戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
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生命の危機に人は何をするか:タミヤ チャレンジャー
個体としての生命の危機に人は何をするのでしょうか。
チャレンジャー汚し塗装アップデート
写真は汚し塗装をアップデートしたチャレンジャー戦車

報道カメラマンの宮嶋茂樹氏は
著書『不肖・宮嶋 死んでもカメラを離しません (祥伝社黄金文庫)』のなかで、湾岸戦争の取材に行くに際して
編集長から「これでロンドン1の女を買いなさい」と言って現金を渡されたエピソードを紹介している。
氏いわく、「戦場に行く前に、いい女と寝る。これは大昔からの決まり事である」そうだ。
同様に
戦国時代のこと、武田信玄の体調がすぐれないことを見てとった医者は
奥方様に夜の生活を尋ねた。
「・・・・・は、はげしゅうございます・・」
「うむ・・やはり結核か」
もうひとつ、ご紹介しておきましょう。
秋山さと子氏は
著書『男ともだち』徳間書店刊のなかで
友人のロレンスが戦時中体験したという不思議なエピソードを紹介しています。

『それは日本が戦争に参加して三ヶ月ぐらいたった頃のことであった。
日本軍は破竹の勢いで東南アジアに進出し、不意をつかれた連合軍は、アジアの植民地から敗走しようとしていた。
ロレンスはアフリカの戦線からアジアに派遣され、山中にこもってゲリラ戦を展開しようという計画に加わった。
日本軍の上陸が迫り、駐屯するオランダの軍人たちは戦う前から逃走する気配で、後に残すことになる食料や酒類を暴飲暴食をするだけで、なすことを知らなかった。
彼はゲリラ戦に入る準備のために高地のホテルを訪ねるが、
昨日まではその地の支配者だったのに、頼りにならない白人たちに対して、現地の人々の目は冷たく、彼はつくづくこの世で頼れるのは自分だけだと感じていた。
かつての避暑地だった高地にある豪華なホテルは、女、子どもの避難民でごった返していたが、ホテルの従業員たちの心は、自分のみを守ることで一杯で、客でもないこれらの人々への態度も冷たかった。
燈火管制の暗闇の中で、女性の一人がパニックに陥ってヒステリックにわめきだした。
そんな中で、ふと一人の女性の姿が彼の目にとまった。
すらりと背が高く、なめし革のサンダルをはき、褐色の地に青と黄の蝶が浮き出しているジャワ更紗のゆったりとしたスカートをつけ、その上に男ものの白い無地のシャツの裾をたくしこむように着て、肘のすぐ上あたりまで袖をきちっと巻き上げて、胸のポケットには紅い絹のハンカチを無造作につっこんでいた。
彼女の化粧もしない肌は、日焼けもせずに驚くほど白く、真中から分けた金髪が両肩にゆらいでいた。
瞳はほとんど紫色に見えるほどの深い碧で、全体の感じは、どこかマリー・ローランサンの絵の中の女性のようだったと言う。
そして彼女のほっそりとした首からは、スンダ列島では処女が身につけるという鳩の卵大のペンダントが下がっていた。
宿の主人をはじめとして、頼りにならない白人たちの間にあらわれた軍服姿のロレンスの姿は、彼女にとっても印象深いものであったに違いない。
これが二人の最初の出会いである。
あたりの空気から危険を察知した近くの村落の人々の間では、なにを知らせ合っているのか、トク、トク、トクと竹製の筒をうつ不気味な合図の音が響き、大砲を発射する空気の振動が緊張した雰囲気をかもしだしていた。
眠られぬ夜を過ごしたロレンスの前に、
翌朝、彼女があらわれて戦況を聞くが、彼はホテルの主人に、客たちをさらに奥地に疎開させるように指示して、そのまま、戦況の偵察に出てしまう。
そして数日間状況を知るために外泊した後で、
連絡と一夜の休息をとるために、彼は人々が立ち退いた後のホテルに戻る。
そこで彼は意外にも、一人残っていた彼女に出会うのである。
「こんばんは!」
「いったい、こんなところで、何をしておられるのですか。とっくに行ってしまわれたと思ったのに」
「あたしたちは、明日の朝には出発する予定になっています。 もう手遅れになっていなければの話ですが・・・遅すぎますこと?」
そこで彼は偵察してきた状況を話したが、
彼女はそれを聞いて、勇ましく戦う息子か夫を持ちたかったと話す。
そして、
男ならば死を賭して戦うだろうが、女はそれに対して、より多くの生命をもたらすのだと語ると、彼を自分の部屋に誘うのである。
これこそ、生む性としての女性の本来のあり方かもしれない。
彼女の部屋は夜の闇に覆われていたが、そこには一条の稲妻が差し込み、ロレンスのすぐ目前の彼女の顔を照らし出した。
「お願い、なにもいわないで。ただ、このまま抱いていて。あたしやあなたが思いつくどんな言葉より、このほうが賢明なの。・・・こんなことをして、あたしを軽蔑なさるでしょうね」
しかし、彼の心に起こった感情は、むしろ尊敬の念だった。
女としての誇りも捨てて、今、彼の前に立つこの女性は、勇気ある人だった。
そしてその夜は、とりわけ二人だけのものとなった。
彼がこれまでに生き抜いてきたどの瞬間よりも、もっと大きな意味のある夜だったという。
翌朝、彼が出かける時には、
彼女はまだ熟睡していて、言葉を交わすこともなく、ただ、「もし、戦争が終わって生命があったらここに連絡してくれ」と、イギリスの母の住所を書き残したまま、
彼は戦闘に出かけねばならなかった。
ホテルの外から振り返って見た彼女の部屋の窓ガラスには、
朝日が映えて燃えるようだった。』

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

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