戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
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2015 第18回九州AFVの会 出展作品 フィギュア系
フィギュアも門外漢ですが、勝手なことを言わせてもらえば、質感に注意を払った方がもっとよくなると常々感じています。
たとえば、超絶なヒストリカルフィギュアペインターの作品であっても、肌と服の質感は同じであったりします。
色だけの違いで素材を表現されているのですが、そこは明らかに違いをもたせた方がさらによくなると思うのです。

ばっちりメイクですね。
わたしが気になる質感とは、服の布地にツヤが出ている(袖のなど)ところなのです。
まあ、これはデフォルメされた造形だから、塗装でそこにこだわる必要はないのかもしれません。
ばっちりメイク

こちらもファンタジックなフィギュア。ナチスっぽい軍服と美女の組み合わせのもつ意味合いとは? 硬質で激しい主張をもつ服と柔らかくふわふわした女性の取り合わせの妙味? おもしろく感じてしまうのはなぜかな。
女性フィギュア大きめ

戦争ロマンス系リアルタッチな作品。枯葉が悲哀を誘います。レンガが色鉛筆風なタッチで興味をそそられます。戦車もこんなタッチで塗ってみるのもおもしろいかも。
ロマンス系

パテを材料につまようじでひたすら造形されてできあがるお侍さん。
粘土細工系
組み立てるとこうなる。はあ〜、人間の能力とはこのようなことも可能なのかと感心することしきり。
作者は「僕はもともと画家だから」とのこと。デッサンがしっかりしているのですね。
粘土削り出し

ファンタジーとリアルが半分半分だと、いろんな意味で自由度が高くなるのだろ思う。そういう世界も楽しそう。
女性フィギュア彩度高し
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2015 第18回九州AFVの会 出展作品 ジオラマ系
かつては情景作品には興味が持てず、目を向けることもありませんでしたが、だんだんと観察することもできるようになってきました(笑)。
情景の再現にはキャスト(フィギュア、車両、地面、植物、建物、小物)が多いので、それらをどのように構成して「何ものか」を作り上げるところに面白さと難しさがあるように思います。
バラバラで乱雑な印象だけを感じる作品ってありますね。
バラエティ感のあるおもしろさは確かにあると思うのですが、メッセージが錯綜してよくわからない印象が残ります。
色彩の面では、
やはり優れた作品は、全体の色のトーンや配色も考えながらキャストも塗装されているように思いました。

二号戦車が際立つ配色。ただ、何をしているのかは少なくともわたしはよく理解できませんでした。
全体としてまとまりのある技術的にはすぐれた模型だと思うのですが。
緑が多い

1/35、1/48、1/72、1/76を配置するアイディアは過去にもありましたが、この作品がおもしろいのはベースが台形をなしていること。カメラの画角に合わせて奥が広がっているのです。背景にスカイブルーの紙を貼って、下からライトを当てているなど楽しいアイディアが満載。中学生の演劇部のような地面の作りも「あまりカタイことを言わずに楽しめ」というメッセージか。
背景のライト

典型的な好感を持たれるタイプの作品。キットそのまんまのフィギュアの集積だけれど休憩中の情景としてそれなりにまとまりが出ています。
マックさん

赤い地面が強烈、そして全体が鮮烈。ただならぬ緊張感を感じさせる雰囲気を醸し出す塗りがすごい。わたしの中では高評価な作品です。
赤い土

どんよりした空の冬の空気感をまとっていました。そこだけが別世界のよう。見るものをアルデンヌへと誘う雰囲気をまとった素晴らしい作品。
ディランさん



つづきをどうぞ。

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2015 第18回九州AFVの会 出展作品 精密工作系
まずは精密工作系の作品から。

1/72作品ですが、聞いたこともないようなメーカーのマイナーキットでしたね。
チェコのメーカーのようです。出来上がりはかなり精密。神経を使って仕上げられています。1/35だったら相当でかいですよ。塗装にも気を使われているようですが、実物ではとくにその点で見るものは無し。普通にスルーされてしまう出来です。もっと明暗のレンジを思いきってダイナミックに広くとるとかしなければ、ただの黒い模型でした。
レーダー

