戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
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九州AFVの会 そのに
鉄の質感を血眼になって追求しているわたしにとって

「そこにあるのは、戦場ではなくメルヘンだった」

不遜なようですが、それが、九州AFVの会の終わって直後の素直な感想でした。

どの作品も、ものすごい情熱で作り上げられた気の遠くなるよう作品ばかり。
そういう意味では素晴らしいものを見せていただきました。
ところが、
志向性が違うというかなんというか。
なんとなく物足りないものを感じたのも事実。
塗装面での装甲表面の質感表現はかなりヌルい(失礼!)。
というかそういうのを目指していない。

総じて、メルヘン調でびっくり。
単品作品なら、ポップなダークイエローにキャッチュなダークグリーン、ひかえめにシャドーがついて、ささやかなサビ、さわやかでこぎれい。
ジオラマならパステルカラーに彩られた町並み、目に刺さるような鮮やかな緑、ほほえましく和やかな風景。

世の中には、ネットはやっていないけど、すごいモデラーがいて、
アゴが外れるようなぶったまげる作品に出逢えるんじゃないか、リアリズムの旗手みたいな人に出逢えるんじゃないか、という期待がありました。
「どうやって、これは再現したのですか?」みたいな質問のひとつもしてみたかったのです。
ところが・・・シリアスなリアル志向の人は数人しかいませんでした。
あれだけ「戦車模型超級技術指南」が売れているのになぜ??
リアリズムの追求をしている人って少数派??

「バカやろう、リアリティの追求を塗装でやるのはごまかしで、完璧で揺るぎない正確無比の工作精度があればリアリティは自然とついてくるのだ!」とおっしゃるのかもしれません。
なるほど総じてみなさん、精度がはるかに高い。
トラペ8トンハーフトラック難物、トラペの8トンハーフトラックもいなしてしまう技術力 参加者の方の作品

「きちんとした工作精度で、明るめの基本塗装をしておけば、あとはどうにでもなるのだよ。今回は時間がなくってたまたまそこまで手が回らなかっただけ」 なのかもしれない。
三突てっきり、これはマスターモデラーズVol.60スティーブ・パルフィさんの作例をねらったものだと思ったのですが  くらおかさんの作品

初めての参加で、これまでの歴史を知らないからなんともいえないのですが
リアル志向の追求からだんだんと変化してきたのかもしれません。
リアル志向は初心者に多く、ベテランは独自の表現に走る傾向が見えます。

みんなの中に自分の作品を置いてみて、初めて自分のスタンスがはっきりわかりました。
清潔感ある汚しというのも初めて理解できました。
視野が広がり非常に良い経験になりました。
何事も自分一人の世界では成長できないものです。
写真だけではわからないことも多いと知りました。
そのうえで、
「今後も孤高のハードリアル路線で突っ走る!」と、決意を新たにしました。
まだまだ自分の作品には足りないところがある。
生まれ変わったような気持ちで、そう思うのです。
誰も本気でやろうとしないなら、やつを倒すのは私しかいない。
「キャシャーンがやらねば誰がやる」by タツノコプロ
そんな気持ちです。


会を主催されたスタッフのみなさま、ほんとうにご苦労様でした。
ありがとうございました。

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

コメント
この記事へのコメント
言ってしまいましたね。
前半部分のご意見のように感じている方は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。ただ、言わないだけで...。
(あ、今回の会ということではなく各地で行われている展示会をご覧になった方の中でという意味です)

私も地元の展示会に参加して感じた事はどんなにリアルな作品でもそれを目の前にして実物を見るとやはりそれは「良く出来た模型である」ということ。
例え高石師範の作品であろうとミニミニ光線銃で実物の戦車を35に縮尺したものであろうと。

だって、

そこに手のひらサイズの大きさで置いてあるんだもんv-238...

逆にミニミニ光線銃を自分に向けて自分が小さくなりその展示場にいたならどれも本物に見えるのではないかと。

...なんか話がずれちゃいましたかね。

(展示会に否定的ではないので誤解のなきよう...念のため)
2008/10/31 (金) 05:52:27 | URL | Macha #-[ 編集]
全くもって同意見
ほんとリアル志向の方ってすごく少ないですよね。
僕も数人しか思い当たらないです。
たしかにみなさん綺麗に仕上げられていて
技術はすばらしいものばかりですが
あくまでそれは”綺麗に模型”を作ってるのであって
リアルに創ろうというのが伝わってこないですよね。
写真や実際の金属を見ながら塗るのではなく、
AFV定番技術を駆使したうまい人の模型を見ながら作ってるんじゃないかな?
って思わせますよね。

たしかにうまい人のを参考にすることはありますが、
それだけ見て塗るということはまずないです。
だってそれだとその人以上の作品は
作れないことになっちゃいますもんね。

