戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
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第12回九州AFVの会レポ 5(続きを読むに記事追加)
フィギュアスケートの採点に「技術点」と「芸術点」みたいな
分け方がされてあったように思ったのですが
変更になってるんでしょうか?

今回は、この採点法の考え方を展示会の出品作に当てはめてみます。

「技術点」とは、工作、塗装における忠実性や再現力と考えます。
いわゆるリアルさ(リアリティ)です。
「実車にどれだけ近づけているか」が問われるわけです。
そして
「芸術点」とは、時事性、話題性、エンターテイメント性、ドラマ性などの演出力です。
アーティスティックインプレッションそのもので
作者の主張や個性も溶け込ませた上で
「どんだけおもろいのか(興味深いか)」が問われるのです。

(ちなみに新生パンツァーグラフ誌17号は、模型誌としては初めて芸術点に切り込んだ雑誌です。
 これまでおざなりにされてきた感性やセンスという分野に焦点を当てています。
実車写真も豊富で資料性が高く、制作意欲を高めるストーリー、詳しいキット解説、詳しい工作解説、親切な塗装解説、そして何より魅力的な作例。
模型誌としては90点以上をあげたい。次号もこのクォリティだとうれしいのですが)

この見方で昨年のわたしの出品作をとらえると
技術点は、そこそこあったものの、
芸術点が0点だったわけなんですね(やっとわかりましたよ)。

時事性ならば、
ベルリンの壁が崩壊した時に、それを再現したジオラマを持ち込むとか
湾岸戦争時に、そのときの車輌を再現するとか

話題性ならば、
誰も見たことのない珍品、希少車輌を作るとか
発売されてすぐの新製品を、完成させて持ち込むとか
公開中の映画の場面を再現したジオラマにするとか

エンターテイメント性ならば、
ユーモアやウイットも盛り込んだ情景や、おもしろい色彩、変わった展示方法、などで鑑賞者を楽しませるとか

ドラマ性なら
ドラマティックな場面や、感情を揺さぶるほどのすごい車輌を作って見せるとか

その他にも
意外性とか、芸術性とか、わいせつ性とか、驚愕性とか、戦争の悲惨さとか
とにかく、あらゆるものを自由に好きなように作れるのだから
作者の発想のすばらしさをみんなは見たいというわけです。

というわけで、今回は、芸術点の高い作品群をご紹介しましょう。

これは何でしょう。ラベルをよく読まなかったのが悔やまれます。
へんてこ戦車

こういうのは勢いで作るものです。だから細かいことは、言いっこなしです。
馬から落ちる

「昭和18年に陸軍第三研究所にて試作された地雷原突破用の車両です。
機関室上部の8連装のロケット式爆索発射器にて地雷原を爆破して経路を開き、砲塔に装備された破壊筒もロケット式で発射され、鉄条網などの障害物の排除をおこなおうという物でした」ご本人のブログより。
あきら式改

言わずと知れたあの方の金属工作です。
長期に渡り、製作を続ける脅威の粘着力に感心するばかりです。
実車同様にあらゆる部分が可動。
金属工作

話題の五式も当然あります。
砲身と車体の色が違うところがいけてます。
五式

思ったより見かけないB-4 203mm榴弾砲。
自走車輌ではないのにキャタピラ付き(接地面圧を下げるため)。
B-4

ドーザー付きチハです。
日本にもあったのか、という新鮮な驚き。
チハドーザー

色に主張があると思われるKV-II。
KV-II

イタリア人男性が、シャツのボタンを3つ開けて
胸毛を見せてる感じ?
内部

これも色に主張がありますか。
いつの日か、わたしも車輌全体を「ゴッホタッチ」で塗ってみたいという野望がありますよ。ダークイエローを狂気のような黄色で塗るんです。
装甲車2

現代的な迷彩も見かけることが少ないですね。
装甲車

内部構造を見れるようにした五式。
内部の写真は・・・ ・ ・ ・ ない(汗)。
五式内部

盗撮用赤外線ライト。
「イワンどものチンコまで見えるぜ」・・・ちがう?
赤外線ライト
原色に近い方を選択したグリーンの装甲車。
褪色させた色を使った方が、間違いなくリアルになりますが
展示会では、存在感がなくなるというジレンマがあるのです。
装甲車3

昨年よく目立つブラウンの1/48シャーマンを出品されていた方の作品。
今年もサンド「ブラウン」。
意欲的な予備キャタピラの仕上げでしたが、
つぎは、継ぎ目を出す工夫を次の機会には採用した方が良さそうです。
三号戦車ブラウン

