戦車模型 AFV fun
それは男の憧れる力の象徴。無敵の装甲は、びくともしない不動心へのあこがれ。鋼鉄のキャタピラは信念を曲げず困難を乗り越え突き進む哲学の具現。        
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続けることの理由:つまるところ人生とは、自分育てなのだ
『長い修行中には、「やめたい」と思うこともあるだろう。
もう、気も狂わんばかりに「やめたい」と思う。
しかし、それでもなお、もう一回踏ん張ってほしい。
 自分に与えられた七難八苦は、必ずしもマイナスとはならない。
絶好の試練を与えられていると考えること。
それが好機に転化することは、世の中には、いくらでもある。
もうひと踏ん張りだ。
 どんな仕事でも、一流の人というのは、若いころに、必ずその道を通っている。
きみも今、その途上なのではないか?
もう一回、死に物狂いになってやってみたらどうか。
またちがう景色が見えてくるはずだ。』

道場六三郎著 『伸びる男とダメな男はすぐわかる』新講社(2009)より

道場

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2013 第16回 九州AFVの会レポート
アーマーモデリング誌で活躍されている朋未さんと一緒に写っていただきました。
九州162
例年、賞にはかすりもしないのが恒例となっているわたくしですが、
朋未さんが
「どちらにしようか迷ったんですう」(←ハートは主観です)
と言ってくださったので、ちょっとはかすったと言えるのかも。

今回は多くの方にお声がけしていただき、多くの方と初めてお話する機会も与えていただきました。
そのなかで励まされたり刺激をいただいたりと有意義な一日となりました。
みなさま、ありがとうございました。

さて、これは妙にかっこいい三石さんの10式。
AFV模型の世界にも電飾が浸透していくようにも思われます。
九州161011
電飾もさることながら、風を感じさせるような草原の表現がかっこ良さをかもしだしているのではないかと思いました。
九州161012

もう1輛の10式。ガラス部分の表現に工夫が。
九州161010

タミヤのパッケージを忠実に再現した塗装表現。
こうした塗装もやってみることで得るものはあるんじゃないかと思います。
PureJamさんのトライですよね。
九州161

≫≫≫ [2013 第16回 九州AFVの会レポート] の続きを読む                            

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展示会に行くということ
自分の作品をもってAFVの会に出かけるということ。
その作品がうまくいったと思えるものか、そうでないかは関係ない。
部屋を出て、他の作品と混じり、人目に触れさせる。
そして自分自身も人と出逢う。
部屋にひとりでこもっている状態とはちがう何かが、そこで生まれるのです。
展示会から帰ってくると、
必ずそれまでになかった気持が醸成されて、新しい考えが生まれて、信念が強化されるというような経験が味わえています。
展示会

竹中平蔵著『竹中式マトリクス勉強法』幻冬舎(2008)のなかで、
このようなことが書いてありました。

『 聞いた話ですが、数学者の藤原正彦さんも、「数学者は孤独な職業だから人にほめられたり励まされたりしないとやっていけない」と仰っているそうです。
 なんでも、数学者たちはそれが分かっているからこそ、国内外の学会に積極的に参加し、互いに研究発表しては「ああ、その研究、面白いなあ」と励ましあっているのだとか。
「学会に行くのは人がどういう研究をしているのかという興味より、むしろそうしたほめ言葉や励ましの言葉をもらいに行くようなもの。それがなければ、多くの数学者はつぶれてしまいます」
 藤原さんは、そう書いておられました。これには、なるほど納得です。
 確かに、どんな分野であれ、勉強することとは、孤独です。そして、その孤独を救ってくれるのが、仲間同士の励まし合いなのです。』


そうか、モデラーもつらく孤独な作業の連続であるからこそ、
仲間同士で過剰なほどにほめ合っている訳なのですね。

最近わたしも思い通りのものが出来ないつらさ
身に沁みていますから、気持がよーくわかるようになってきました(笑)。
10月27日の九州AFVの会で、エネルギーをもらって来ようかな。

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佐賀のがばい作品展に行ってきた
正式には「第10回 佐賀模型展示会 2013」というそうで、
佐賀模型愛好会ぽんコツ倶楽部さんの主催です。

がばい作品が数多くありました。
Kさんのがばいレーヴェ。
がばいしとる! 底力を感じます。
がばい5
≫≫≫ [佐賀のがばい作品展に行ってきた] の続きを読む                            

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微小レベルにおける塗料と塗装対象物の関係
塗料はエッジ(出隅)にのりにくいですよね。
(エアブラシによる塗装はこの限りにあらず)