・・・ってなんかえらそうなこと言ってるけど
宮崎さんから見たらお前もまだまだメルヘンじゃ。
と言われたらそれまでなんですけど。

自分ではばりばりなリアル志向派のつもりです。
現実にはない物ばかり作ってるけど・・・。

2008/10/31 (金) 13:43:31 | URL | あに #V8JG6pNI[ 編集]
AFVモデラーではないですが・・・
恐らく模型を長く作っていると自分の表現方法を「悟る」のではないでしょうか?
メルヘン的な作品は作者が「戦争は嫌いだけど戦車は好き」ってな方ではないだろうかと考察されます。
現在ではAFVモデルといえども「リアルである」だけが表現ではないのでしょう。
誰も彼もホントにリアルで再現出来る技術があったなら誰の作品か分からないと思います。
絵画にも写実的表現重視の画家と抽象画家がいるようにプラモデルのような立体のキャンバスに描く表現もモデラーにより様々なのでしょう。
外野の私が思うに模型AFV界は「リアル」に縛られ過ぎなように見受けられます。
時代はAFVカテゴリが「リアルである事が全てではない」という次世代に入って来ているのだと考えます。
自分は自分、他人は他人で自分にとっての「究極の作品」を追求するのが模型の正しい楽しみ方だろうと思えるようになりました。
乱文 失礼致しました。
2008/10/31 (金) 22:12:07 | URL | NOid #H0fDiwxQ[ 編集]
Machaさん、あにさん、NOidさんいつもコメントありがとうございます
いろいろと考えたり、忙しくてタイミングを逸してコメントが遅くなってしまいました。

じわりじわりとあのとき見た作品のすごさを身にしみて感じているところです。
ただ、あの時は間違いなく「何か足りないもの」を感じました。
Machaさんや、あにさんにそう言っていただいて
やはり同様に感じる人がいるのだと思って安心しました。
それにしても九州AFVの会が与えた影響は大きいです。
あれから考えをまとめるためにずーっと考え込んでいます。

>「リアルである」だけが表現ではない
表現の多様性は認めるのですよ。
みんながみんな同じような作品ばかりだったら気持ち悪いです。
が、リアルとは違う表現でみんな同じで気持ち悪かった。

>誰も彼もホントにリアルで再現出来る技術があったなら誰の作品か分からない
これはなかなか面白いご意見です。
多種多様なリアルがあると思うのでほんとうにそうなってしまうのか、検証が必要ですね。
さらには、結論めいた話になりますが、リアルの先には芸術性の融合が待っているのだろうと思っているのです。

>AFV界は「リアル」に縛られ過ぎ
たしかに、しばられ過ぎていますねえ。
でも、そうであるはずなのに、(そう思っていたのに)出品された作品がリアルとは方向が違ったのです。
みなさん、展示会では「きれいな模型」にしばられているんじゃないかとさえ思えました。

>自分にとっての「究極の作品」を追求するのが模型の正しい楽しみ方
「その通り!」
「自己満足の世界で終わることが正しい道なのか?人に評価されてこそ意味のある作品なのでは?」
「ゴッホはいつも師匠に叱責されていたぜ、おまえは見たままの通り描けんのか!と。それでも自分の世界を描き続けて、やがては認められたじゃないか」
「認められたのはずっと時代があとのことだろ。おまえの究極の作品が認められるとはかぎらんよ」
「認められなくても、やりたいこと表現したいことをやって楽しむのが趣味の世界ってもんだろ」
「他者の存在を排除したパーソナルな世界の住人になって、そこにしあわせはあるの?自分の楽しみプラス、それを人が評価してくれてこその楽しみじゃないの」
「他者の視線を想定しての、おもねるような作品を作って何か意味がある?」
「できるのにやらないのと、できないのは違うよ。
たとえば、いま流行のキレイな作品を作ることができるけど、おれはリアルな表現を選択したんだというのと、リアルな表現しかできないのは違う」
「模型にとってのリアルさって、それは基礎技術だろ。形状であれ、塗装であれ、できるだけリアルであることは模型としての基本的な価値だと思うよ。フィギュアスケートとか体操競技なんかの「技術点」というやつで、そこからさらに個人の表現力を付加した「芸術点」を加えていけばいいんだと思う」
「リアルな形状ったって、それは実物がある模型の話で、キャラクターものなんか自由自在で、その自由さを競うってのもあるんだぜ。そして、競うってこと自体が他者との関係性であり、自分に成長ももたらすんだ」
「キャラクターものだって、設定というものがあって、そのイメージに拘泥するモデラーだっているさ。それにアニメドラマのファンタジーはモビルスーツやウォーカーマシンが実在するという前提で世界が成り立っているのだから、実在するならこんなふうに汚れて・・って考えるのが普通だろ。荒唐無稽な形状の巨大ロボットが実在するかのようにみせるのが驚きであり面白みじゃないか。実存感がなければ、ほんとうのオモチャだよ」
「キレイ系のモデラーだって、あれはリアルを追求しているんだよ。アプローチの方向が違うだけさ。物体のキレイな面が見えるのがキレイ系モデラーで、汚い面が目に入るのがリアル系モデラーと呼ばれているだけだろうよ。とことんまで完璧な精度、うつくしさ、本来の完全なる形状、理想としてのあるべき塗装状態を目指してつくり込んだ全き造形こそが究極のリアルだと認識しているんだ」
「えー!?そうなの」

・・・・と、わたくしの脳内ではいろいろな考えが千々に乱れて巡っているところです。
2008/11/02 (日) 23:01:16 | URL | 宮崎 #-[ 編集]
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