
ローラ・ドイル著 中山庸子訳
『サレンダード・ワイフ賢い女は男を立てる』(2002 三笠書房)のなかには、妻が夫に言う小言の数々がたくさん載っています。
『「彼ったら理不尽なのよ。
今にもひっくり返りそうな椅子にのって、片足を新しいキッチンテーブルの上にのせてバランスをとろうとしていたの。
それもふたりですばらしい色に仕上げたばかりのテーブルよ。
なんでガレージから踏み台を持ってこないのって、私言ったのよ。
彼のほうがずぼらで、新しいテーブルを台なしにしそうになったのに、どうして私が彼を侮辱したといってあやまらなければいけないの?」』
(中略)
『彼に子供をあずけて外出するのが怖いという女性もいる。
彼女たちは子供にちゃんとした食事を与えたり、時間どおりに寝かしつけ、宿題をきちんとやらせたりすることが彼にできるはずがないと思っているからだ。
また、夫は楽しい夜の計画を立てる才能がないとか、車を買うときの交渉もうまくできないと思い込んでいる人もいる。』
(中略)
『家を一歩出たときには、夫がどこへ行こうとしているのかわかっていて、一番いい道順を彼に教えていた。
レストランでは車を止める場所を決め、テーブルにつけばついたで、それとなくほのめかしておいたものを彼が注文してくれるかどうか、不安のあまり身もだえするほどだった。
その夜のサービスにはうんざりさせられた。
食べ物はなかなか出てこないし、ウエイトレスには無視された。
あまりにも長い時間待たされたので、私は支配人に抗議して食事代をただにさせるべきだと夫に言った。』
(中略)
『エイミーは、彼女が彼の行動をコントロールしなければならないのには、必ず理由があるのだと言う。
夫が赤身の肉を食べ過ぎないようにするのは、そのほうが健康によいからだ。
町へ行くときに決まった道を通るようにするのは、そのほうが早いし、渋滞もないからだ。
彼女のやり方に従ってカーテンをつけるのは、そのほうが効果的だからだ。』
(中略)
『床屋がその男性の髪を一生懸命にカットしているすぐそばに奥さんが立って、言いたいことを言っている。
「後ろは切りすぎないようにして」、「てっぺんの毛が突っ立ったりしないように気をつけてよ」という調子である。』
(中略)
『クリーニング屋に行ってくれると言ったのに、行かなかった。
車が汚い。
留守番電話に切り替えるのを忘れて、ファックスにしたままにした。』
(中略)
『「新しいスーツがほしいの。今あるのは古くなっちゃったし、最後に自分のために何か新しいものを買ったのは三年前よ。
それに先月はクーポン券を使って四十ドルも節約したわ」』
(中略)
『この家は本当に狭くて頭がおかしくなりそうよ。
新しい家がほしいわ。
こんなごちゃごちゃしたところに住むのはうんざり」』
(中略)
『「ティファニーのショーウインドーにあったネックレスを買ってくれるわよね」』
(中略)
『「子供たちを連れて今晩はピザを食べに行けないかしら?」』
(中略)
『「赤ん坊を寝かせてくれたって、どうせまたパジャマを後ろ前に着せているに決まっているわ」
「あなたは仕事で疲れているんだから、赤ん坊は私が寝かすわ」
「映画に行くなんて、贅沢よ」
「あなたが選んだ映画って、私、たいてい気に入らないのよね」
「ひとつしかない椅子に座ったら礼儀知らずと思われる。私も立っているわ」
「PTAのうるさいおばさんの隣には座りたくないから、椅子はいらないわ」』
(中略)
『自分では決して買わないものをくれた場合、私たちはまず拒絶し、夫は結局自分のことは何もわかってくれていないとつい批判してしまう。
コリンは、レイにクリスマスにもらったゴージャスなハンドバッグはとても感謝しているけれど、入れたいものが全部入らないからといって、すぐにもっと実用的なバッグと交換してもらった。
(中略)
不幸なことに、ロビンは夫のポールから結婚記念日に指輪の複製を贈られたが、ばっさりと切り捨ててしまった。
なんと彼は彼女があこがれていたものとは違う指輪の複製を作ってしまったのだ。
しかも、彼女が嫌いな指輪の。』
(中略)
『私たちは悲観的な言葉をしましば口にするものだ。
たとえば、「もう少しゆっくり走ってもいいんじゃない?(そうしないと、車をぶつけるわよ)」
「皿洗い機に入れる前に、さっとゆすがないといけないのよ(どうせやらないでしょうけど)」
「水道屋さんを呼べばいいんじゃないの?(どうせ自分では直せないんだから)」
「私だったら、部長にあんなこと言われたら一分だってがまんできないわ(どうせ自分で反論しないんでしょ)」
夫にしてみれば、「あなたにはどうせできない」と言われているも同然である。』
(中略)
『彼の弾き語りを聞くのは大好きだったが、それだけでは毎日の食事にさえ事欠いてしまう。
彼は今の生活に満足していたが、家の修繕になると急に怠け者になるように思えた。
夫がやることといったら、女である私の感覚にそぐわないものばかりだったので、私は粗捜しばかりするようになった。
家計をまかせても、まったく系統だったプランを立てることができないので、私は愕然とした。
家の中の何かがこわれたら、ひどくならないうちにこまめに直したり、家をきれいに飾ったりしてほしいと思ったが、彼のやり方はまったく違った。』

