戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
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デッチあげ品質
破壊を演出するには困ったことがあります。
破壊の程度によっては内部構造を再現する必要が出てくるのです。
うそ800
内部構造は、国際標準デッチアゲ品質マネジメントシステム USO 800 に準拠して作りました。

破壊工作
その他の破壊工作も、ありうる現象を勘案し、完成時の訴求力を想像しながら加えていきました。
思ったよりも、時間がかかる作業です。

実車の写真を見ながら、ディテールの再現度を近づける作業とちがい
想像によって破壊をでっち上げる行為は
それはそれで頭を使うんですね。
でっち上げというのは、どれだけわからないようにでっち上げるかで成功が決まるのです。
ふつう人は殺人はやってはいけないことだと認識していることでしょう。
殺人者と、自分とはちがう人種であり、
そうした人は極悪非道の別世界の人間だと思っています。
ところが、じつは誰でも殺人を犯す可能性は思っているよりもおおきく
殺人者とふつうの人との垣根は案外と低いのです。
というのは、
殺人者の心理を丹念に追った小説やノンフィクションを読み進めると
殺人を犯してしまっている自分に気づく、
あるいは「殺人もやむなし」と思ってしまう自分がいるからです。
(著者の意図が、まさにそこにあるわけなんですが)

同様に、「戦争は悪いことだ」と多くの人が思っていますが
「戦争やむなし」と思うようになってしまうことは、あり得ます。
意識的に、そうもっていくことさえ出来るのです。
そもそも国民の多くが、反戦の意識を「強く」持っている場合には、戦争に至らないのではないでしょうか。
戦争になるのは、世論がなんとなく肯定的な雰囲気になるからなのです。
(そうでなければ総力戦は戦えない)
ヒトラーとナチス党は、悪の元凶としていわれますが
ドイツ国民は、彼らを肯定し、かれらに粛々としてついていったことを忘れてはならないと思います。

日本でも、太平洋戦争開戦当時、多くの国民は「いよいよ始まる。キリリと身のしまるのを覚える」とか「駅長からこの報告を受けた瞬間、既に我等の気持ちはもはや昨日までの安閑たる気持ちから脱け出した。落ち着くところに落ち着いたような気持ちだ」というように日記に書き
知識人の竹内好は「宣戦の大詔が下った日、日本国民の決意は一つに燃えた。さわやかな気持ちであった」と書き
文学家の伊藤整は「今日は人々はみな喜色ありて明るい。昨日とはまるで違う」
などと書いていることから
日本国民がいやいや戦争に引っ張り込まれたというのはあり得ません。
国家は、戦争を遂行するためには
でっち上げであろうと戦争目的、スローガンを掲げます。
「大量破壊兵器を隠し持っている」とか「テロとの戦い」などです。
国民全体のマインドを動かすための論理も、巧妙にすばらしいデッチアゲ品質で作られます。
長い時間をかけて、少しずつ少しずつ。
でっち上げなんてわからないように。

満州事変の二ヶ月前に東京帝国大学の学生たちにおこなわれた意識調査(1931)では
「満蒙(南満州と東部内蒙古)に武力行使は正当なりや」
という質問に
88%の学生が「然り」と答えています。
日本の頭脳であり、教養もある人たちでさえこうなのですから
一般の国民はカンタンにもっていかれると思えます。

参考文献(というか当時の記述・データはほとんど抜粋)
加藤陽子著『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』朝日出版社


テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

コメント
この記事へのコメント
いやぁ
自分が再現しているジャンルのもの本来もっている意味、というのを常に自分自身でどこかに持っていなければ、と私も思っています。
2009/11/30 (月) 20:38:20 | URL | わんこ #-[ 編集]
密かに進む右傾化
いつの間にか、自衛隊を外国へ派兵することさえ普通になってしまいました。
日本人の犠牲者が出て、
憎しみの連鎖が広がることがないように祈っています。
2009/12/01 (火) 09:50:11 | URL | 宮崎 #-[ 編集]
先日はコメントまでいただき
ありがとうございました。(ですよね?)

また面白いことを
やりだしてますね。

「破壊」の表現はムズカシイですよね。
構造も理解しないといけない。
なので資料本を揃えなくちゃいけない。
まだ僕には無理な領域です。

「教養のある人たち・・・」とありましたので
元自衛官としてひとつ。
一般の高卒自衛官(ヤンキー率高い)より
防大卒の幹部の方が右的な思想・発言が多かったですよ。
大学での教育も一つにはあるんでしょうけど
「俺達が日本を何とかしなければ」というエリートの自意識過剰な責任感なんでしょう、恐らく。

湾岸戦争(パパ・ブッシュの頃ね)の時には航空自衛隊は結果としては行かなかったんですが
命令が出たときのために準備や訓練が始まりました。
一般隊員は「行きたくない」の意見が多かったですが
幹部は「行ったら何が出来るか?」とかそんな感じでしたね。
TVで戦争の状況が繰り返し放送されて・・・。

毎日その話題をつまみに酒を飲んでたんですけどね(笑)


2009/12/01 (火) 10:34:30 | URL | まる #-[ 編集]
まるさんへ
はい、コメントしいたしました(笑)。

破壊は、正確にやろうとしたら
内部構造のキットが必須ですし、壊れ方も資料を研究して再現しないといけませんよね。
今回も、ネットで見つかった写真は参考にしていますので、100%の架空ではありません。

おお!元自衛官でいらっしゃいましたか!
>防大卒の幹部の方が右的な思想・発言が多かった
なるほどお、それが現実かもしれませんね。
教育の成果がでているのか、もともとその毛のある優秀な人材が防衛大にいくのか。
同級生が防大卒ですが、研究所?の方にいるようです。
もうひとりは北海道のレーダー施設にいるみたいですね。
どちらも好戦的な性格とは違ってます。
ときどき自衛隊の方と会う機会がありますが、真面目な方が多いですね。

なし崩し的に自衛隊の活動範囲や、武器の使用範囲が広がっていくと
最後はどうなるのでしょうか。
そこが心配です。
2009/12/01 (火) 23:02:29 | URL | 宮崎 #-[ 編集]
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