これも黒いのですが、あえて黒い仕上がりでしょうか。
かすかに色合いの変化も入れてあるようですが、シンプル&クリーンな仕上げで精密感と凝縮感を引き立たたせることに重点が置かれているようです。つや消しの度合いが少ないことも硬質感につながっていて、マル。
暗いくらいでも良し

こちらは同じジャーマングレイでもモンスターアタックチーム、つまりマットな仕上がりです。
(なんのこっちゃ)
昔ながらのジャパニーズの伝統を受け継ぐ古風な仕上げですね。工作派にはこうした仕上げの方が好まれる傾向があるように思います。
実物には精密感があり、拡大写真ではまた別の良さが伝わります。
ジャーマングレイdっc

さらに続きます。
下の続きをどうぞ。




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完成パンサーD
完成しました。
完成パンサーディ
九州AFVの会の会場でお会いしましょう。

ハイドレンジャーパンサー
ここまで油彩は避けていましたが(乾燥に時間を要するから)、ついに投入します。
ハイドレンジャーブルーにてさらにド派手に全体に陰つけを追加しました。
ハイドレンジャーパンサー1
これの意図するところは、・・・通常、陰になるところは暗い色を塗りますが、それだとどうしても暗めの色の多い仕上がりイコール「地味」になってしまいます。そこで、日の当たらない暗い部分は反射で色味が飛ばない分、本来の色が出ているのであると定義して、ジャーマングレイの中の青み成分を利用し、その色をより強調するかたちで彩度の比較的高め(あくまでも比較的ですよ)のブルーを塗ることで、美しさを保ちつつ、ありがちなジャーマングレイ作品とは一味違った印象を醸し出すこともできるというわけなのです。
これはアニメなどにもよく見られる色使いの手法で、戦車に適用する例が少ないというだけでわりとポピュラーだと思ってます。
ハイドレンジャーパンサー2
ハイドレンジャーパンサー3
負け戦になりそうな旅路
ホワイトをかけた上から何をしようかと思案しましたが、とりあえずスミ入れ塗料グレイをあちこちに流してみます。
その後、フィールドブルーで陰をつける意識で色を入れましたが、これが失敗でした。
プロトタイプパンディ0
フィールドブルーという汚い色を使ってしまったのが敗着になってしまいそうです。
(それにしてもデジカメはグレイな物体に弱いのか、現状を正しく写さないと感じています。実際は青みのあるグレイです。)
プロトタイプパンディ1

砲塔のみはフィールドブルーの使用を控え、クリアブルーにて陰つけを行いました。
プロトタイプパンディ2

ここで、なんとまあ!全身にクリアを塗ってしまうわけです。
プロトタイプパンディ3

ヨーロッパの土の色とはちがうと思いつつも明るいサンド系の色にて泥汚れを加えました。
プロトタイプパンディ4
実物はすごく汚くて、この段階では負け戦の様相が濃いです。
さて、どのようにリカバリーしたものか。
ここから逆転できるのでしょうか。

とりあえず、写真の印象と実物は異なるということだけは申し添えておきましょう。



パンサーD型 ウエザリング開始
アルミホイルはきわめて色乗りが悪いので、金属用プライマーを塗っておきます。
プロトタイプパンサー96
調色した色をラッカー溶剤で塗ります。
当然、盛り上がったところには色が乗りにくいので、このあとさらに重ね塗りをしました。
プロトタイプパンサー97
それでも十分とは言えないので、さらにアクリル系で塗ります。タミヤアクリルのつや消しの強さは、布の質感にはもってこいです。
プロトタイプパンサー98いつの間にか、キューポラが失くなっていました。どんなに探しても見つからない。こんなに大きな部品がなぜだ! 仕方がないのでドラゴンのキットから調達しました。このパーツ、結構手間がかかるんだよ(T . T)

