戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
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ヘッツアーCSR仕様
イタレリヘッツアーはシルバーの上からクリアブルーを塗りました。
金属感のある仕上げになれば面白いなと考えたからです。
イタレリヘッツアー0

製作しようとしているのは、この本の表紙を飾るこの車輌です。
ヘッツアーブック
クリアブルーの上から、自家製ジャーマングレイを薄くコートします。
アクリル塗料なので、水を筆につけて薄めながら引き延ばすように塗ります。
イタレリヘッツアー1
ちなみに製品のリターダーというのは、ほとんど実感として効果が感じられませんでした。
アクリル塗料にとって、ほんとうのリターダーは「水」ですね。
乾燥時間が水と同じになり、塗りにくさや、塗っているそばから固まってぼそぼそになるという現象が解消されます。
また、不透明度が下がり透過的な塗り方が出来るようになります。
つまり豊富なアクリルカラーでフィルターをすることが可能になるのです。

さらにダークアイアン、ダークグレイ、ライトグレイを用いて
それぞれ天板、斜めの装甲、シュルツェンを、やはり薄くコートするように塗ります。
イタレリヘッツアー2

もっと明暗差をつけるために、斜めの装甲をライトグレイ、シュルツェンをホワイトでコートします。
イタレリヘッツアー3

どうしてこのような明暗の配置にするのか?

これまでカラーモジュレーションも天頂明暗法もさんざんやってみました。
いまは、側面をもっとも明るく塗る方法をそれらの方法のアンチテーゼとしておこなっています。
名付けて「側面最明法」です。

「側面最明法の明暗概念模式図」
明暗概念図
車輌の基本色は、上面もしくは斜めの面にもってくるようにします。

このように上面が黒っぽくなります。
イタレリヘッツアー4
特に違和感ありますでしょうか?

この段階で全体の配色バランスを見るために、すべてのパーツに色をのせてみます。
イタレリヘッツアー5
まあ、こんな感じでいいのでは?

スポンジチッピングの要領にて、油彩のマースオレンジを付けて、ペトロールでぼかしたり引き延ばしたりしてサビを入れます。
イタレリヘッツアー6
いつもは複雑系でサビ色も3色、4色と重ねるのですが、今回はシンプルなわかりやすさを重視し1色にとどめました。

国旗とマーキングを描き入れます。お得意のポスカホワイトです。
イタレリヘッツアー7

他の色はアクリル塗料にて。
イタレリヘッツアー8

この車輌の正面図は載っていないものですから、想像で国旗を描いてしまいましたが、よくよく考えれば正面には旗を掲げているのでおかしいですね。
それに、二重の国旗では模型的にもクドくなりそうです。

とんだイレギュラーですが、仕方ないので剥ぎ取ります。
マスキングテープとガムテープで簡単にとれました。(剥離材なし)
イタレリヘッツアー9

イレギュラーこそ神様のおぼしめし。
何か足りんぞと思われたのでしょう。
ダークアイアン履帯色とパステルでテキトーに仕上げておきます。
イタレリヘッツアー10
砲身基部カバーにはえんぴつ粉を擦り付けました。

マーキングを描きます。
イタレリヘッツアー11

側面の国旗の上にもさらにマーキングを。
このホワイトは、タミヤエナメルのつやありホワイトを用いました。
イタレリヘッツアー12
つや消しとつやありの塗料差で重ねて描いた感を演出したつもりです。
ホイールにも二色ほど入れています。

国旗をエポキシパテ、0.75ミリプラ棒で作りました。
意味不明の斜めのロッドも作ってみました。
イタレリヘッツアー13
車体のあちこちをタミヤウエザリングマスターで追加汚ししています。

国旗に色を塗りました。
車体の国旗よりもやや濃い色で塗り、遠目に布だと思ってもらえる効果を狙ってみました。
イタレリヘッツアー14

あとは、足回りにもう一汚し加えて、ほぼ完成になるのではないでしょうか。

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

コメント
この記事へのコメント
そこにシビレるあこがれるゥ
側面最明法!
ド肝を抜かれました。
さすが宮崎さん。
オレたちの出来ないことをやる、を地で行きますねェ
2012/10/11 (木) 20:45:46 | URL | sinya9k #OARS9n6I[ 編集]
sinya9k さんへ
ありがとうございます!

さすが sinya9k さん、目の着けどころが違います。
記事には様々な情報を盛り込みましたが、
側面最明法は、最大の目玉となる画期的な塗装法のひとつです。
まだ、テストケース2号機がこのヘッツアーですが、いろいろ検証して、いずれは、もっと詳しい記事にしたいと考えています。


『すぐれた芸術家は、たくましい精神で、つねに前進し、新しい創造をしています。
当然、それは持ちあわせの常識では、ただちに判断できません。
自分のつねに固まってしまう見方を切りすて切りすて、めげずに、むしろ相手をのり越えていくという、積極的な心がまえで見なければ、ほんとうの観賞はできません。
けっこう、わかったつもりでいても、新しい芸術創造は、さらにさきにつき進んでいたりします。
つまり、創造と観賞は永遠の追いかけっこです。
この驀進のなかに芸術と、その観賞の価値があるので、とどまって固定的に理解されるものではないのです。』

岡本太郎著『今日の芸術』光文社知恵の森文庫より
2012/10/12 (金) 07:58:30 | URL | 宮崎一誠 #-[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012/10/12 (金) 16:54:35 | | #[ 編集]
くらびぼーさんへ
はじめまして!

じつはライカM型用分解工具には感心していました。
ほとんどのモデラーは、ヤスリも併用してアールの付かなかった部分を処理していると思うからです。

メンのメルカバは、車体前部上面などけっこう空中戦を強いられる場面があるかと思いますが、楽しみながらぼちぼち進められてください。
こだわりが強いほど、完成から遠のきます。
ブログで公開すると「これで完成!」って宣言してしまうことに躊躇するんです。
どんどんアラが見えてきてしまうものですから。

御職業柄、完璧主義であろうことが容易に想像できます。
わたしも完璧主義なところがあるものですから、いつも苦労しています(笑)。

2012/10/12 (金) 17:39:12 | URL | 宮崎一誠 #-[ 編集]
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