戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
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すてっぷ4:テクスチャーの再現、鉄はなにゆえ鉄なのか
硬く重く冷たい鉄のかたまりであることを全力で伝えたい。
鉄のテクスチャーを再現したい。
そうした要求に塗装面では
これまで「チッピング」や「さび」で応えてきました。

塗装というと一般に「色のコントロール」に目を奪われがちですが
ここでは新たな視点、
意識的な「ツヤのコントロール」の追加を提案したいと思います。
旧タイガーとKV-Ⅱは意識的に
ツヤのコントロールをおこなっています。
もし、鋼鉄に見えると言っていただけるのだとしたら
おそらくそこに秘密があるでしょう。
ステップ4の作業
前回までの状態にさびを入れます。
さび入れ前
プラスチックの下地まで出たひどいキズ、「もう一度アイアンを入れたら?」と思ったあなた!それは正しいかもしれない

さび色のパステルを明るいさびから暗いさびまで3~4本用意します。
サンドペーパーで粉にしてから
タミヤアクリル溶剤で溶いたものを細筆で落とします。
筆を握る前に、ティシュペーパーを手のひらに握っておいてください。
さび落としました
キズに入れていきます。
最初にレッドブラウンを入れました(黒っぽい色から入れたら?と思ったアナタ!それが正解かもしれない!)。
ぽたっと落ちたら
ぽてっと
すぐティッシュで押し付けながら色を残します。
すぐ拭いた
エナメル溶剤で溶いたら?と思ったアナタ!そいつは正しいかもしれない
ただ、今回はKV-Ⅱでやった技法をそのまま紹介します


これを繰り返し、キズの8~9割はさびた状態にします(残りは最近のキズ)。


ここで「ティッシュヤスリ法」をご紹介。
花粉症の方はおわかりと思いますが、ティッシュの表面は意外と硬いです。
鼻の下がひりひりしてきます。
デジカメのレンズは決して拭いてはいけません。
やがてコーティングが剥げてしまいます。
このティッシュを爪に引っ掛けてガッツリ塗装を落とします。
ティッシュヤスリ法
旧タイガーの砲塔横覗視スリットはこうして金属肌を出しました。
オレンジ色を流して出来上がりです。
E5000によるタイガー砲塔表面
さて、このタイガーの砲塔の肌ですが
旧タミヤタイガーのキットには表面にちりめん加工がされていました。
そこに「なで加工」をしてツヤをつけたものです。
なで加工
なで加工とは指でつや消し面をなでたり、押し付けたりしてツヤを出すものです。
原始的ですって?
硬質感はツヤにでるのですよ。
ツヤといってもクリアを吹くんじゃないんですから。
ほどほどのツヤです。
KV-Ⅱは砲塔の塗装中はいつも砲身を握って作業してました。
ぴかぴかの砲身とつや消しの砲塔の対比がシブいじゃないですか。
ですが、失敗。
最後までピストルポートや覗視窓のスリットの穴開け加工を
残していたものだから
加工時に握らざるを得なくて
砲塔までかなりツヤありになってしまったのです。
ケイブイ

なで加工の例としては
砲身にツヤ
このように強く握ってくるくる回しながらツヤを出し(そのまえにペーパーもかけてます)取り付けると
砲身取り付け
こんな感じになります。
ツヤだけでなく色味もかわり、表情を出すことができます。

作業を戻しましょう。
さび入れ経過
途中経過
さび入れ途中
はっきりいって、あまりにヘタなのでペイントリムーバーでやり直そうかと思いましたが
「引くことはいつでもできる!」覚悟を決めて前進します。
悪い見本
悪い見本です。
筆あとがわからないようにティッシュで不定形にするのです。
ペーパーで擦る
サンドペーパー1000番で擦ってみます。
明るいさび入れ
明るい色のさびをいれます。
う~ん、ワンポイントで使うほうが良いみたいです。
こんなとき、パステルは指でこすれば
色を落としながら
あらたな表現をつくることができます。

リカバリー
あまりにひどいのでダークイエローでリカバリーします。
KV-Ⅱではこのような作業はしていません。
さらにさび入れ
さらに別のさび色を入れます。
キューポラディテールチェック
あとは、写真に撮りながらディテールをチェックし悪いところを
徹底的に直していく作業を続けていくだけです。
ディテールチェック2
このあたりから手を動かす時間より、考える時間の方が長くなります。
考え抜くしかありません。

偶然は全て良い方に利用します。
自分の意に添わない表現になっても
それこそ人知を超えた神のおぼしめしかもしれません。
「意」の方がまちがっている可能性もあります。
他の人から見れば、
ぜんぜん悪くない表現に見えるかも。
俯瞰
ほんとうをいえば、上面は私にとってそれほど重要ではありません。
写真に撮る時には、ほとんど見えなくなるからです。
車体正面や砲塔正面、側面は細心の注意を払う部分になります。
正面からは見えん

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

コメント
この記事へのコメント
すばらしい・・・
ステップ1から驚きっぱなしなんですが、
このステップ4は特にすごい・・・。
美しいほどに理にかなってますねぇ。

普通ならつやを出すという工程は、
表面のざらつきを塗料で埋めることで行う。
ただそれだと微妙なコントロールが出来ない。
そこで逆の発想。
ざらつきを埋めるのではなく、
押しつぶすことでつやを出す。
しかも下地に、擦ると光るアイアンを塗っているので
擦れば擦るほど金属の記号が強くなる。

すばらしい・・・。

全部の材質を色だけで表現しようとしてた僕には
全く思いつかない発想です。

いやぁ、宮崎さんの塗装方法読んでからというもの
目から鱗が落ちまくってますポロポロ。
2008/05/08 (木) 09:15:14 | URL | あに #V8JG6pNI[ 編集]
ははは!
褒めてもらえると次の記事を書くモチベーションも上がります。
2008/05/09 (金) 01:00:04 | URL | 宮崎 #-[ 編集]
褒めますとも
いやあ、深いこと、深いこと。
大変勉強になります。
僕もがんばります!
2008/05/09 (金) 20:49:07 | URL | ヒロナリ #-[ 編集]
ブログの更新!
ヒロナリさん!ブログの更新待ってますよ!
楽しみにしています。
2008/05/09 (金) 23:19:50 | URL | 宮崎 #-[ 編集]
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