戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
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2014 第17回 九州AFVの会レポート
お待たせしました! やっと九州AFVの会の状況をご報告できるようになりました。
今年は、これまでわたしが出席した中では、最も出展作品が少ない会でした。
ジオラマの大作も少ないのが特徴でしたね。
一方で、全体的なレベルは徐々に上がっているかのようです。

とりあえずは、にこやかなオープニングから。
楽しげな作品、好きです。
0-にこやか

個人的にはこのベローチェを見ると腹が立つんですね。1/35フィギュアと比べてこの大きさ。なのに、価格は・・・。
稀なる完成品を拝ませていただきました。ごっつあんです。
0-ベローチェ参考(メーカー希望小売価格 ¥5,940)

オリンピックの女子フィギュアスケートで優勝するにはブルーの衣装が良いとのジンクスがあります。
ブルーはよく目立ちますね。
男性の色覚はブルーに敏感に反応するとも言われます。ナウシカもブルーでした。
の会バイクと少女

ファインモールドの最新61式。
電飾作品は、たとえ昼光色のLEDを使ってもクールな印象で決まりますね。
0-61siki.jpg

これ1/35のオートバイであり、実物はおそろしく小さい。
一見して凄まじい精密感。
これを宮崎賞の銀賞にしたいと思います。
の会銀賞

カラーモジュレーション手法が日本に紹介されてから何年たったのでしょうか。
やっとそれを習得したといえる作品が出てきました。

きれいなカラーモジュレーション作品。
0-hatikyuu式
光学的な要因による色彩変調を総称してオプティカルモジュレーションと個人的に呼んでいますが、その中でもハイライトに焦点をあてたものが、ミグさんの「カラーモジュレーション」(厳密にはハイライトモジュレーション)です。

次の段階としては、この状態を越えて強い独自性、個人の作家性を加えて欲しいですね。
0-mojyure.jpg

もう一つ別の作者さんのカラーモジュレーション作品。
遠征組はレベルが高いです。
やはり優れた作品を多く目にし学んでいるからでしょう。
0-nagakawa.jpg
情報量の盛り込み方が、いくらか形式的に見えますが、存在感ある素晴らしい作品でした。
カラーモジュレーション作品に特有のすっきりしたクリーンな感覚がありました。
0-kinnta.jpg

これもサイズとしてはかなり小さいです。(1/32?)
今年は小さな作品に面白いものが多かったです。
0-dozer.jpg

グリーンに一様ではない表情が盛り込まれています。
0-hoipetto.jpg
この戦車もやがてリニューアル版が登場することでしょう。
0-ホイペット?

アメリカ製巨大タンク。白濁したライトは惜しい。
微細な汚しを加えれば、巨大さが感じられる仕上がりになるはずです。
0-nokai.jpg

これ、うまく汚してあるなあ。
0-horuhi.jpg

これもまた小さな戦車。
0-mamesennsya.jpg

意外とみなさん頑張って塗りの工夫をされていますね!
0-日本の戦車


0-弾薬運搬車
明度の高さだけに終わらず、多彩な色味の変化を違和感なく盛り込んであるところにセンスを感じます。
0-カール
褪色気味の車体色が、大きさを感じさせる要因にもなっています。
0-ka-ru.jpg


昨年までの作品とは方向性を変えたある作者の作品。
0-イラク
一年に2輌ぐらいは組めるとすれば、一つぐらいはこれまでの自分の殻を破る、思い切ったことをやると楽しいのではと思います。

生きているフィギュアを作れる数少ないひとり、高木さんの作品。
0-タイガー1

保守的な作品。
0-yonngou.jpg
ヘンテコな植物に目を奪われる(笑)。

これはフィギュアの存在が効いていました。
写真を見れば車両の塗り込み不足が目立ちますが、実物では気になりませんでした。
逆に言えば多人数フィギュアにはそれだけのエネルギーがあるということなんですね。
0-sovi.jpg
砂漠の明るさが目立った作品。
いつも明度の高さではイチバンの作者ですが、
今回は第2位。わたしのメルカバはさらなる日差しの強さを感じさせていました(笑)。
0-砂漠の明るさ

様々な色でフィルターする手法は一般化し、多くの作品に採用されています。
0-yonnk.jpg
もっと意外な色を使ってみるのも手かも。
ただし、明度の低い車体色だと、何をやっても効果は低めになります。

0-unnpann.jpg

国内での正統派調のクーゲル。
0-クーゲル


0-niiroku.jpg

0-nihonno.jpg

マーク4は2輌の展示がありました。
両車ともタミヤです。
さすがにタコムでは時間不足だったでしょう。
キャタの錆色は赤みが強すぎるかと。
0-mk4.jpg

色使いが美しい。
0-マーク4


0-kyara.jpg

0-kogatasenn.jpg


車体下部では色々な実験が行われていました。
0-kingtiger2.jpg


今年のダイナミック大賞。
0-issiki.jpg


0-hainn.jpg

0-fune.jpg

明度の高さでは際立ってましたね。
ダークイエローという言葉に惑わされていますが、1/35模型として表現すべき本来の色は、これくらいの明度を保つべきだと思います。
0-erefa.jpg
全てペンで書いたようなウエザリングが面白かった。写真ではほぼわかりませんが。


自分モードに入り込んで塗りあげているときはわからないのですが、こうした会場に持ってくるとまったく違って見えることってあります。
この作品はあきらかに明度が低すぎて、会場では見えない作品でした。
おととい出直しておいでと言いたいところですが、
報われない単品作品を評価する宮崎賞としては、これを銅賞といたします。
0-おととい

