戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
戦争プロパガンダ
戦時中には軍お抱えの従軍画家という存在があって
国民の戦意高揚など戦争プロパガンダの役割をする絵を描かされていたそうです。
たとえば
小早川秋聲(しゅうせい)の「國之楯」という絵(縦1.5m×横2m)。
国の盾

「これが戦争プロパガンダ? 強烈な反戦絵画じゃないの?」

と思ってしまいました。
(もっとも、天覧に供するために陸軍省の依頼で描いたものだったが、受け取りを拒まれています。ただしこれは今日的感覚とは異なる理由であったかもしれません。『画家たちの「戦争」』(新潮社)のなかで河田明久は『そもそも太平洋戦争の物語が始まったときから、日本兵の死は表現上のタブーではなくなっている。それどころか、真珠湾攻撃で戦死した九名の特殊潜航艇乗組員が「九軍神」に、これに対抗して陸軍では七度も感状を受けたエースパイロットの加藤建夫を「空の軍神」に、といった具合に、陸海軍自身が競い合うようにして重要な戦死者たちを物語の主役にまつりあげてきたという経緯がある。アッツ島守備隊の玉砕もまた同じ流儀で大々的に喧伝され、藤田が製作に取りかかった1943年の夏ころまでには、すでにその「忠魂」を神がかった言葉でたたえる世論ができあがっていた。』とあるからです。)

戦後、軍に協力した画家たちは美術界を追放されたという。
軍が委嘱して描かせた公式戦争画のなかには、現代の感覚で見れば反戦メッセージに見えるものもあります。
そして、わたしの言いたい本論は

「これらが戦争プロパガンダであるならば、AFVモデラーの作るジオラマのほとんどは、まごうことなき戦争プロパガンダそのものじゃないの?」

ということです。

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

コメント
この記事へのコメント
>AFVモデラーの作るジオラマのほとんどは、まごうことなき戦争プロパガンダそのものじゃないの?

そう受け取られても仕方ない面もあるでしょうね。
私は殆ど単品製作者ですが、ジオラマのコンテも多く作ってましてその中で一つだけ自分に縛りをかけてるんですよ。

「どんなに技術上やアイデアを盛り込んだとしても、本質的に車輌とフィギュアを並べたようなものは絶対にやらない。」

って。

技術やアイデアには本質的には興味が無い。
ジオラマというのは一つの空間を自由に構成する事。
それが良いものであるためには、何かのメッセージとか情感とか、そういうものを込めないといけないと自分では考えてます。

それが形に出来ないのなら、単品を釣っていた方が未だ精神衛生上良い。
単品は、ただ単に事物の縮小化に過ぎないから。

そんな風に思ってます。


2012/11/19 (月) 20:12:10 | URL | しげしげ #-[ 編集]
この話題は荒れる
>まごうことなき戦争プロパガンダそのものじゃないの?

まあ、そうですね。
なので、私はある程度の覚悟というか、負い目というかそういうのを含めてこの趣味をやってます。
カッコイイと思ってしまうのはしょうがないよ、と思うわけです。
小学生の時に「戦艦大和の最後」読んで「船底に開いた穴を体を呈して塞ぐ」とかにシビれてましたから。
ガルパンがどうにも性に合わないのは、その辺がカラッと欠落しているからなんでしょうね。
私は兵器というモノじゃなくて、そこにあるドラマが好きなんですね。
2012/11/19 (月) 20:20:41 | URL | sinya9k #OARS9n6I[ 編集]
しげしげさんへ
コメントありがとうございます!

わたしもおおむね同じように考えています。
ただいくら
「ただ単に事物の縮小化に過ぎないから」
と思っていても
一般の人や熱烈な平和主義者からすれば、
「兵器のプラモデルなんか作っていて、五十歩百歩じゃないか」
と思われている可能性は十分ありますよね。
そこを自覚して、もっと逆アピールする作品も増やしていかないと、無邪気な大人では済まないかもしれないなあと思います。

どんな戦争映画でも、反戦メッセージは込められているように、ジオラマでももう少しはそういうことも考えた作品が、割合を増やしてもいいのではと感じます。
2012/11/20 (火) 18:09:48 | URL | 宮崎一誠 #-[ 編集]
sinya9k さんへ
コメントありがとうございます!

