戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
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見えているものと見えないもの
『昭和のはじめごろは、新聞の持っていた論説はかなり影響力があったと思います。
新聞のほかには雑誌ぐらいしかメディアがなかった時代ですから。
(中略)
そのころのマスコミ、ジャーナリズムはものすごく反軍でした。
軍縮に対しては圧倒的に支持です。
あのころの新聞を見てみると、「軍縮こそ正しい道だ。国際協調を大事にしろ」なんて主張を何ら軍を恐れることなしにやっています。
そのマスコミの力を陸軍がいちばん意識したのが昭和三年の張作霖爆殺事件です。
そのときに新聞は猛反発しました。
軍は張作霖爆殺の問題を抱えて永田鉄山以下、石原莞爾とか一夕会の連中が集まって、なんとか新聞、世論の目を事件からそらせようと相談しています。
しかしいい知恵がなかった。それが教訓になって、こんど事件を起こすときには新聞を押さえなければいけない、味方に付けなければダメだと日本陸軍は学んだんです。
(中略)
満州事変で新聞は一晩にしてクルッと変わってしまった。
ほんとうにクルッと変わったんです。
ラジオが臨時ニュースをバンバン流した。こっちのほうは全部軍からもらった情報をそっくり流す。
全然取材なんかしません。
全く軍、国家のお抱えになっています。
それに新聞が追いつかない。
ところが、号外をどんどん出したら新聞が売れたんですよ。
ラジオが新聞を妙にたきつけてしまって、新聞が「負けるものか」となっちゃった。
それでひっくり返ってしまったのかなと思いますが、それ以前に裏側ではもう十分に飲ませられていたんですよ。
情けない話だけれども、飲まされ、うまいものを食わされているんですね。
軍の機密費でね。
戦闘の情報はみんな軍から出ている。で、自然と軍の意向に寄り添うようになる。
そういう形で、本当に驚くべきひっくり返りぶりです。
戦争は新聞を儲けさせるというか、「新聞の宝である」といわれることもありますが、商業新聞である以上は、そういうものなのだろうなと思いますね。
(中略)
「国家方針は認めざるを得ない」だけならいいけれども、国民をあおったんですよ。
(中略)
国際連盟の問題のときは日本全国の新聞社が一致して「脱退せよ」の声明でしょう。
あの当時の斉藤実内閣では、穏健派の大臣もいたから国際連盟から脱退しない方がいいんじゃないかという議論をしていた。
そのときに全新聞社が「早く脱退しろ。日本は独自の外交政策を歩めばいいんで、何も米英の世界戦略に制約されることはない」とけしかけた。』

半藤一利著 井上亮編『いま戦争と平和を語る』日本経済新聞出版社刊より

パンサーしま
そして、これは今まで見たことのなかったもの(笑)。

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

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