妻からのこれらの言葉で、
男であるわれわれは、敬意を払われず、受け入れられず、信頼されず、期待されず、感謝されず、自信が得られず、がんばれず、勇気がそがれる。
やすらぎと回復を求める家庭で、日々、エネルギーが消耗する。
ありのままを受け入れてくれると思った女性と結婚したはずの男たちが辿る末路である。
『Let It Go~ありのままで』は強い自己肯定の歌です。
日本語の歌詞は、原文以上にすばらしく、日々を消耗する男にも感動を呼ぶのでした。
『Let It Go~ありのままで』
75ミリ対戦車砲の塗装は、つづきをどうぞ。
『サレンダード・ワイフ賢い女は男を立てる』(2002 三笠書房)のなかには、妻が夫に言う小言の数々がたくさん載っています。
『「彼ったら理不尽なのよ。
今にもひっくり返りそうな椅子にのって、片足を新しいキッチンテーブルの上にのせてバランスをとろうとしていたの。
それもふたりですばらしい色に仕上げたばかりのテーブルよ。
なんでガレージから踏み台を持ってこないのって、私言ったのよ。
彼のほうがずぼらで、新しいテーブルを台なしにしそうになったのに、どうして私が彼を侮辱したといってあやまらなければいけないの?」』
(中略)
『彼に子供をあずけて外出するのが怖いという女性もいる。
彼女たちは子供にちゃんとした食事を与えたり、時間どおりに寝かしつけ、宿題をきちんとやらせたりすることが彼にできるはずがないと思っているからだ。
また、夫は楽しい夜の計画を立てる才能がないとか、車を買うときの交渉もうまくできないと思い込んでいる人もいる。』
(中略)
『家を一歩出たときには、夫がどこへ行こうとしているのかわかっていて、一番いい道順を彼に教えていた。
レストランでは車を止める場所を決め、テーブルにつけばついたで、それとなくほのめかしておいたものを彼が注文してくれるかどうか、不安のあまり身もだえするほどだった。
その夜のサービスにはうんざりさせられた。
食べ物はなかなか出てこないし、ウエイトレスには無視された。
あまりにも長い時間待たされたので、私は支配人に抗議して食事代をただにさせるべきだと夫に言った。』
(中略)
『エイミーは、彼女が彼の行動をコントロールしなければならないのには、必ず理由があるのだと言う。
夫が赤身の肉を食べ過ぎないようにするのは、そのほうが健康によいからだ。
町へ行くときに決まった道を通るようにするのは、そのほうが早いし、渋滞もないからだ。
彼女のやり方に従ってカーテンをつけるのは、そのほうが効果的だからだ。』
(中略)
『床屋がその男性の髪を一生懸命にカットしているすぐそばに奥さんが立って、言いたいことを言っている。
「後ろは切りすぎないようにして」、「てっぺんの毛が突っ立ったりしないように気をつけてよ」という調子である。』
(中略)
『クリーニング屋に行ってくれると言ったのに、行かなかった。
車が汚い。
