戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
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逆転の発想ではじめる筆塗り:「ひばり塗り」
筆塗りでは、刷毛目を根絶することはむずかしいです。
それゆえ、刷毛目を消そうとするのではなく、それを活かすように考える。
それが正しい筆塗りの態度と言えましょう。
そう、筆跡は残したままで良いのです。

基本塗装が終了した状態です。
基本塗装終了状態
エアブラシではエアブラシでしか出来ないことをやり、筆では筆にしか出来ないことをやる。
筆跡は残しながら、それを情報量として利用する。
すなわち、雨だれ(レインストリーク)の表現として利用します。
名付けて「ひばり塗り」。

「あーあ~~ みずの流れの よおーにい~~♪」

という歌にあるように(ん?ちょっと違ったか?)、水の流れを意識して鉛直方向に筆を動かすことで、基本塗装と雨だれ表現を同時に果たします。

アクリル塗料はもともとが水に近い性質であるが故にプラには色がのりにくいように思います。
直接プラに塗ると、とてもムラになりやすい。
(下地にラッカー塗料を塗っておくと、色が食い付きやすいです)
同様の理由で油にも弱く、手の油脂などが残っていると、ぼそぼそとダマができて色がのらない現象もあるようです。
(ひょっとすると気温が高すぎることが原因かも)

塗り始める前に
「塗料の濃度」には、細心の注意を払ってください。
濃すぎる塗量は、即アウトになりがちです。

「筆に含ませる量」にも注意してください。
試しにどこかに筆を突けてみて、含みを確かめます。
一筆で
乾燥させずに塗り延ばせるだけの量がよろしいかと思います。
塗る

以下、その過程です。
カラーモジュレーションを採用する関係で、面ごとに三色を今回は塗り分けます。
上面は、明るめのグレイということでライトグレイを塗りました。
上面ライトグレイ

斜めの面は、ミディアムブルーをベースに調色した色で塗りました。
水の流れを意識しながら筆は動かします。
ミディアムブルー斜面

垂直面は、さらに濃いめのグレーで塗ります。
垂直面
以上は、一回塗りです。
ムラの極端な部分や、下地が透けて隠れていないところなど二回目を重ね塗りします。
濃度の濃い塗料を厚塗りしたり、角隅に塗料溜まりを作ったりしないようにさえ注意すれば、だれでもふつうに塗れます。


ホイールにはツヤを出して情報量を増やすという考え方を今回は採用します。
ツヤ消しのタイヤとの対比も効果的なはずです。
ツヤホイル

各所の塗りムラは、二度塗りした後でもちゃんと残ります。
ムラ

面によって色を変えたことにより、乱雑な感じが著しいですが、まあ、こんなものでしょう。
少し離れて見れば、冒頭の写真のようにたいしてわかりません。
(単色で全体を塗装した作例の方が、筆塗りの効果だけを表すのに適していたと思われますが、後の祭り)
ムラ2
拡大すれば、この程度の凹凸はあるものです。
許容範囲です。(きっぱり)

フィルターなどの後作業で、唐突に色変わりしたそれぞれの面の印象も、ある程度、緩和されるものと予想しています。
ムラ3
この状態において、筆塗りで生じる「ゆらぎ」が、エアブラシ塗りよりも情報量の点で優位になっているのです。
(なんだか、弱いオチだな)

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

コメント
この記事へのコメント
こんばんは、宮崎さん。あまり詳しくないのですが
同様の方法をマシ―ネンモデラーの方が
利用されてるのを見かけますね。
味があるというか、エアブラシでは
確実に不可能な塗装ですね。
ムラはムラでもただの筆ムラに見せない…
これはなかなか技術と経験が必要だと思います。
さすがですね(^^♪

アクリル塗料には独特のクセがありますよね。
自分は筆塗りはミスターカラーのような
ラッカー系の溶剤で塗料を
薄めて塗っています。ダマになったり
色がのらないってことがなくなって
面白いくらいに塗りやすくなりますので
ぜひ、試していただきたいです。
アクリル独特のつや消し感も
損なわれないですし、筆ムラ塗装も可能です。
2012/02/29 (水) 20:14:19 | URL | koba #mQop/nM.[ 編集]
kobaさんへ
返事が遅れてしまい申しわけございません。

>ただの筆ムラに見せない…

いやいや、ただの筆ムラですよ(笑)。

ラッカー溶剤でアクリル塗料を溶く塗装法もあちこちで言及されていますね。
まだやったことがない。
それには理由がありまして、
多重塗装をしている関係から
下地塗装を侵すわけにはいかないのです。
剥ぎ塗装として機能してもらうためには
溶剤の種別で、塗膜層が分離しておかなければならないからです。

剥ぎ塗装を行なわない場面で
一度、試してみます。
アドバイスありがとうございます。
2012/03/05 (月) 18:40:00 | URL | 宮崎一誠 #-[ 編集]
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