戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
赤と黒
二十代のはじめ頃まで、スタンダールの『赤と黒』が、わたしの恋愛のバイブルでした。
女のために命を懸けることこそが、唯一、男の死に値するといった思想に取り憑かれていたようです。
赤と黒この写真はソフトウエアで画像処理しています

当時、勤めていた会社の長崎支店にとても美しい女性がいました。
やや小柄でしたが、全盛期の松坂慶子を彷彿とさせるきりりとした爽やかな美人です。
しばしば長崎支店へ寄る機会があったのですが、あるとき
「休みの日は何をしてるんですか」
から始めて、いっしょに飲みにいく約束を取り付けることができました。
約束の当日。
こういう日にかぎって、憎たらしいほど仕事が山積して早く帰ることができません。
20:00、もう(待ち合わせの)約束の時間です。
「遅くなったけど、いまから出ます」
そう、公衆電話で伝えると(当時は携帯なんて便利なものはないので)、
インターチェンジまで蹴飛ばすようにクルマを飛ばします。
高速道路に乗ったら、アクセルを床まで踏みつけます。
回転振動がないはずのロータリーエンジンが膝先で唸りをあげ、空中分解しそうな振動と轟音に包まれます。
追い越し車線を、ハイビームしたままで、アクセルを緩めることなく走り続けました(恐かったけど)。
高速道路のカーブがこんなに急だと知ったのはそのときです。
そんなとき『赤と黒』のことが思い出されました。
「これで死んでも本望だ(意味を取り違えてる?)」

途中、血の気の多いクルマが追いかけてきましたが、差が詰まらずあきらめたようです。こちらもMAXでしたから、リミッターカットでもしていなければ無理でしょう。

かなり遅れて(1.5~2時間?)、彼女と合流しました。
最初から彼女は少し怒っていたようです。
(あたりまえか)
努めて楽しい時間にしようと振る舞ってくれていたようでしたが
話が、お互い噛み合ず、彼女は失望したようでした。
当時、彼女は26歳で、社会経験も積みじゅうぶんに大人の女性でしたが
わたしは、学校を出たばかりで、理屈が先行しているような時期でした。
大人の女性を相手にするには、いささか子供過ぎたようです。
そのときの様子は、なぜかはっきりとは思い出せません。
二人で何を食べたのか、何をしゃべったのか・・・。
ただ、二件目のツーショットバーで流れていた空虚な雰囲気だけが思い出されます。
もうひとつ、移動中、二人で街を歩いているとき
すれ違う人々の視線が、つねに同じ軌跡を描くのは笑えました。
男も、女も、同じように、まず彼女に視線が行き、
次に(どんな男が連れているのかと)わたしに視線が移るのです。
衆目を集めるような女性と連れ立って歩いたのは
あれが最初で最後です。

その後、彼女の家に何度か電話しましたが、二度と取り次いでもらえませんでした。

まだ執着のある相手にふられた場合、男であれ女であれ、もっとも建設的な考え方は
「必ず後悔するような男(女)になってやる」
と思うことでしょうか。
若かった頃の、苦い思い出です。

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

コメント
この記事へのコメント
思い出は良いものだと思います(*^。^*)
宮崎さんこんにちは!
ブログ拝見いたしました。
若い頃の思い出は、よくても、悪くても
それなりに素晴らしい物だと思います!
私は主人と出会い、何だか2人ともインスピレーションを感じたらしく、半年で結婚を決めてしまいました(*^。^*)
結婚してからかなりの年月が経ちますが、この人と結婚してよかったと今でも思えます!
それから、私の戦車模型作りは主人の影響がとても大きいと思います。
主人がタミヤの大ファンでいつもプラモデルを購入していたのですが、私はまったくと言ってよいほど興味がありませんでした!事故のリハビリを兼ねて模型作りを始めたのですが、今では私のほうが模型に夢中になってしまっている感じです!
主人との出会いがなければ、模型との出会いもなかったので、やはり運命だったのだと思います(*^。^*)
宮崎さんのように私も辛いエピソードもありますが、それは青春の1ページとして
大事に胸の奥にしまっておきたいと思っています!宮崎さんの戦車のテクニックは本当に素晴らしいので、これからも一杯参考にさせていただきたいと思います!
また色々ご指南いただけたら嬉しいです。
これからもよろしくお願いいたします(*^^)v
2009/07/31 (金) 08:19:11 | URL | かおり #UTTqB9Tc[ 編集]
思い出だけが死ぬときまで持っていける
いまでもご主人と一緒になって良かったと思えるって素敵ですね。
お金は墓場まで持っていくことができませんが、思い出だけは最後まで残ります。
良い思い出をたくさん作りたいと思います。

2009/08/01 (土) 20:48:48 | URL | 宮崎 #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2005 戦車模型 AFV fun all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
まとめ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。