながら、それをおかしなと判断するその思考そのものがもはや古いのだと考えることもできませんか?
新しいものを判断するには、新しい価値観が必要になるのです。

かつてない大型のスポンジでどっと一気に汚しを入れます。(ホワイトにて)
大胆に汚す
ホワイトと紫のカラーコンビネーションのマッチングは良のはずです。
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セモベンテの足回り
小さな改良を続けています。
車体下部なんてほとんど目がいかないのに意味があるのでしょうか?
意味があるとかないとかではなくて、そのままでは気になったから手を入れるのがモデラー魂というものでしょう。
(以前も同じようなことを書いたか?)
過去作(習作)の 35(t)戦車は、板バネを作り替えていたのですが、気付いていた人っているのかなあ。
板バネサスペンション
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あるひとつのホイール塗装
世間はT-90でにぎわっていることでしょうが、
ここでは古いタミヤのT-72をやっつけようと奮闘中です。

T-72の塗装は、シルバーをベースに行ないたいと思います。
その理由は、暗い色をベースに塗れば、どんなに明るい色を重ねてもどうしても色は沈んでしまうと悟ったからです。
現実の戦車と同じように見える明度を保つことは、優先度の高い重要事項です。
t72ホイール1

タミヤアクリルのカーキを塗りました。
一層目は薄くシルバーが透けるように塗ります。
気温が高いので、溶剤と水で薄めて揮発速度を遅くして塗ります。
t72ホイール2

二層目も同じ塗料で塗ります。
二度目なので、色乗りは良好になります。
あまりべっとり塗料を乗せ過ぎて、すべてをコートしてしまわないように注意しました。
エッジのシルバーが見えているところはポイントです。
t72ホイール3
とりあえずはこの状態で車体上部の組み立てにかかります。
汚しは全体を見ながら行ないたいと思っています。


それにしてもモスクワという街は恐るべき場所です。
パメラ・ドラッカーマン著『不倫の惑星 世界各国、情事のマナー』早川書房(2008)によれば、
著者はモスクワの精神分析医に
「不倫はいまではぜったいに必要な、なくてはならない人間関係なんですよ。義務なんです」
と言われたというのです。
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ありえないパンサーG もちろん架空塗装
パンサー1

キャタピラを外して塗装にかかります。
車体の方には、ゴールドをスプレーしてみました。
パンサー2

サビ色など、様々な色をあらかじめ入れてから、最後にツヤありブラックでフィルターします。
パンサー3
仮に新品のキャタピラを想定して塗装するとしても、ブラックの単色ではあまりにも情報量が欠如します。
本物でも、地面や周囲のものが映り込んで複雑な表情を見せています。
それをややオーバーに色域をエクステンドして再現しようとしているのです。
(そうしないと、肉眼では1/35の表情をとらえられないため。デジカメ写真では、オーバーに見えがち)

表面のツヤありブラックは、キャタを触る度に落ちていきます。
すると接地部に塗っておいたシルバーが輝きをもって顔を出します。
ドライブラシなどで後付けでシルバーを塗ると、とってつけたような違和感がありありになりますが、剥ぎ塗装で表現するとそれも緩和され、イイ感じです。


エナメルでフィルターしたため接着剤が溶けて、形状が変わってしまったのでしょう。
うまくはまらなくなりました。
もう一度、エナメル溶剤で結合をゆるくしながら形状を動かし取付けていきます。
パンサー4
さらりと作ったように見える作品であっても、
作った本人にしかわからない苦労が、いかなる作品であれ、隠れているものだということに思い至りました。
他の人が作った作品を観賞するとき、その視点を忘れないようにしたいと思います。



今年の夏はおもしろそうな映画が目白押しなのですが、
今までのところ『パシフィックリム』がいちばんおもしろくて65点。
B級くさいのですが、血湧き肉踊る!ロボット好きならこれを観よ!という人型巨大ロボットVS怪獣です。
かっこいい音楽、興奮が翌日まで残る、オタク向けの映画です。
『風立ちぬ』は60点。『ローンレンジャー』は時間の無駄で50点という出来でした。

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s.F.H 18 15cm榴弾砲 完成
15センチ榴弾砲、完成しました。

遠目にはブルーグレイ単色の地味な作品ですが、
戦車1輛分に匹敵するほどの情報量をつめ込んでいます。
sfh18完成3

sfh18完成2

sfh18完成4

sfh18完成

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サビマガジンvol.26
オート三輪のサビ。
国道3号線沿いにあった有名な車輌ですが、先日、通ったときにはなくなっていました。
オート三輪のサビ

サビのオブジェとして強烈な存在感を誇っていましたが、残念。

オート三輪のサビ2

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