留守番電話に切り替えるのを忘れて、ファックスにしたままにした。』
(中略)
『「新しいスーツがほしいの。今あるのは古くなっちゃったし、最後に自分のために何か新しいものを買ったのは三年前よ。
それに先月はクーポン券を使って四十ドルも節約したわ」』
(中略)
『この家は本当に狭くて頭がおかしくなりそうよ。
新しい家がほしいわ。
こんなごちゃごちゃしたところに住むのはうんざり」』
(中略)
『「ティファニーのショーウインドーにあったネックレスを買ってくれるわよね」』
(中略)
『「子供たちを連れて今晩はピザを食べに行けないかしら?」』
(中略)
『「赤ん坊を寝かせてくれたって、どうせまたパジャマを後ろ前に着せているに決まっているわ」
「あなたは仕事で疲れているんだから、赤ん坊は私が寝かすわ」
「映画に行くなんて、贅沢よ」
「あなたが選んだ映画って、私、たいてい気に入らないのよね」
「ひとつしかない椅子に座ったら礼儀知らずと思われる。私も立っているわ」
「PTAのうるさいおばさんの隣には座りたくないから、椅子はいらないわ」』
(中略)
『自分では決して買わないものをくれた場合、私たちはまず拒絶し、夫は結局自分のことは何もわかってくれていないとつい批判してしまう。
コリンは、レイにクリスマスにもらったゴージャスなハンドバッグはとても感謝しているけれど、入れたいものが全部入らないからといって、すぐにもっと実用的なバッグと交換してもらった。
(中略)
不幸なことに、ロビンは夫のポールから結婚記念日に指輪の複製を贈られたが、ばっさりと切り捨ててしまった。
なんと彼は彼女があこがれていたものとは違う指輪の複製を作ってしまったのだ。
しかも、彼女が嫌いな指輪の。』
(中略)
『私たちは悲観的な言葉をしましば口にするものだ。
たとえば、「もう少しゆっくり走ってもいいんじゃない?(そうしないと、車をぶつけるわよ)」
「皿洗い機に入れる前に、さっとゆすがないといけないのよ(どうせやらないでしょうけど)」
「水道屋さんを呼べばいいんじゃないの?(どうせ自分では直せないんだから)」
「私だったら、部長にあんなこと言われたら一分だってがまんできないわ(どうせ自分で反論しないんでしょ)」
夫にしてみれば、「あなたにはどうせできない」と言われているも同然である。』
(中略)
『彼の弾き語りを聞くのは大好きだったが、それだけでは毎日の食事にさえ事欠いてしまう。
彼は今の生活に満足していたが、家の修繕になると急に怠け者になるように思えた。
夫がやることといったら、女である私の感覚にそぐわないものばかりだったので、私は粗捜しばかりするようになった。
家計をまかせても、まったく系統だったプランを立てることができないので、私は愕然とした。
家の中の何かがこわれたら、ひどくならないうちにこまめに直したり、家をきれいに飾ったりしてほしいと思ったが、彼のやり方はまったく違った。』