>カッコイイと思ってしまうのはしょうがない

そうなんです。かっこいいと思ってしまうんですよね。
もちろんスーパーカーやジャンボジェットや大型トレーラーもかっこいいと思うのですが、
戦闘機や戦艦や戦車や宇宙戦艦やロボットやらの兵器のもつ魅力は、どう否定してもあるんですよ。

sinya9k さんの場合は、それらにまつわるドラマに魅力を感じるわけなんですね。

いずれにせよ、
「あんたら戦争賛美者か!」
と言われそうな危うい部分が確かにある。

それを本人の覚悟とか自覚だけでとどめておくだけで良いのかどうかも考えみる必要があるかもしれません。

エニグマとか、イラクの戦車を作っていても
社会性はまったくない代物ですからね。
内に閉じこもってまったくメッセージのない作品ばかりだったなあと感じてます。
2012/11/20 (火) 18:27:07 | URL | 宮崎一誠 #-[ 編集]
兵器だけとはかぎりません
スポーツカーやオートバイに興味を示せば、「暴走族」とみなされ、美少女フィギュアに手を出せば「ロリータ」呼ばわりされるような偏見は、いったいどこから発生しているんでしょうね?
2012/11/21 (水) 02:14:06 | URL | さしこファン #/NMGVras[ 編集]
初めてお邪魔します。
この件は、以前宮崎駿さんが、
マンガの中で書かれていたと思います。
曰く”戦争や兵器を知ることは、人間の愚かさを知ることだ”と。
彼の作品の深みは、、
そこにあるのでしょう。
戦争礼賛も反戦思想も、
作品を見れば、
作者の内面は露呈し、
ごまかしは利きません。
私は、
”もうやめようよ・・・・”と言う囁きが、
聞こえてくるような情景を、
創りたいと思っています。
2012/11/22 (木) 16:56:48 | URL | くらびぼー #-[ 編集]
失礼ながらサムネ画像がコレに見えた。(※閲覧注意)
ttp://blog-imgs-30-origin.fc2.com/m/o/s/mosha2/ruru.jpg

世間の狭い偏見など気にせず楽しめればいいと思いますよ、おっちゃん。
2012/11/23 (金) 14:14:03 | URL | king chi-he #-[ 編集]
良いテーマですね。
私もディオラマで
戦車とその戦車兵が少女フィギュアと絡み
少女を廃墟から救い出したり、花を貰ったり・・・。
そういう作品にはすごく違和感を覚えるんですよ。

「作品的には上手いんだけど・・・」って共感できない。

アメリカ兵のディオラマで多く「正義」みたいなものが作品で創られてたりするんですが日本本土で無差別爆撃、しまいにゃ原爆投下しているんですからね。

ただ「男の子は戦車がすき」なのも事実で単体作品がいいのかな?と。

メルカバやイスラエル国防軍の車両は好きだけど、あの国は大嫌いですからね。

話は変わりますが先日のブログで栗林さんのことが書いてありましたが、家に一冊ありましたよ。
もし必要でしたら差し上げますのでおっしゃってください。
僕がもっていても熟読する時間がないですから。
2012/11/25 (日) 02:29:22 | URL | まる #-[ 編集]
さしこファンさん、はじめまして!
コメントありがとうございます!
返事が遅れてしまいまして申しわけございません。

>美少女フィギュアに手を出せば「ロリータ」呼ばわりされるような偏見

そ、そうですよね(笑)。
あの観念の中で生成された男の理想の集合体のような造形は、現実にはありえない「女性」の形状ですが、
短絡的にロリコンと結びつけられても困りますよね。
もしかしたら、果物は腐る寸前が美味しいという熟女ファンかもしれないし、どこまでヤレるか限界に挑戦するババコンかもしれませんからねえ。
(そんなはずねえだろ!)

2012/11/25 (日) 21:05:05 | URL | 宮崎一誠 #-[ 編集]
くらびぼーさんへ
コメントありがとうございます!

>”戦争や兵器を知ることは、人間の愚かさを知ることだ”

なるほど、つい最近、おなじような表現に出合いました。
『観念的に「平和が大事だ」といっても、実際に平和とはどういうものであるのかがわかっていなければならない。対比するのは戦争だから、平和を知るためには戦争とはどういうものなのかを知らなければならない。国家が戦争をするとはどういうことなのか。なぜ戦争に突入したのか。その戦争をどうやって終わりに導いたか。』
と、半藤一利さんが『いま戦争と平和を語る』のなかで言われています。

そうすると、基本的には、なーんにも考えないで作られているお気楽な戦闘シーンのジオラマにも、見方によってはなんらかの学びがあるといえるかもしれません。
ですが、やはり作る側の問題意識や思想性は問われますよね。
もはや、お気楽に戦争ごっこをする年齢を卒業していると世間一般が判断するのが当然の成り行きだと思うからです。

まだまだわたしも模型としての技術論に終始し、何を表現するのかという深い考えなしに作っています。
2012/11/25 (日) 21:26:01 | URL | 宮崎一誠 #-[ 編集]
king chi-he さんへ
コメントありがとうございます!

