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戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
展示会に行くということ
自分の作品をもってAFVの会に出かけるということ。
その作品がうまくいったと思えるものか、そうでないかは関係ない。
部屋を出て、他の作品と混じり、人目に触れさせる。
そして自分自身も人と出逢う。
部屋にひとりでこもっている状態とはちがう何かが、そこで生まれるのです。
展示会から帰ってくると、
必ずそれまでになかった気持が醸成されて、新しい考えが生まれて、信念が強化されるというような経験が味わえています。
展示会

竹中平蔵著『竹中式マトリクス勉強法』幻冬舎(2008)のなかで、
このようなことが書いてありました。

『 聞いた話ですが、数学者の藤原正彦さんも、「数学者は孤独な職業だから人にほめられたり励まされたりしないとやっていけない」と仰っているそうです。
 なんでも、数学者たちはそれが分かっているからこそ、国内外の学会に積極的に参加し、互いに研究発表しては「ああ、その研究、面白いなあ」と励ましあっているのだとか。
「学会に行くのは人がどういう研究をしているのかという興味より、むしろそうしたほめ言葉や励ましの言葉をもらいに行くようなもの。それがなければ、多くの数学者はつぶれてしまいます」
 藤原さんは、そう書いておられました。これには、なるほど納得です。
 確かに、どんな分野であれ、勉強することとは、孤独です。そして、その孤独を救ってくれるのが、仲間同士の励まし合いなのです。』


そうか、モデラーもつらく孤独な作業の連続であるからこそ、
仲間同士で過剰なほどにほめ合っている訳なのですね。

最近わたしも思い通りのものが出来ないつらさ
身に沁みていますから、気持がよーくわかるようになってきました(笑)。
10月27日の九州AFVの会で、エネルギーをもらって来ようかな。
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佐賀のがばい作品展に行ってきた
正式には「第10回 佐賀模型展示会 2013」というそうで、
佐賀模型愛好会ぽんコツ倶楽部さんの主催です。

がばい作品が数多くありました。
Kさんのがばいレーヴェ。
がばいしとる! 底力を感じます。
がばい5
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D9Rの足回りの組み立てをガンプラに学ぶ
この部品、けっこうな大きさなのにパーツの合いはいまひとつ。
足回りの組み立て

転輪を含むAランナーは2セット同じものが入っています。
そこで、転輪部分だけを下のように切り出します。
足回りの組み立て2

そして、ランナーごとガバッと組み合わせて、転輪16個一気組みというわけです。
足回りの組み立て3
これはガンプラのキットでは、組み立て説明書で指示されているものです。
ひとつのランナーごと、すべてのパーツが同時に組み上がるようになっていたのです。
モナカパーツの組み立てなどでは徹底的に合理化された設計に感銘をうけたことがありました。

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立派なリッパ
愛される女になるためには
「立派だわー
と言ってほめることが何より重要です。
もう毎回、そう言っていれば捨てられることなどありません。

たとえ事実がそんなに立派ではないにしろ
「わたし的に、こんなに立派なのはハジメテェー
とか、
「この硬度がすごいわー
とか、
「色つやがステキ
とか、
「血管の凸モールドが芸術的ね
など、
色々ほめようがあるはずです。

女性的にはどうでもいいような部分であるだけに、無関心であるかもしれませんが、それゆえにこそ盲点となっている超重要ポイントです。
女性が書いた女性向けの恋愛本にも、まったく欠けている視点です。
まさに神アドバイス!
これを読んだ女性は幸運です。
これで恋のライバルを蹴落としちゃいましょう!

さて、ブルドーザーの後部についている爪を「リッパ」と呼ぶそうです。
立派なリッパ
D9Rにも立派なリッパがついていますね。

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オペレーターズシート
運転席はテキトーに塗って仕上げました。
窓の内側になってほとんど見えないからです。
運転席2

ただし一度、荒っぽく塗ってしまうと、
感覚を精密に戻すのがむずかしくなります。
気持をしっかり切り替えて、外側は塗るように心掛けます。
運転席

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ドーザーブレード
D9Rを作るにあたっては、精度や、かちっとしたエッジ、細くても確実なスキマなど1/35に相応しい精度感を重点に製作を始めました。
その流れで、ドーザーブレードはサンドペーパーにて縦のスリキズをつけて良しとする予定でした。
ドーザー1