妻からのこれらの言葉で、
男であるわれわれは、敬意を払われず、受け入れられず、信頼されず、期待されず、感謝されず、自信が得られず、がんばれず、勇気がそがれる。
やすらぎと回復を求める家庭で、日々、エネルギーが消耗する。
ありのままを受け入れてくれると思った女性と結婚したはずの男たちが辿る末路である。
『Let It Go~ありのままで』は強い自己肯定の歌です。
日本語の歌詞は、原文以上にすばらしく、日々を消耗する男にも感動を呼ぶのでした。
『Let It Go~ありのままで』
75ミリ対戦車砲の塗装は、つづきをどうぞ。
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視覚による刺激というカテゴリーにおいて、
男性は性的対象(女、ひとによっては男?)を目にしたり、
想像することで興奮する人がほとんどであると思います。
もちろん女性も同じような感性の部分もありますが、
まったく思いがけないものに感じる人もいるのです。
美しい景色でムラムラくる男性っていますか?
おそらくいないでしょう。
自らの理解の範疇だけで、相手を理解しようとしてもむずかしいことが多々あります。
男と女の間ではとくにそうなのです。

『モア・リポート』(1983集英社)のなかで
以下のような意見を見ることができます。
『日常の中で、どんなことがあなたの性的興奮を呼び起こしますか。
「映画のラブシーン、夕暮れの空気のにおい・・・・・・etc」
(22歳 時計・メガネ販売員)
(中略)
あなたはどんな時に性的欲求を感じますか。
「本を読んでいたり、音楽を聞いたり、絵を見たり、あらゆることが性的興奮を呼び起こします。
雲とか、風とか、夕日とか、自然現象にも感じることが多いです。
つまり、想像する方が具体的に触れられるよりも感じる」
(31歳 文化団体勤務)
(中略)
「心地よいくつろぎ。
おだやかな空気や自然の美しさを見つめたとき。
眠りから覚めそうなけだるさの中にある時。
突然訪れる肉体的欲求。
ベッドの中で耳にする夜更けの雨の音。
性的表現の高い文章を読む時」
(31歳 無職)』
また、
ジェーン・ジャスカ著 清宮真理訳『ふしだらかしら 老嬢ジェーンのセックスとロマンをめぐる冒険』(2005)バジリコ刊のなかにも著者の以下のような記述がありました。
『 しかし、これだけははっきり言えます。
私は感じやすいたちだということ。
それが、ビルの質問に対するひとつの答えです。
牧場の風景や小川のせせらぎ、あるいは文字にさえ感じてしまうのです。
ええ、別にエロティックな文章じゃなくても。
たとえばフトンの上に寝っころがって、『ニューヨーク・タイムズ』や文芸誌の『アメリカン・スカラー』を読んでいるときでさえ、脚のあいだがムズムズしてくることがあるのです。』
女性というものは男性の想像を超えて多様性に富んでいるそうです。
よって、ひとりの女性に通用するワザが別の女性に通用するとは限らないとか。
目の前の女性をもっと良く見よ、ということですね。
と同時に、何が功を奏するかわからないのでドライブに行って雄大な景色を眺めることも、予想以上に吉と出ているのかもしれませんね。
真剣ゼミ 大人チャレンジ 講師宮崎一誠
男性は性的対象(女、ひとによっては男?)を目にしたり、
想像することで興奮する人がほとんどであると思います。
もちろん女性も同じような感性の部分もありますが、
まったく思いがけないものに感じる人もいるのです。
美しい景色でムラムラくる男性っていますか?
おそらくいないでしょう。
自らの理解の範疇だけで、相手を理解しようとしてもむずかしいことが多々あります。
男と女の間ではとくにそうなのです。

『モア・リポート』(1983集英社)のなかで
以下のような意見を見ることができます。
『日常の中で、どんなことがあなたの性的興奮を呼び起こしますか。
「映画のラブシーン、夕暮れの空気のにおい・・・・・・etc」
(22歳 時計・メガネ販売員)
(中略)
あなたはどんな時に性的欲求を感じますか。
「本を読んでいたり、音楽を聞いたり、絵を見たり、あらゆることが性的興奮を呼び起こします。
雲とか、風とか、夕日とか、自然現象にも感じることが多いです。
つまり、想像する方が具体的に触れられるよりも感じる」
(31歳 文化団体勤務)
(中略)
「心地よいくつろぎ。
おだやかな空気や自然の美しさを見つめたとき。
眠りから覚めそうなけだるさの中にある時。
突然訪れる肉体的欲求。
ベッドの中で耳にする夜更けの雨の音。
性的表現の高い文章を読む時」
(31歳 無職)』
また、
ジェーン・ジャスカ著 清宮真理訳『ふしだらかしら 老嬢ジェーンのセックスとロマンをめぐる冒険』(2005)バジリコ刊のなかにも著者の以下のような記述がありました。
『 しかし、これだけははっきり言えます。
私は感じやすいたちだということ。
それが、ビルの質問に対するひとつの答えです。
牧場の風景や小川のせせらぎ、あるいは文字にさえ感じてしまうのです。
ええ、別にエロティックな文章じゃなくても。
たとえばフトンの上に寝っころがって、『ニューヨーク・タイムズ』や文芸誌の『アメリカン・スカラー』を読んでいるときでさえ、脚のあいだがムズムズしてくることがあるのです。』
女性というものは男性の想像を超えて多様性に富んでいるそうです。
よって、ひとりの女性に通用するワザが別の女性に通用するとは限らないとか。
目の前の女性をもっと良く見よ、ということですね。
と同時に、何が功を奏するかわからないのでドライブに行って雄大な景色を眺めることも、予想以上に吉と出ているのかもしれませんね。
真剣ゼミ 大人チャレンジ 講師宮崎一誠