世間を気にした方がいいのか、気にしない方がいいのか、考えどころです。

これまでのAFV模型は、気にせず好き勝手に作ってきたものでしょう。
結果的に、新しい愛好者を増やすことにあんまり成功していないですね。
原因は、複数の要素があるでしょうが、ひとつには社会に対するメッセージが欠けていたのかもと思うわけです。

考証の追求がメインとなる単品作品の工作とは異なるメッセージが、ジオラマ作品の構成にはつきものです。
そのメッセージが、「かっこいい戦闘シーン」というだけでは戦争賛美としか思えませんからねえ。
まあ、それもたまにはいいけど、それだけではまずくないですかと思うわけです。
2012/11/25 (日) 21:49:07 | URL | 宮崎一誠 #-[ 編集]
まるさんへ
コメントありがとうございます!

>メルカバやイスラエル国防軍の車両は好きだけど、あの国は大嫌い

その感覚、わかります!
あの国、ちょっとやりすぎかも。

ナチスドイツも世界中で嫌われているのに、ドイツの戦車は世界中で好まれて作られていますね。

よくよく考えれば、単品作品でも一般の人から見れば「兵器の模型なんか作って!」と、同罪かもしれません。

栗林さんの本、いただきたいです。
メールフォームから連絡先を教えてください。
2012/11/25 (日) 21:59:48 | URL | 宮崎一誠 #-[ 編集]
私見
実になつかしい。
70年代初頭のTAMIYAニュース“声”欄でさんざん議論されたテーマですね。

芸術も含めて創造という行為は、あくまでも個人的な動機に起因するものであって
それが持つ社会的価値とは独立したものだと考えています。
逆に芸術の価値というものに対する買いかぶりの結晶が戦中の戦争絵画であり戦後の
プロレタリア芸術論ではないでしょうか。

要するに芸術は何かの道具じゃねえんだから、という事です。

私は己の創作に何の言い訳も不要だと考えています。
造りたいものは己の責任において造る。非難したければご自由に。それだけです。
2012/11/27 (火) 21:44:09 | URL | REV3 #-[ 編集]
実になつかしい。
70年代初頭のTAMIYAニュース“声”欄でさんざん議論された
テーマですね。

芸術も含めて創作という行為は、あくまでも個人的な動機に起因する
ものであって それが持つ社会的価値とは独立したものだと考えてます。

逆に芸術作品の価値というものに対する買いかぶりの結晶が戦中の戦争
絵画であり、戦後の プロレタリア芸術論ではないでしょうか。

要するに芸術も含めた創作品は決して社会的価値創造の道具じゃねえん
だからという事です。

私は己の創作に何の言い訳も不要だと考えています。

造りたいものは己の責任において造る。非難したい人がそれをしたければ
どうぞご自由に。言論の自由は日本国が保障する所ですし、あなたと私は
お互い異なる存在ですから。それだけです。


2012/11/28 (水) 00:11:09 | URL | REV3 #-[ 編集]
足りない部分の字句修正をしたつもりが
コメントの修正方法を誤ってしまい、内容
かぶりとなってしまいました。

申し訳ありませんが、大意は理解して
いただけるかと思います。


2012/11/28 (水) 00:19:32 | URL | REV3 #-[ 編集]
メール送りました。
たぶん大丈夫とお思いますが
届いてないようでしたら
今回はメアドを貼っていますので
逆にご連絡いただけたらと思います。

よろしくお願いします。
2012/11/28 (水) 04:03:48 | URL | まる #-[ 編集]
REV3 さんへ
返事が遅くなりました。
コメントありがとうございます!

>70年代初頭のTAMIYAニュース“声”欄でさんざん議論された

そうでしたか。
ある種、過去の話題だったのですね。
時節柄、右寄りに世の中が急展開すると、現在の話題として復活するやもしれませんが(笑)。

>造りたいものは己の責任において造る

みなさん当然、大人であればそうした自覚の上に製作に励まれているのでしょうね。
そりゃそうですね。
もはや「無邪気な」だけの大人ではすまされませんものね。
いえね。
つい、もしかしたら無自覚に作ってる大人の人がいるんじゃないかと思ってしまったものですから。
わたしも、水中のチハを作ったときは思想を持って作ったのですが、
つい塗装表現に夢中になっているときなどは、まったくなにも考えていなかったなあと恥ずかしくもなります。

2012/11/30 (金) 17:30:08 | URL | 宮崎一誠 #-[ 編集]
まるさんへ
ありがとうございます。
今日メール見ました。
よろしくお願いいたします。
2012/11/30 (金) 17:31:21 | URL | 宮崎一誠 #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2005 戦車模型 AFV fun all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
まとめ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。