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戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
D9R armored bulldozerそして完成へ
消化器の取り付け具を作り、それらしく塗ります。
厳格なリアリズム解像度ではなく、見る者の想像力補完によって、より「らしく」感じてもらえるような曖昧さを残した解像感で塗りました。
肉眼ではデジカメで拡大した画像のようには見ないものだから。
装甲ブル消化器ケース

デッキ後部に取り付けられている不思議な形状のパーツ(スタック時の脱出用??)をできる限り繊細に削り込みます。
後ろの滑り止め

そして完成へ。
そして完成へ
エアブラシ塗装を主たる塗装表現として用いた最初の作品です。
筆を使って仕上げた場合のとの違いを強く感じました。

エアブラシと筆では、塗装面の仕上がり方が全く異なりますね。
エアブラシの特徴は、粒子感です。
霧状の塗料を吹き付けるため、塗装面は細かな凹凸でざらざらになります。
デカールを貼れば、シルバリングは必至です。
艶消し感のある仕上げを求めるには好適だと思いました。
そして完成へ2
今回はパステルによる汚しをおこないませんでしたが、エアブラシ塗装の粒子感によって埃っぽい印象が残っています。

いつも施すようなウエザリングを省いていますが、作品の出来上がりにつねに変化を求めるが故です。
いつも同じにしないことで、新たな発見もあるかもしれませんから。
そして完成へ3
この状態で九州AFVの会には出展しました。
単品作品としては、目を引くものがなく地味だったようです。
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2014 第17回 九州AFVの会レポート
お待たせしました! やっと九州AFVの会の状況をご報告できるようになりました。
今年は、これまでわたしが出席した中では、最も出展作品が少ない会でした。
ジオラマの大作も少ないのが特徴でしたね。
一方で、全体的なレベルは徐々に上がっているかのようです。

とりあえずは、にこやかなオープニングから。
楽しげな作品、好きです。
0-にこやか

個人的にはこのベローチェを見ると腹が立つんですね。1/35フィギュアと比べてこの大きさ。なのに、価格は・・・。
稀なる完成品を拝ませていただきました。ごっつあんです。
0-ベローチェ参考(メーカー希望小売価格 ¥5,940)

オリンピックの女子フィギュアスケートで優勝するにはブルーの衣装が良いとのジンクスがあります。
ブルーはよく目立ちますね。
男性の色覚はブルーに敏感に反応するとも言われます。ナウシカもブルーでした。
の会バイクと少女

ファインモールドの最新61式。
電飾作品は、たとえ昼光色のLEDを使ってもクールな印象で決まりますね。
0-61siki.jpg

これ1/35のオートバイであり、実物はおそろしく小さい。
一見して凄まじい精密感。
これを宮崎賞の銀賞にしたいと思います。
の会銀賞

カラーモジュレーション手法が日本に紹介されてから何年たったのでしょうか。
やっとそれを習得したといえる作品が出てきました。

きれいなカラーモジュレーション作品。
0-hatikyuu式
光学的な要因による色彩変調を総称してオプティカルモジュレーションと個人的に呼んでいますが、その中でもハイライトに焦点をあてたものが、ミグさんの「カラーモジュレーション」(厳密にはハイライトモジュレーション)です。

次の段階としては、この状態を越えて強い独自性、個人の作家性を加えて欲しいですね。
0-mojyure.jpg

もう一つ別の作者さんのカラーモジュレーション作品。
遠征組はレベルが高いです。
やはり優れた作品を多く目にし学んでいるからでしょう。
0-nagakawa.jpg
情報量の盛り込み方が、いくらか形式的に見えますが、存在感ある素晴らしい作品でした。
カラーモジュレーション作品に特有のすっきりしたクリーンな感覚がありました。
0-kinnta.jpg

これもサイズとしてはかなり小さいです。(1/32?)
今年は小さな作品に面白いものが多かったです。
0-dozer.jpg

グリーンに一様ではない表情が盛り込まれています。
0-hoipetto.jpg
この戦車もやがてリニューアル版が登場することでしょう。
0-ホイペット?

アメリカ製巨大タンク。白濁したライトは惜しい。
微細な汚しを加えれば、巨大さが感じられる仕上がりになるはずです。
0-nokai.jpg

これ、うまく汚してあるなあ。
0-horuhi.jpg

これもまた小さな戦車。
0-mamesennsya.jpg

意外とみなさん頑張って塗りの工夫をされていますね!
0-日本の戦車


0-弾薬運搬車
明度の高さだけに終わらず、多彩な色味の変化を違和感なく盛り込んであるところにセンスを感じます。
0-カール
褪色気味の車体色が、大きさを感じさせる要因にもなっています。
0-ka-ru.jpg


昨年までの作品とは方向性を変えたある作者の作品。
0-イラク
一年に2輌ぐらいは組めるとすれば、一つぐらいはこれまでの自分の殻を破る、思い切ったことをやると楽しいのではと思います。

生きているフィギュアを作れる数少ないひとり、高木さんの作品。
0-タイガー1

保守的な作品。
0-yonngou.jpg
ヘンテコな植物に目を奪われる(笑)。

これはフィギュアの存在が効いていました。
写真を見れば車両の塗り込み不足が目立ちますが、実物では気になりませんでした。
逆に言えば多人数フィギュアにはそれだけのエネルギーがあるということなんですね。
0-sovi.jpg
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