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戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
工程における途中評価
ホワイトボディからの塗装開始。
とはいえ、下地に塗ったジャーマングレイが作用して、やや青みの入った薄いグレイと言ったほうが正確な色味です。
色塗り11

ピンクから塗り始めるのじゃー!
色塗り2

透過的に塗るとはこういうこと。
すごく薄めて不透明度10パーセント以下で塗り始めます。
すると失敗が少なくなるという利点があります。
不透明度100パーセントでいきなり全ての下地の色を隠蔽してしてしまうと、ほとんどの場合、失敗します。
色塗り3

マースオレンジとバーントアンバーにそれぞれニュートラルグレイを足して、全体を塗ります。
下地の明るさをできるだけ残すように心がけます。
色塗り4

評価はかならず乾燥させてから。
塗ったばかりの時は失敗に思えても必ずしもそうではないこともあります。
色塗り5
一度作業を加えたら、その状態で慎重に評価を加えます。
良いところ悪いところ、使えるところ使えないところ、今後の変化の可能性、などなど。
自分の思う通りにならなかったから失敗であるとは言えません。
思う通りにならなくても現状を冷静に受け入れて、そこから柔軟に対応するのです。
新しい方向と考え直して、展開し直していきます。
色塗り6
結果に対する対応力や方向転換の柔軟性を発揮して、クリエイティブに塗装を楽しむことも面白みのひとつであろうと思うのです。


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作品の主役となる部分
もし歌を作ると仮定したら・・・
心に残るようなフレーズやメロディから浮かんでくるのではないか。
やはりサビ(聴かせどころ)が中心となるし、ヒットの肝になるだろう。
まず、心をわしづかみにするようなサビの部分を作っておいて、その盛り上がりまでの前奏と後の締めを加える構成で考えるのでは。
「咲ーいーた〜 咲ーいーた〜 チューリップのーは〜な〜が〜」とやって、
「あ・か し・ろ 黄色 ど・の・花・み・て・もー きれいーだなー」というのでは、大人の歌としてはあまりに単調。サビも盛り上がりに欠ける。
かりに色について歌うなら宇多田ヒカルのように
「しいーろーい旗は あきらめたときにだけ かざーすの〜」
とか
「くーろーい服は 死者に祈るときにだけ 着ーるの〜」
のように深くダイナミックにいきたい。

模型を塗装するときもまずは
「こいつの主役(サビ)となる部分は何か」
を考えます。
それは「錆び」だ!
なんちゃって。
主役
ボロボロの車体である仕上げを主眼に考えていましたが、よくよく見ればこの車両は巨大なタイヤが8つも付いています。
もしかしたらタイヤが主役の車両であるのかもしれません。

二正面作戦は、作戦の中では最悪なものだと言われています。
どちらを採るのか決めなければなりませんが、迷いの中で見切り発車します。


≫≫≫ [作品の主役となる部分] の続きを読む                            
装甲ブルドーザー、アップデート中
何か物足りなかった装甲ブルドーザー。
いくらエアブラシ仕上げのテストケースとはいえ、行き着くところまで完全燃焼していない作品は、どうにも不満がつのります。
考えに考えた末、思い切って手を入れることにしました。

油彩でのサビの追加を全域にわたって敢行。
砂漠の戦車が錆びないというのは観念的にそう思い込んでいるだけで実車をしっかり観察していない証拠。
現実にはサビサビだ。自衛隊の車両(現用戦車)でさえサビは出ている。
装甲ブルupdate2

車体の下回りに地面からの反射による色味の変化を透過度90パーセントぐらいで薄くフィルター。
上部が完全な寒色系であるのに対し、地面に近い部分はやや暖色に感じるように変化させています。
装甲ブルupdate
もともと寒色にしていたのには意味があります。
「血も涙も無い感じ」を出したかったのです。
メルカバ4にしろ装甲ブルドーザーにしろ、そこまでやるかと感じるほど血も涙も無い印象の進化を続けています。
極悪非道感が半端ないAFVを生み出すのはどんな人々か?

意外にも初めて出会ったイスラエル人は繊細な人でした。
プログラマーをしているという。
奥様は日本人。
イスラエルとパレスチナ、難しいことが多い。
報道はバイアスがかかっているので自分でしっかり調べなければ。

自画自賛
写真集を作りました。
模型趣味も出戻ってやがて10年に近づこうかとしている現在、ひとつの区切りとして、これまでの自分の足跡を客観的にみることにもつながるのではないかと考えました。

娘からは「自分で作っておいてこのタイトルか!」と突っ込まれましたが(笑)、いいんですよ。
今にしてみれば、デザインはもうちょっと考えたほうがよかったかも。
写真集
それにしても、すごいよわたし。
「オレって天才じゃない?」と、思わず自画自賛してしまう出来。
1ページまるまるの大写真の迫力は、違います。
パソコンの(後方照射発光)モニターで見ると素晴らしく見えるけど、印刷物にしたら「ひょっとしたら大したことはないんじゃない?」という恐れもありましたが、そんな心配は一掃されました。
写真集2
自分でも「これどうやって塗ったんだ?」と思う作品も随所にあって、やはり傑作というのはある種、神が降りる瞬間が必要なのかなと思わせられます。
写真集3
今回利用したのは、アップルのフォトブックサービス。
(現在、普通に馴染みのある企業で最もセンスの優れているのはアウディとアップルだと思っているので、アップルの用意してくれるテンプレートに従っていれば、自然とセンスあるものができるだろうと)
iMacに付属のiPhotoという写真管理ソフト上で編集して注文ボタンを押すだけで完成品が送られてきました。
ソフトカバーで30ページ、送料500円と消費税304円を合わせて4099円でした。
一冊の写真集としては高額になりましたが、どこのフォトブックサービスも大体似たようなもののようです。
自分自身の記念としては、じゅうぶん満足なものになりました。

いろいろな人に見せて回っていますが、反応は様々。
(そりゃそうだ)
女性が食いつく画像と男性が食いつく画像は異なりますね。
意外な写真が受けたりするので、面白いものです。
「すごーい!」と、
女性が言ってくれるのですが、
ほんとうのところ、どうなのでしょうかね。



『『自分に自信を持っている男はモテる』、それは確かに真理です。
 けれども、自信というものは、黙っていても滲み出てくるからいいのであって、ひけらかしては台無しです。
むしろ、自分でアピールを始めた瞬間に、『そう見られたい』というコンプレックスのほうが際立ってしまい、そういう部分に敏感な女には『虚勢を張っている人』と簡単に見抜かれることとなってしまいます。
 自分ホメは、止めておきましょう。』

大泉りか著 『もっとモテたいあなたに』(2013 イーストプレス 文庫ぎんが堂)より


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