デカールの段差を消すために、水性トップコートを吹いてひどい目にあったことは何度かあります。
それまで苦労して塗り上げてきた「質感」が、台無しになってしまったのです。
さらにデカールの段差が消えるどころか、余計にデカールの存在がきわだつようにさえなりました。
「デカール処理のために水性トップコートを吹くのは間違いなのでは?」
今では、ほとんどそれは確信に近い思いです。
今回もデカールの透明部分を消したいために水性トップコートを吹いてしまいました。
するとデカール全体が白っぽく浮き上がって見えるようになりました。
それまでは見えなかったシルバリングがはっきりと目立つようになったからだと思われます。
ここでどのようにリカバリーするのか?
1)まずは、ラッカー溶剤を面相筆につけて丁寧にデカールを押さえつけていきました。
キツくやり過ぎるとデカールを破ったりしますので、用心します。
乾燥を待って、それでもうまくいかない部分もあります。
デカールが意外に溶剤に対して耐性があり、溶けなかったのです。
また、デカールを台紙から切り離すとき、カッターを垂直に入れなかったため、切り口がめくれるように浮き上がっていて、段差を強調しています。
2)タミヤセメントの流し込み用を慎重に塗って、下地に密着させます。
危険は大きいですが、そのままで気に入らないならやってみるのも一法かと。
乾燥ののち、エナメル塗料にて境界付近を車体色と良く似た色でウエザリングの一環として塗り、デカールのフチを目立たなくし、最後に軽く1500番のサンドペーパーを当てました。
最後にもう一度水性トップコートを吹いてこの状態です。

最後に鉄粉の錆びた状態をエアブラシで表現して貨車の塗装のメインは完了です。

『 林 結局のところ、勉強する目的は何か、ということなんですけど。
木村 一番大きなことは、生きている間の自分の力を上げて、他の人たちのためにどれだけ尽くせるか、ということじゃないですか。それに尽きると思います。』
林 修 著 『受験必要論人生の基礎は受験で作り得る』(2013)集英社より。
それまで苦労して塗り上げてきた「質感」が、台無しになってしまったのです。
さらにデカールの段差が消えるどころか、余計にデカールの存在がきわだつようにさえなりました。
「デカール処理のために水性トップコートを吹くのは間違いなのでは?」
今では、ほとんどそれは確信に近い思いです。
今回もデカールの透明部分を消したいために水性トップコートを吹いてしまいました。
するとデカール全体が白っぽく浮き上がって見えるようになりました。
それまでは見えなかったシルバリングがはっきりと目立つようになったからだと思われます。
ここでどのようにリカバリーするのか?
1)まずは、ラッカー溶剤を面相筆につけて丁寧にデカールを押さえつけていきました。
キツくやり過ぎるとデカールを破ったりしますので、用心します。
乾燥を待って、それでもうまくいかない部分もあります。
デカールが意外に溶剤に対して耐性があり、溶けなかったのです。
また、デカールを台紙から切り離すとき、カッターを垂直に入れなかったため、切り口がめくれるように浮き上がっていて、段差を強調しています。
2)タミヤセメントの流し込み用を慎重に塗って、下地に密着させます。
危険は大きいですが、そのままで気に入らないならやってみるのも一法かと。
乾燥ののち、エナメル塗料にて境界付近を車体色と良く似た色でウエザリングの一環として塗り、デカールのフチを目立たなくし、最後に軽く1500番のサンドペーパーを当てました。
最後にもう一度水性トップコートを吹いてこの状態です。

最後に鉄粉の錆びた状態をエアブラシで表現して貨車の塗装のメインは完了です。

『 林 結局のところ、勉強する目的は何か、ということなんですけど。
木村 一番大きなことは、生きている間の自分の力を上げて、他の人たちのためにどれだけ尽くせるか、ということじゃないですか。それに尽きると思います。』
林 修 著 『受験必要論人生の基礎は受験で作り得る』(2013)集英社より。


寒い冬は、妻を横抱きにして背中から太ももまでをぴったりと合わせて寝ています。
外国で言うところの「スプーン」という体型です。
肌のすべすべ感が心地よいと共にあたたかく熱源として貴重です。
たまに妻が旅行などでいないときには、あまりの寒さに一晩中、深い眠りにつけないことがあります。