ここからは、車体の塗装です。
新車に近い車両をどのように汚すか?これは現用戦車などでも頭を悩ます問題ですが、汚れていないと思うのは単なる思い込み=先入観というもので、アスファルトの上を走る自動車でさえ一ヶ月洗車しなければ、それなりに汚れてしまいます。いわんや未舗装を走る戦車がホコリや泥と無縁でいられましょうか。

フラットホワイトを水で薄めて、垂直面および斜めの面にレインマーカー的にフィルターしました。
これによって情報量が増えると同時に、カラーフィルターするときの発色を上げる効果が狙えます。
プロトタイプパンサー99

さあ、今日と明日でなんとか塗りあげてしまわねばなりません。

展示会に出すといふこと
ついに九州AFVの会まで一週間を切りました。
展示会に自分の作品を出展するということはどんな意味を持つのでしょう。

それは自分の作品に対する客観性を手にいれることに尽きると思います。
自分の部屋や作業場の中だけで完結する世界は、ネットや本でいかに情報を取り入れようとも、自分だけの王国であるといえます。
どういうわけだか、バーチャルな比較だけでは自分の世界からはみ出すことが困難なようなのです。
(そこは自己で完結する幸せな世界でもあるのですが)

実際に他者の作品の中に自分の作品を置いてみる。
これがじつにセンス・オブ・ワンダーな体験なんです。
工作の仕方が、塗装が、力の入れどころが、もうじつに様々なのですね。
自分の考えとはまったく異なる「モノ」がそこにはいっぱいある。
ありていに言えば異星人の作品群に紛れ込んだかのような感覚があるわけです。
「ああ、作り方って星の数ほどあるんだな」
自分の考えだけが唯一正しい制作思想であるとは言えないことに気づかされる。
これがおもしろいのです。
こころに新しい風が吹いてくるのです。
こんな体験、みなさんもいかが?

さあ、渾身の作品を一個だけでもよいから置いてみようではありませんか。
そこから開けてくる新しい世界や、新しい思いをまた次の作品にぶつけてみてはいかがでしょう。


さて、塗装の続きです。
シルバーの上から、スカイグレイに似た色を車体色として塗装しました。
スカイグレイより明度がやや高く、彩度もすこし高めの青みがかったグレイです。
青みをすこし増した色を後付けの小さなパーツには塗っていますので、全体としてはツートン仕上げとなっています。
進捗パンサーd2
小さなパーツの中では、ボッシュライトに手がかかりました。
通常のボッシュライトの開口部とはやや形状が異なるスリットになっていると判断しましたので、それの再現に努めました。

砲身と防盾にかけられたシートを再現しようとしています。
使用したのは、タバコの箱の内側にあるアルミ紙です。
進捗パンサーd
砲身部分はこのままで良しとしますが、防盾部は、アルミ紙の反力があってうまく形ができません。
材料をアルミ箔に変更してやってみようと思います。

シルバー立ち上げ
OVM取り付け金具ベースは、車体に接着してからヤスリました。
塗るパンディ3

どうにも塗装を始めないと気分が乗ってこないので、この状態で塗り始めます。
副次的な効果として、細かいところまで完成させても、塗装中に壊れてしまい作り直しになる二度手間を避けることもできます。
キャタピララックには最初、失望させられましたが、意外に正確なのかもと考えを改め、タミヤ純正を削り込むことで対応しました。
塗るパンディ2

ラッカー系で下塗りをおこないます。
今回は「アルミ」を使ってみました。シルバー立ち上げということになります。
塗るパンディ
下地の色は、かならず上塗りに影響を与えます。
暗い色を塗ってしまうと、どうしても上塗りの発色は抑えられてしまいます。
ホワイト立ち上げは、四号対空戦車で試みている最中です。
明るめの金属色という選択からアルミを塗ってみました。


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まとめ
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