ところが、いつもの悪い虫が動きだし
「人と同じようなものを作っても意味がない」
なんて考えてからは、
「そうだ!ミラーフィニッシュシートを貼ってみよう!」
とウキウキするようなアイディアがひらめいてしまったのです。
ドーザー2
この時点で、まともな完成姿になるということから遠のいてしまったかもしれません。

しかしながら、実際のドーザーブレードの表情はまさに千差万別、ありとあらゆる表情を見せています。
とすれば、多少のアレンジは許容範囲内に収まるのではありますまいか。
ブルドーザーの顔ともいえる大事なパーツですが、
ここから、わたしは始めてみたいと思います。
ドーザー3

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なぜ完成とすることができないか
左側面は、ますます変化しました。
さらに手を加える心づもりです。
なぜ完成とすることが
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シャドー側の左側面
陰側となる左側面は、シャドーモジュレーションをおこなったことと、ふつう戦車には塗られることのない紫色を用いたことで、ある程度の満足があったのですが、
どうにも現状では魅力に欠けています。
車体左側

さて、どうしたものかと思案して出た結論は・・・

「オレンジとブラックを混ぜた色を塗る」ということでした。
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ああ、みずいろの雨だれ
これまでに明るい水色で雨だれを描いた人はいるだろうか。

ここにいるんだよね。

あらゆるタブーに挑戦するクリエイターはすべてのことをやってみるのである。
みずいろの雨
うん!
今までつまらなかったノイバウが、俄然、生き返ってきました。

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ノイバウのOVM一式の塗装
ノイバウOVM0000
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微小レベルにおける塗料と塗装対象物の関係
塗料はエッジ(出隅)にのりにくいですよね。
(エアブラシによる塗装はこの限りにあらず)

塗料を溶剤で薄め過ぎた場合、筆に含んだ塗料を大量にのせ過ぎた場合、筆をエッジでしごき過ぎた場合などに発生しがちなパターンとして、パーツと塗料の関係を拡大図(×1000)にすると以下のようになります。
塗装論0

その結果、エッジのみ下地の色が透けて見えてしまうこともあります。
(これを意識的にテクニックとして利用することも一法)

それ以上に問題なのは
極小パーツなどで重ね塗りをして、同じような塗料ののり方を繰り返すと、本来平面であるべき部分が盛り上がってしまうことです。
その結果、エッジのシャープさが失われ、視覚的にパーツがなんとなくヌルい造形に感じられてしまいます。

リアリティ追求型のモデラーにとって、これは大問題です。
1/35を1/1に見せるためには、エッジはとことんシャープであることが求められます。

シャープ!シャープ!シャープ!
 
シャープであって困ることは一切ありませんので、
対策として以下のようなエッジの加工が提案できるかと思います。
塗装論
本来あるべき形状よりも鋭角にエッジを加工するのです。

たとえば、ヤークトタイガーの鋼製リムのふちなどは、塗料がのると丸まって見えることになってしまいます。
それゆえ、あらかじめ丸刃カッターなどを当てておく処置をすることで、キット本来のモールドのあまさを解消しながら、より鋭角に強調したエッジ処理ができます。
リム鋭角

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キーファーなパンサー完成
『アンゼルム・キーファーの作品の背後にある思想についても、あれこれ語られている。
もちろん作家の根底には思想がなければならない。
しかし、われわれが作品につき合う瞬間は直観である。
とくにキーファーが与える絵画の力はストレートに意識の中核を撃つ。
言葉を超えた力だ。
その力はスピリチュアルでさえある。
(中略)
作品の製作と同様、観賞もまた自由な態度が必要だ。
「何が描かれているのか」ということは、さほど重要ではない。』

横尾忠則著『名画感応術』光文社文庫(1997)より



キーファーの作品をまねして塗りましたが、
その絵の持つ浸透力、訴える力を思い知らされることとなりました。
もうちょっとどころではなく、本物は圧倒的です。
キーファーなパンサー

タミヤのパンサーのフォルムにいつも違和感を感じていました。
比べれば、つねにドラゴンのそれの方がイメージにぴったりだったのです。
何が悪いのか?
おそらくはどちらも図面や計測に基づいて正確に作られているはずです。
今回は、「正確」ということを無視して
自分のなかでのイメージを追求しました。
車庫調しています。
ダウンサスならぬアップサスです。
わたしの中のパンサーはこんなイメージ。
ロードホイールの中央部が盛り上がっているのは、例のごとく遠近感を強調するための「グランドラインアーチ法」デス。
キーファーなパンサー2


キーファーなパンサー3

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