『 アメリカ・ピッツバーグ大学のバーナード・コーエン教授が、生活習慣と寿命の関係について非常に興味深いデータを発表しています。
このデータによると、喫煙を続けるだけで約二二〇〇日、つまり約六年も寿命が縮んでしまうのだそうです。
三五パーセントの体重増加でも同じく約六年、意外なところでは独身生活が続くだけでも男性で約三〇〇〇日(約八年)、女性で約一六〇〇日(約四年)も寿命が縮むといいます。』
南雲吉則著『50歳を超えても30代に見える生き方「人生100年計画」の工程表』(2011)講談社+α新書より。
外国で言うところの「スプーン」という体型です。
肌のすべすべ感が心地よいと共にあたたかく熱源として貴重です。
たまに妻が旅行などでいないときには、あまりの寒さに一晩中、深い眠りにつけないことがあります。

『 アメリカ・ピッツバーグ大学のバーナード・コーエン教授が、生活習慣と寿命の関係について非常に興味深いデータを発表しています。
このデータによると、喫煙を続けるだけで約二二〇〇日、つまり約六年も寿命が縮んでしまうのだそうです。
三五パーセントの体重増加でも同じく約六年、意外なところでは独身生活が続くだけでも男性で約三〇〇〇日(約八年)、女性で約一六〇〇日(約四年)も寿命が縮むといいます。』
南雲吉則著『50歳を超えても30代に見える生き方「人生100年計画」の工程表』(2011)講談社+α新書より。


通常、「男は・・・」「女は・・・」と一般化して言うとき、
そのなかのどれだけの割合ぐらいが当てはまると考えられているのでしょう。
たとえば、「男はみんなマザコンだ」と言うとき、
男の中の80%ぐらいなら言えるのだろうか、それとも95%ぐらいではないと言えないのか。
いずれにせよ、5〜20%の例外はつねにいることになります。
逆に、女ではまずそんなことは考えられないという行動であるならば、男にだけ特徴的な行動として断定することができるかと思います。
たとえば以下のような意見は、男ならば(自分がそのように行動するかは別として)ある程度、理解できる考え方でしょう。
ですが女にとっては受け入れがたいことにちがいありません。
ジュリオ・チェーザレ・ジャコッベ著 泉典子訳
『イタリア男が教える いい女はちょっぴり悪女』(2007主婦の友社)のなかでは、こう書かれています。
『 洞窟時代の男たちが一生ひとりの女と過ごしたなんて思えるかい?
二十年の間、毎年せいぜいひとりとしか子どもをつくらなかったなんて。
そんなことは考えるだけでばかげている。
そのペースだったら、地球に人間があふれるまでには、何十億年とかかるだろう。
だから男は本能的にハーレムをつくるようにできているのだ。
そうすれば女たちを次々とはらませて、種の保存を図ることができる。
男は相手の女がいつも同じだとなかなか興奮できない。
困ったことだがしかたがない。
(中略)
男は性欲をかきたてるには、たえず女を入れかえなければならないのだ。(あるテレビ番組のキャスターがこき下ろされた。毎週女を替えるからには、彼はセックスマニアにちがいないと。すると彼はこたえた。「私はまったくノーマルですよ。セックスマニアというのは、一生ひとりの女に興奮できる男のことです」)
女が美人かどうかなど、男にはそれほど意味がないのはこのためだ。
男にとって何より効き目のある媚薬はほかでもない、新しい女なのだ。』
(筆者の提案は『だからあなたは、彼との関係を断ちたくなければ、あなた自身がつねに変化する必要がある』と説くのですが)
ただこれにさえも例外はあります。
妻の友人(♀)は「男が浮気するのは当然だと思う。私だってもし男だったら奥さんだけじゃなくいろんな女としてみたいと思うもの」と言いました。
セモベンテのディテールアップ中。
レストアされた車輌を参考にしてしまったので、ボルトの種類を間違えてしまったところがあります。