塗料を溶剤で薄め過ぎた場合、筆に含んだ塗料を大量にのせ過ぎた場合、筆をエッジでしごき過ぎた場合などに発生しがちなパターンとして、パーツと塗料の関係を拡大図(×1000)にすると以下のようになります。
塗装論0

その結果、エッジのみ下地の色が透けて見えてしまうこともあります。
(これを意識的にテクニックとして利用することも一法)

それ以上に問題なのは
極小パーツなどで重ね塗りをして、同じような塗料ののり方を繰り返すと、本来平面であるべき部分が盛り上がってしまうことです。
その結果、エッジのシャープさが失われ、視覚的にパーツがなんとなくヌルい造形に感じられてしまいます。

リアリティ追求型のモデラーにとって、これは大問題です。
1/35を1/1に見せるためには、エッジはとことんシャープであることが求められます。

シャープ!シャープ!シャープ!
 
シャープであって困ることは一切ありませんので、
対策として以下のようなエッジの加工が提案できるかと思います。
塗装論
本来あるべき形状よりも鋭角にエッジを加工するのです。

たとえば、ヤークトタイガーの鋼製リムのふちなどは、塗料がのると丸まって見えることになってしまいます。
それゆえ、あらかじめ丸刃カッターなどを当てておく処置をすることで、キット本来のモールドのあまさを解消しながら、より鋭角に強調したエッジ処理ができます。
リム鋭角

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塗ってから組む
わたしがリアリズムの鬼だった頃、塗ってから組んだキャタピラがありました。
ヤークトタイガーのそれは、自分史上最高の出来として、しばらくのあいだ君臨していました。
塗ってから組むということ、
それはスキマを塗料でつぶさない効果があります。
スキマを気にすることなく塗装に存分に腕を振るうことができるのです。
スキマのリアリティ効果を知るものにとって、それは必然ともいえる製作法だと言えるのではないでしょうか。
塗ってから組む

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巨匠に学ぶ
本物の縮尺模型であるからにはリアリティの追求はやはり王道であり本筋であろうと思います。
その一方で、
もっと自由でありたいと希求する模型の楽しみ方もあります。
その極端な表現として、
過去、ゴッホタッチのエレファントや狂気のエレファントなどを作ってきました。
それははキワモノとしてほとんど鼻であしらわれてきたものですが、
じつは、他人からはわからないもののそれを塗った本人は、他の自分の過去作からとは比べものにならないほどの強烈な啓示を受けていました。

「観ているだけでは気付かなかったことが、自分で塗ってみてわかった!」
「さすがに巨匠の作品はちがう!出来上がった作品の強烈なオーラがいつまでも別格だ!」

など、影響力や存在感の大きさがハンパではありません。

そこで今回のパンサーGスチールホイールです。

キーファー(アンゼルム・キーファー)の「ヘルゴランド島のホフマン・フォン・ファラースレーベン」を真似して色付けしている途中でありますが、とおーっても勉強になりますね!!
塗っている途中で、新しいウエザリング法も習得することができましたし、光と影の表現の新しい塗り方も発見しました。
1パンサースチールホイール
やはり名画とされるものには、なにかがあります。

模型として出来上がる作品としてはキワモノでも、塗るという経験によってあきらかにステージをひとつ上がることができると感じています。


北島康介著 『前に進むチカラ 折れない心を作る7つの約束
文藝春秋(2011)には、こんなことも書いてあります。

『 どんなに頑張っても記録が伸びない時期もある。
僕は、〇三年に二十歳で自分が出した二百メートルの世界記録(二分〇九秒四二・世界選手権)をその後なかなか抜くことができなかった。
それまで毎年自己記録を更新していただけに焦りを感じたこともあったが、「いつか絶対に抜ける」と信じて練習を重ねていた。
 結局、その記録を抜いたのは、〇八年、二十五歳で出場したジャパンオープンの時だった。
五年間は決して無駄ではなかったことをその記録が証明していた。
二分〇七秒五一。
それまでの記録を二秒近くも更新できたのは、五年間の地道な練習の積み重ねがあったからに他ならない。
 伸び悩む時期があったとしても、それはスランプではなく、次の段階への助走期間なのだ。
助走が短い時もあれば、長い時もある。
助走が長いほど、その後のジャンプは大きなものになる。
大切なのは、そこを自分の限界だと考えてしまわないことだ。 』



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ジオラマとロケ
どうしてもジオラマ造りには興味が持てないわたしののですが、
ロケは大好きです。
その季節の雲、その日の天候、その時間帯の太陽の位置、など二度とは揃わない条件の中で奇跡の一枚を撮影するのが好きなのです。
ジオラマとロケ
地面とか建物などのセットを並べて撮影、
その後バラして「撤収!」って感じが好きなのです。