わたしの分類ではシャドーモジュレーションということになります。
そう判断すれば新しい試み。
暗いところでの見え方を表現したものと言えます。
0-daku.jpg
一度構想したことはあります。情景作品に仕上げて、地面も草も建物もすべてブラックに近い色で塗りあげた上でこういう車両を置いてみる。
タイトルは「アンダー ザ ムーンライト」と。
0-jsu122ww.jpg

珍しい耐放射能戦車と、珍しい迷彩。
0-放射能

車両の塗りはとてもシリアス。フィギュアはファンシー。
0-torakku.jpg

作者は「まだ未完成」なのだとおっしゃってました。
新作キットをタイムリーに見せてあげたいとの思いからの出展なのでしょう。
0-ww1.jpg
同様の理由で、作業の途中で持ち込まれた作品も多々有るとは思いますが、残念ながら、我々はいま目の前にある作品からしか判断することができません。
一年も期間はあるので、時間がなかったとは言えないでしょう。
なかったのは、計画性と言うべきです。
(わたしもふくめてね)


映画の公開に合わせたタイムリーな車両。まだ作業の途中なのかな。塗り込み不足。
0-furi.jpg

人物は生き生きとしています。
0-ケーキ

こんなのもいろいろありました。
0-リペア戦車


この解像感は素晴らしい!
1/35ですからね。
0-最高

こちらは大スケール。
全体としてはさすがなのですが。
0-ロンメル

「秋の夕日はつるべ落とし・・」と深夜ラジオの番組で語っていた城達也の落ち着いた声を思い出します。
その秋の夕暮れの空気感をまとうかのような素晴らしい情景。
バイアスにかかったカラーの統一感を真似て同じものを作ることはかなり難しいと思います。
0−既知感
欠点があるとすれば、それは既知感です。
いつかどこかで見た情景。
過去幾千のモデラーが作り続けた箱庭的情景の典型的なありふれた感が、「ふーん、うまいね」で終わらせてしまっているのではないか。
情景にもっとイベント性を持たせたり、思想性を入れたり、メッセージを強く出したり、心を鷲掴みにして放さない何かがあれば、完璧では?


悲壮感なき砂糖菓子のようなファンシーな難民たち。そこが、ちぐはぐ!?
0-nannminn.jpg手前には斃れた人さえいるのです


カカシは面白いのですが、なぜか心に残りませんでした。
0−心に残らない
小さな情景において二方面作戦は、失敗なのだろうと思います。
全員の行動ををひとつのイベントに集中させる方が成功の可能性が高まるのでは?


昨年の馬が、このようになるとは!!
「無」からすべてを作り上げた極めて高度な造形でした。
0-官兵衛
このレベルまで到達すれば、特殊な能力をもった人物として作者の評価は確立されるのは当然でしょう。
コメント
この記事へのコメント
れポートお疲れ様です
いつか九州AFVの会には遠征してみたいですね!!
やはり展示会にて沢山の作品を見る事はモチベーションという意味でも大事ですね。
宮崎さんの「心を鷲掴みにして放さない何か」は非常に大事だと感じました。
今までカッコ良さやリアルを追求していがちでしたが、テーマのある作品を作ろうと思います!
2014/11/13 (木) 23:27:14 | URL | 同志99 #-[ 編集]
九Fでの楽しいひとときをありがとうございました<(_ _)>
今年も宮崎さんの作品に圧倒されてしまいました(手榴弾あれはホンモノでしたよ)。
で…コメントを拝見して、宮崎さんには私の心の中がお見通しだと言うコトにビックリしてしまいました。ホントです。
color modulationしかり、情景しかり。
迷いが有るとダメですね…
宮崎さんに誉めて頂けるよう精進するであります!
2014/11/16 (日) 10:47:55 | URL | 不肖・半可久斉 #-[ 編集]
同志99さんへ
返事が遅くなってしまいました!
申し訳ございません!

いつかお会いできればうれしいですね。
なにか、主張のある作品である方がベターだと思います。
もはや技術レベルだけでは差別化できないようにだんだんとなっていくでしょう。

2014/11/22 (土) 00:04:26 | URL | 宮崎一誠 #-[ 編集]
半可久斉 さんへ
返事が遅れてしまい申し訳ございません!!

ホントですかあ (笑)。
すでに工作技術水準はわたしなんかよりはるか上をいってらっしゃるので、もう少しでまばゆいばかりの傑作が生まれるでしょうね。
勉強熱心なところをわたしも学ばせていただきました。
ありがとうございました。


2014/11/22 (土) 00:12:13 | URL | 宮崎一誠 #-[ 編集]
私の作品を何作か取り上げて下さってありがとうございます!!ファモ初めクーゲル・マークⅣ・フェルディナントです。
2015/08/09 (日) 18:37:56 | URL | ディラン #-[ 編集]
ディラン さんへ
はじめまして!

いろいろな作風で作られるのですね!
同一の作者とは思えないバラエティ感です。
2015/08/10 (月) 22:05:16 | URL | 宮崎一誠 #-[ 編集]
今年も博多に遊びに行く予定ですので・・お会いできれば嬉しく思います!!
2015/08/13 (木) 05:50:00 | URL | ディラン #-[ 編集]
ディランさんへ
お待ちしています。

2015/08/14 (金) 09:30:41 | URL | 宮崎一誠 #-[ 編集]
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