そのなかのどれだけの割合ぐらいが当てはまると考えられているのでしょう。
たとえば、「男はみんなマザコンだ」と言うとき、
男の中の80%ぐらいなら言えるのだろうか、それとも95%ぐらいではないと言えないのか。
いずれにせよ、5〜20%の例外はつねにいることになります。
逆に、女ではまずそんなことは考えられないという行動であるならば、男にだけ特徴的な行動として断定することができるかと思います。
たとえば以下のような意見は、男ならば(自分がそのように行動するかは別として)ある程度、理解できる考え方でしょう。
ですが女にとっては受け入れがたいことにちがいありません。
ジュリオ・チェーザレ・ジャコッベ著 泉典子訳
『イタリア男が教える いい女はちょっぴり悪女』(2007主婦の友社)のなかでは、こう書かれています。
『 洞窟時代の男たちが一生ひとりの女と過ごしたなんて思えるかい?
二十年の間、毎年せいぜいひとりとしか子どもをつくらなかったなんて。
そんなことは考えるだけでばかげている。
そのペースだったら、地球に人間があふれるまでには、何十億年とかかるだろう。
だから男は本能的にハーレムをつくるようにできているのだ。
そうすれば女たちを次々とはらませて、種の保存を図ることができる。
男は相手の女がいつも同じだとなかなか興奮できない。
困ったことだがしかたがない。
(中略)
男は性欲をかきたてるには、たえず女を入れかえなければならないのだ。(あるテレビ番組のキャスターがこき下ろされた。毎週女を替えるからには、彼はセックスマニアにちがいないと。すると彼はこたえた。「私はまったくノーマルですよ。セックスマニアというのは、一生ひとりの女に興奮できる男のことです」)
女が美人かどうかなど、男にはそれほど意味がないのはこのためだ。
男にとって何より効き目のある媚薬はほかでもない、新しい女なのだ。』
(筆者の提案は『だからあなたは、彼との関係を断ちたくなければ、あなた自身がつねに変化する必要がある』と説くのですが)
ただこれにさえも例外はあります。
妻の友人(♀)は「男が浮気するのは当然だと思う。私だってもし男だったら奥さんだけじゃなくいろんな女としてみたいと思うもの」と言いました。
セモベンテのディテールアップ中。
レストアされた車輌を参考にしてしまったので、ボルトの種類を間違えてしまったところがあります。



かねてより、写真を撮影していてカメラのシャープネス設定をMAXにしても、画像がなんとなく寝ぼけているように感じていました。
また、かつて製作した「海中の九八式チハ」を撮影したとき、懐中電灯を揺らしながら撮影するとあたかも海中にいるかのような揺らぎ感が写し取られる経験をしました。
さらに、風呂場につけた電灯色のLED電球のもとでは、それほど明るくないにもかかわらず奇妙に本が読みやすいように感じます。
これらの事象から導きだされる結論は・・
「画像が寝ぼけているのは、蛍光灯のわずかなちらつき(フリッカー)のせいではないのか??」
そう考えるとLEDを導入してみたくてしょうがありません。
そこで、増税前に思い切って(思い切るほどのことはないですが(笑))購入してみました。
過去作をいろいろ引っ張り出して撮影したテストショットです。



また、かつて製作した「海中の九八式チハ」を撮影したとき、懐中電灯を揺らしながら撮影するとあたかも海中にいるかのような揺らぎ感が写し取られる経験をしました。
さらに、風呂場につけた電灯色のLED電球のもとでは、それほど明るくないにもかかわらず奇妙に本が読みやすいように感じます。
これらの事象から導きだされる結論は・・
「画像が寝ぼけているのは、蛍光灯のわずかなちらつき(フリッカー)のせいではないのか??」
そう考えるとLEDを導入してみたくてしょうがありません。
そこで、増税前に思い切って(思い切るほどのことはないですが(笑))購入してみました。
過去作をいろいろ引っ張り出して撮影したテストショットです。





新しい撮影用のベースを90×90という広大なサイズで作りましたが、地球の丸さを表現するためにと、中央部をわずかに盛り上げた地面にしたところ、大失敗。
盛り上がり部で地面が切れて写り、遠方まで延びた地平と感じられない結果に。

