戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
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わずかな変化の積み重ね
 『満州事変が起こったのは昭和六年、私は滝野川第一尋常小学校の三年生でした。
担任の先生に「銃後ってなんですか」って質問した記憶があるから、そういう言葉がまわりで使われていたってことね。
 そのころ、先生に言われて、慰問袋を作りました。
慰問袋ってわかります?
キャラメルとかチョコレートとか、あと「兵隊さんありがとう」みたいな手紙を書いて入れて、大陸で戦っている兵隊さんに送るの。
返事は来たり来なかったりだったわね。
 防空演習が始まったのは、昭和七年、四年生のとき。
そのころ、『爆弾三勇士』が芝居になって、見に行ったのを覚えてる。
歌舞伎座でやったのよ。
羽左衛門、彦三郎、菊五郎が三勇士の役で。
そんな時代だった。

 爆弾三勇士とは、上海事変中の昭和七年二月、上海郊外で、敵陣に突入しようとして爆死した三人の一等兵のことである。
当時の新聞で軍国美談として競って報道され、一躍、有名になった。
メディアが作り上げた国民的ヒーローであり、歌や映画、芝居となって熱狂的な人気を博した。
 近藤氏が見たという歌舞伎座の芝居は、十五代目市村羽左衛門、六代目坂東彦三郎、六代目尾上菊五郎が主演し、『肉弾三勇士』というタイトルで、この年の三月に上演されている。
事件の翌月に早くも劇化されていることに驚かされるが、爆弾三勇士の映画も、同じ月に封切られている。
映画は四社が競作したと記録にある。

 ---映画も見ましたよ。
最後に、三勇士が天空にのぼっていくの、幽霊になって、白い姿で。
そこでジ・エンド。
じわじわと戦争の空気になっていったのね。
まだ、身の回りの全部がそういう雰囲気になったわけじゃなかったけど。
 共産主義は悪い、という思想が広がったのもそのころね。
紀元節の作文に、「天皇陛下に反抗する共産党員のような人間がいるなんて、なんと畏れ多いことだ」なんて書いた同級生がいたわ。
まだ小学生よ。
秀才というか、こまっしゃくれてるというか。
 ええ、女の子でしたよ、その子。
滝野川第一尋常小学校は、男組と女組に分かれていたから、同級生はみんな女の子。
六〇人のクラスが四つあって、女組が二クラス、男組が二クラス。
男組の子は、あとでわかったんだけど、ほとんど出征して死んでる。
先生たちもみんな戦死してるわね。
 物心ついてからずっと、戦争じゃない世の中を知らなかったのが私たちの世代。
戦争ってね、いっぺんにがらっと全部変わってひどい時代になるんじゃないのよ。
じわじわ、じわじわくるんです。』

梯久美子著『昭和二十年夏、女たちの戦争』角川書店より 近藤富枝氏の部



側面の覗視窓を開けました。
彫刻刀の平刀にて、少しずつぐいぐいとカバー部を削り取っていきます。
とうぜんカンナクズのようにくるりと丸まってしまいました。
作り直しを覚悟していましたが、接着剤を付けてしばらく待って、押さえつけてみるとまっすぐになり、なんとか使えました。
クロスレイ穴あけ
ヘッドライトは、フィールドグレイとクリアを混ぜた色でフィルター。

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

コメント
この記事へのコメント
ややっ
あー、覗視孔を開くだけで全然イメージ変わりますね。

いいアクセントになりますわー。

いやー、悪いものを見てしまった。
自分で作る時に絶対悩みますわコレ^^;
2013/01/21 (月) 19:43:33 | URL | ツカサ #E6wUXrP2[ 編集]
ツカサさんへ
コメントありがとうございます!

ちょっとしたことで情報量は増えますね。
とくに開口部を開けると、格段にちがいます。
おっしゃるようにアクセントにもなりますし。

フロントの観音扉を開けたまま走っている車輌が平時には多かったみたいです。
冷却には問題があるようですからね。
その写真を見つけたときには、すでに接着したあとだったので、「しまった!」と思いました(笑)。

2013/01/23 (水) 08:40:34 | URL | 宮崎一誠 #-[ 編集]
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