戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
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第12回九州AFVの会レポ(加筆訂正)
人の作品にケチを付けるのは野暮なことですが
一方で、他人の視点で、自分の作品がどのように見られているのか
知りたいとも思うもの。
独断で、どう見えたのか、思い切って言いたい放題やってみます。

新車、もしくはそれに近い状態の車輌をリアルに見せるのは
工作と塗装の両面で高度な技術を要します。
その分野で成功していたのが、この四号駆逐戦車L48です。
一見、何気ない仕上がりのようですが
ツェメリットコーティングのテクスチャーで
効果的に造形面での情報量が増え
色彩面でも、複雑さをかもしだす、かすかな色が、しっかりと入っています。
新車四号駆逐戦車
操縦手用看覗孔に穴を開けたほうが良いとは誰しも思うところでしょう。
フロントフェンダーステーとボッシュライトがもう少しシャープに見えて
キャタピラ、ボッシュライト、シュルツェン、砲身などが硬く冷たく見える質感上の工夫したらホンモノに見えるのではないでしょうか。

ただ、リアルに見えるだけでは「それがどうした」「ただの製品だ」という世界なので
作者の個性というスパイスを加えて、どこかに主張や面白味を加えて
「作品」というレベルまで高めると良いのだと
最近わたしも悟りました。
まるっきり新品の88。
新品88
これがなぜ本物に見えないのか? 塗り始めの初期には誰しも考えることでしょう。
エッジがシャープに見えないという問題は、置いておくとして
色彩面だけでの原因を考えると
「全体の色が、均一すぎるから」
だと思います。
1/1だと(つまり大きいと)、光が届かない部分(陰)ができるし、
例え全体が同じ色で塗られていても
離れたところにある色はまったく同じではないのです。
(原因は、環境の写り込みなど。ピカピカの自動車を見るとよくわかります。どれだけ多くのものが写り込んでいるかが)

エアブラシで下地にシャドーが入っているように見えるデッカーマックス。
ところがそれだけでは、まだまだ本物に見えない。
新車デッカーマックス
実車の面の色は、もっとこまかく不均一のようです。

この25ポンド砲はウォッシングされていると思われます。
わずかに雨垂れのような縦方向の汚れと
スミに陰が入っている。
新品25ポンド砲
新車状態なのだから、これ以上汚せないと思うならば
別の方法で、情報量を増やすことができます。
別部品を塗り分けるなどです。


シャドウもスミ入れも無しで、ホコリをいれても
これぐらいには見える。
新車437G
必要な部分だけ、ピンポイントでウォッシュしたりスミ入れしたほうが、むしろリアルではないのか、という議論もあるはず。
新車T-90
じつのところ、リアリズムを追求するならば、不自然な陰付けはやらないほうが近道だと思っています。

展示会などでは、あっさりし過ぎてちっとも存在感がないというマイナスも出ますが。

これは新車に見えますが、よく見ると細部に周到に手が加えられた塗装です。
新車スクラッチカー
彩度が高いと、リアルに見えない危険が一挙に高まるのですが
展示会などでは、鮮やかなほうが映えるのです。

この相反する要素のはざまで悩むモデラーも多いのではないでしょうか。

新車状態を表現するには、色だけでなく
質感領域に踏み込まねばなりません。
塗装したただの平面を鉄板に見せることができるならば最強です。
新車ラング
ですが、それが成功した例をほとんど知りません。
すなわち、まだまだわれわれには解明すべきことが多く残されているのです。

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

コメント
この記事へのコメント
一見するだけで、レベルが高い作品が多いですね。
>>新車、もしくはそれに近い・・・
まったく同感です。まぁ、新車状態を模型栄えさせるのは、クラッシュモデルを作るよりも難しいのではないでしょうか。それでいて見る側も見どころが無いから評価しにくい。

作り込みも、中途半端ならいっそ、何も手を入れない方がいいのでは?なんて最近思います。手を入れるのせよ、完璧はありえないし、そこらあたりの判断に
頭を悩ませる今日この頃です。
真のリアリズムとは無塗装、素組で、見る人が脳内で完成させて、なんて。

すみません。くだらないレスで。
今日は1日例の保険金殺人容疑の件で気分が悪く、お亡くなりになられた方のブログ、知っていただけに気の毒で。
2009/10/27 (火) 22:59:16 | URL | dickermax #X.NmPtlw[ 編集]
それはそれは
知人が無惨な亡くなり方をされるなんて
いたたまれないことでしょう。
お察し申し上げます。

鑑賞者に脳内で補完してもらうと
まさに完璧になると思います。
デジタル迷彩などが、近くで見るとカクカクの模様なのに
離れて見ると、ボンヤリ見えるのは
連続していない線を
連続していると脳内で判断しているからだろうと思うのです。
油彩のこってりした風景画などで、
近くではデコボコで何が何やらわからないのに
離れて見ると、すばらしくよく描写された絵に見えるのと同じ方法論を用いれば
実物以上に見せることが可能ではないかと思っています。
2009/10/27 (火) 23:14:53 | URL | 宮崎 #-[ 編集]
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