『 森巣 坂本多加雄は留学してますか。
姜 アメリカに行っていますね、たぶん。
森巣 そうですか。例えば、藤岡信勝や西尾幹二なんかもいい例ですけど、留学経験がある人間にかぎって、非常にコンプレックスが強い。
その持つ必要のないコンプレックスのそっくりそのままの裏返しで、日本に帰ってきたときに強烈なナショナリズムが発露されるというのは、よく見てきた光景なんですよ。
私はもう三〇年以上、いわゆる海外で過ごしています。英語がしゃべれない「英語教師」渡部昇一は別格としても、私はああいう人たちの同類にも、うんざりするほど出くわしてきました。
つまり、セキュリティ・チェーンをかけたドアの隙間からしか世界を見ない人が本当に多いわけ。
自分は留学先で相手にされなかったという強烈な思い込みがあって、ほんのわずかな隙間から見た世界でその国を理解し、納得し、了解し、しかも憎悪していく。
(中略)
姜 一九七九年にドイツに留学したとき、そういう人間をよく見かけましたね。
国費留学で来たエリートが、語学力不足のために、自分より低いレベルの学生に、論争でやられちゃったりする。
ゼミに出ても、大学生から発音を直されちゃったりする。
すると、臆しちゃうんですね。』
姜尚中・森巣博著 『ナショナリズムの克服』(2002)集英社新書より
盛り上がり部で地面が切れて写り、遠方まで延びた地平と感じられない結果に。

『 森巣 坂本多加雄は留学してますか。
姜 アメリカに行っていますね、たぶん。
森巣 そうですか。例えば、藤岡信勝や西尾幹二なんかもいい例ですけど、留学経験がある人間にかぎって、非常にコンプレックスが強い。
その持つ必要のないコンプレックスのそっくりそのままの裏返しで、日本に帰ってきたときに強烈なナショナリズムが発露されるというのは、よく見てきた光景なんですよ。
私はもう三〇年以上、いわゆる海外で過ごしています。英語がしゃべれない「英語教師」渡部昇一は別格としても、私はああいう人たちの同類にも、うんざりするほど出くわしてきました。
つまり、セキュリティ・チェーンをかけたドアの隙間からしか世界を見ない人が本当に多いわけ。
自分は留学先で相手にされなかったという強烈な思い込みがあって、ほんのわずかな隙間から見た世界でその国を理解し、納得し、了解し、しかも憎悪していく。
(中略)
姜 一九七九年にドイツに留学したとき、そういう人間をよく見かけましたね。
国費留学で来たエリートが、語学力不足のために、自分より低いレベルの学生に、論争でやられちゃったりする。
ゼミに出ても、大学生から発音を直されちゃったりする。
すると、臆しちゃうんですね。』
姜尚中・森巣博著 『ナショナリズムの克服』(2002)集英社新書より


グレイでフィルターを重ねたのち、
さまざまな隠し味を投入しました。
もう基本塗装はこれで良いだろうと判断し、デカールを貼ります。
シルバリングも発生しましたが、よく切れるカッターの先でちょっと突いて、ラッカー溶剤を流し込みます。
おおむね許容範囲内に収まったと思います。
あとは、デカール端の段差をどのように処理するかということですが・・・

ツヤ消しクリアでも吹いてみますか。
さまざまな隠し味を投入しました。
もう基本塗装はこれで良いだろうと判断し、デカールを貼ります。
シルバリングも発生しましたが、よく切れるカッターの先でちょっと突いて、ラッカー溶剤を流し込みます。
おおむね許容範囲内に収まったと思います。
あとは、デカール端の段差をどのように処理するかということですが・・・

ツヤ消しクリアでも吹いてみますか。


かつて、
「打倒!高石!」の意気込みで作り始めたタイガーがありました。
標的となったのはもちろん『超級模型指南』のタイガー I 型。
あちらは本の中で時は止まったまま。
こちらはつねに進歩し続けている。
どうみてもこちらに有利なはずなのに、なかなか追いつくこともままならず。

正面切って「打倒」などと言う人も見かけないし、
大人になってしまった今では流行らないかとも思いますが、
本来、健全な競争は好ましいことであるはずなのです。
スネた大人になってしまって、進歩するものも進歩しないような気が・・・。
まっすぐに見据えて立ち向かう勇気がもう一度必要なのかもしれません。
「打倒!高石!」の意気込みで作り始めたタイガーがありました。
標的となったのはもちろん『超級模型指南』のタイガー I 型。
あちらは本の中で時は止まったまま。
こちらはつねに進歩し続けている。
どうみてもこちらに有利なはずなのに、なかなか追いつくこともままならず。

正面切って「打倒」などと言う人も見かけないし、
大人になってしまった今では流行らないかとも思いますが、
本来、健全な競争は好ましいことであるはずなのです。
スネた大人になってしまって、進歩するものも進歩しないような気が・・・。
まっすぐに見据えて立ち向かう勇気がもう一度必要なのかもしれません。

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