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それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
ホコリ高き鋼鉄の鎧
パステル第二弾を加えます。
下回り、足回りを中心に、先のパステルよりやや濃い色(かつ今回はやや彩度も高い色)を追加し大胆に汚しました。
0-ホコリ高き
どかっと大量に塗りつけますがその後は、やはり綿棒にて落としながら適度に調整を図ります。

0-ホコリ高き2

前面の泥は、今まで試みたことのない調子に仕上げてみました。
0-ホコリ高き3



『ふと、私はドイツにいる外国人が、これみよがしに、しばしばそうしてみたくなることを口にしてしまった。
彼にナチスの行動を思い出させたのである。
「一九三八年の『クリスタルナハト』事件(ドイツ全土にわたるユダヤ人への略奪、殺害事件)のあと、われわれはなにもしなかった。それが一九三九年に戦わない理由になっただろうか?」
「当時はまだ生まれていなかったから」と男は答えた、
「そこことはよくわからない。しかし、一九四八年にイスラエルがパレスチナ人を虐殺したのは知っている。そして、いま、わが国のゲンシャー外相はイスラエルに行って、金や武器を提供しようとしている------すべてわれわれのユダヤ人への加害者意識のゆえに。これが正しいことだと思うか?」』

『ロシアで生まれ、子供のころ西ドイツに来た。
育ったのはケルンの近くだが、学校ではただひとりのユダヤ人だった。
それは不幸な経験だった。
何かにつけ特別扱いされたからだ。
教師たちは彼にクラスでアウシュヴィッツのことを話すように言った。
いたずらをしても、ほかの少年は罰っせられたのに、彼は大目に見られた。
(中略)
ドイツは病気だとマイケルは言った。
「ドイツ人に-----どんなドイツ人でもいい、若くても年とっていても---心臓の検査を受けさせてみるといい。ユダヤ人、とひとこと言っただけで、アドレナリンの分泌が急増するだろう。」
(中略)
上の世代は、戦後ほとんどといっていいほど親ユダヤ主義者になったと彼は言う。
牧師も市長も教師も司祭も、みんな機会さえあればイスラエルに行った。』

『湾岸戦争中に「ドイツの会社が売った毒ガスがイラクのスカッド・ミサイルによってイスラエルのユダヤ人の頭上にばらまかれようとしている」というニュースは、ドイツ人のモラルを直撃した。』

以上、
イアン・ブルマ著 石井信平訳 『戦争の記憶 日本人とドイツ人』(1994)TBSブリタニカ より


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