小さな糸くずには、わたしもよく悩まされます。
ウサギを飼っているのです。
日本軍戦車

大きな情景の中のヘッツアーですが、細かいところまでよく作り込んであります。
ヘッツアー

マシンガン

チハ

強めのスミ入れとドライブラシで仕上げられた作品。
これらの技法は、リアルにするためではなく
印象度を上げるためにある技法ですね。
8トンハーフトラック

ダイナミックな情景でした。
三号戦車

砂漠仕様の戦車なら一度はやってみたい、下地からグレイが現れる塗装。
これは、サンド色の上から塗られているのでしょうか。
三号戦車サンド

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

コメント
この記事へのコメント
まあ~は凄い信念と行動派だからすごいと
思います。
2009/11/01 (日) 23:49:06 | URL | ハニー #-[ 編集]
あ!愚作をのせていただいて有難う御座います。
来年もネタ勝負と思っていますが、宮崎さんの目指す道にも挑んでいこうと思っています(視力が強烈に落ちているのがアレなんですけどね)
アノ件でちょっと凹んでいましたが、なんとか復帰しています。
AFVの会の最中、あまりの頭痛の酷さに写真撮影を殆ど息子にまかせた為にサイトで使えそうな画像がほとんどありません。
お許しください。
2009/11/01 (日) 23:56:32 | URL | あきら式改 #-[ 編集]
宮崎作品は、私から見たら金メダルです
宮崎さん!おはようございます。
今日はフィギュアスケートの採点方式に則られた記事、とても面白く拝見いたしました。技術点、芸術点に分けて採点されていますが、私から見れば宮崎さんの作品は、両方満点だと思います。
技術はもちろんの事、錆の表現は素晴らしく、錆だけみても芸術点は最高点だと思います!私も宮崎さんのレクチャーを元に錆に挑戦しているのですが、
なかなか思うような雰囲気が出ないで・・・苦労しています。
宮崎さんの作品は私にとっての憧れですので、また素晴らしい作品の数々を見せて下さいね!
今後とも、よろしくお願いいたします。
2009/11/02 (月) 09:32:34 | URL | かおり #UTTqB9Tc[ 編集]
ハニーさんへ
~は凄い信念と行動派だからすごいですよねー。
2009/11/02 (月) 19:29:33 | URL | 宮崎 #-[ 編集]
あきら式改さんへ
けっこう注目度高かったですよ。
去年のわたしより、ずいぶんマシです。
2009/11/02 (月) 19:31:29 | URL | 宮崎 #-[ 編集]
かおりさんへ
>なかなか思うような雰囲気が出ないで
サビ色のパステルがいちばん雰囲気出やすいですよ。
模型用塗料では、なかなか難しいです。
ガンダムマーカーのサビ色もダメ。
あれのどこがサビなんだか??
タミヤウエザリングマスターも色はまあまあでも、質感はダメです。
油彩も質感では、パステルに劣ります。
2009/11/02 (月) 19:39:31 | URL | 宮崎 #-[ 編集]
初めてお邪魔しました。
興味深い記事(研究)が多く読み応えがありますね~

ところで、最初の画像は、英国が誇る謎兵器パンジャンドラムですね?
2009/11/03 (火) 04:17:45 | URL | 通りすがり #-[ 編集]
「パンジャンドラム」
ありがとうございます!
パンジャンドラムっていうんですね。
ダークグリーンですから、どこの国の兵器だろうと不思議に思ってました。

調べてみたら、世界三大珍兵器のひとつなんですね。
巨大双輪ネズミ花火といった趣で
笑えました。
2009/11/03 (火) 22:41:30 | URL | 宮崎 #-[ 編集]
KV-2の作者です
はじめてお邪魔致します。
KV-2の製作者です。
作品を掲載していただき、ありがとうございます!

九州AFVの会には初めて参加させていただいたのですが、はじめ宮崎さんの作品を拝見したとき、実は鋼鉄のキットで、5年くらい土に埋めといたんかな?とか妄想しておりました。

ハードリアル路線作品、今後も楽しみにしております。
2009/11/06 (金) 12:07:32 | URL | yockey #-[ 編集]
はじめまして、yockeyさん!
初めての参加だったのですか!?
あの色使いから
展示会を熟知されている方の塗装色だろうと思っていました。

四号駆逐戦車に関しては、
派手なサビの表現は、少し研究を続けられたら
どなたでもできるものだと思います。
難しいのは
あまり錆びてない、さりげない表現で実在感を感じさせる車輌の方です。

模型であるかぎり、写実性が高いことは基本的要件だと思います。
工作分野で、それを追求される方はわりと多いのですが
塗装分野では、やや追求が甘いのではないかと感じました。
また、使い古された技法が未だにメインストリームとして堂々と使用されていることにも驚きました。
さらに、海外モデラーのハイエンドレベル作品群のすばらしさに打ちのめされました。(ローエンドは何処も同じ)
ここから
「日本のモデラーって必ずしも優れていないようだ。というよりむしろ
明らかに劣っているんじゃないの!?」
と、危機感を抱きました。

もともと映画のゴジラや円谷特撮を観て育った世代であるため、ミニチュアを本物のように見せる映像に憧れをもっていました。

そのような背景があり、
「ホンモノにみえる戦車をつくろう!」
と、思ったわけなんです。

ハードリアル路線の追求はこれからも続きますので、ご期待ください。
2009/11/06 (金) 19:49:23 | URL | 宮崎 #-[ 編集]
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