過去の奇跡の一枚。
ロケではなかったですが、自分の作ったフィギュアの中では異例に「生きてるな」と自画自賛してしまいます。
不遜

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手元で起こっているいること
40歳を過ぎてから出戻り、
ほぼ6年に渡って作り続けブログを書き続けてきたのですが、
過去記事を読むと、ちょっと自分でも苦笑する部分もあるのですよね。
当時、自分の知りうる限りの知識と経験で正直に書いたつもりですが、
いまとなっては「そうではないかもしれない」可能性も感じます。
まあ、無条件に信じる人はいないと思いますが。

それに言葉だけで伝える限界というものも感じました。
よくわからない、うまくできないと思っている人もたくさんいるんだろうなと。

オチキス
代々木ゼミナール講師の富田一彦さんが書いた
『試験勉強という名の知的冒険』大和書房(2012)にはこう述べられています。

『だが、他のところでも述べたように、何かを無条件に信じることはすなわち思考停止を意味する。
その人物画もし知的であり続けたいと願うのなら、それだけはやめなくてはならない。
それがどのような権威ある書物であっても、どれほど優れた人格者の発言であっても、教祖の言葉であっても、もちろん私の言葉であってもだ。
すべてを疑う、のは確かにしんどい。
信じてしまえば面倒は少ないし、同じように信じている人々との相性もよくなる。
だが一方で、それは、引き換えに独自性と自立性を失わせ、もっともらしい嘘にだまされる可能性を生む。
自らを知的に成長させようと願うものは、常にすべてを疑う姿勢を持つように心がけねばならない。
このように、実は勉強という行為には、自分を安住の地から危険な荒野に引き出す可能性が秘められている。
そういうリスクを冒すのが怖いなら、勉強などしないがいいのだ。
もちろん私はこういうことを逆説的に語っているのであって、より多くの人々が勉強を通じて「つい何かを無条件に信じてしまう自分」を意図的に押しとどめようとする精神を培い、精神の自立性を手に入れてほしいと願うものである。』

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ボックスアートに見る側面最明法
AFVCLUBのSd.Kfz.263の箱絵です。
上面よりも側面を明るく塗ったという点でまさしく側面最明法なのです。
この絵の場合は、太陽の反射を表現していると思われ、太陽の位置(角度)を強烈に感じさせるものになっています。
側面を明るく塗ったからといって、違和感は感じませんよね。
p側面最明法2

タミヤマチルダの箱絵は、全体としては側面最明法ではありません。
ただ、「反射」という考えは取り入れられており、
太陽の反射による第二光源の影響を表現してあります。
サイドスカート下端から後方にかけて、地面あるいは近接する建物からの反射光で明るく塗ってあります。
p側面最明法
特筆すべきは、キャタピラの下面です。
普通のモデラーなら黒く塗ってしまうところですよね。
地面からの反射があるので真っ黒い陰にはならないのです。

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エアブラシのトレーニング
iChamaruさん推奨のタミヤの0.2ミリを購入しました。
早速、細吹きの練習をします。
エアブラシ1

紙の上でいくら細吹きができても、模型の上でできることにはならない。
吸い込みのない模型の上では、塗料が踊り跳ね回ります。
(ツヤ消しの効いた吸湿性の高い下塗りだとどうなるのか?あるいは、乾燥の早い塗料では?)
エアブラシ2
はじめアクリル塗料を用いていましたが、
どうやら塗料の粘度、なめらかさが必要だと感じて、エナメル塗料に変更しました。
アクリルだと詰まる感じがあったためです。
(塗料は薄めに調合しましたが、溶剤で薄めると色も薄まります。溶剤で薄めることなしに極めてなめらかで粘性の低い塗料であればもっと良い結果が得られるのではないかと感じました。)

細吹きをする場合、対物距離はゼロ距離に近くなります。
3ミリとか5ミリ以内の話です。
すると、ニードルカバー(ニードルキャップ)と呼ばれるジェットエンジンのノズルのような部分の径が大き過ぎるものですから、描くとき視線の邪魔になりました。
みんなこれで本当にやっているのでしょうか?
(クラウン型というものがあるらしい。これを使えば、スキマから見えるということか?)
エアブラシ3
最近の落書きは、タギングという文字で、
すばらしくアートしているいますね。
一朝一夕にまねするのはむずかしい(汗)。
結果、20年前の落書きのようになりました。
エアブラシ5

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模型といふ趣味
塗装という分野に特化しているためなのか
個人的には、スケールモデルの枠であっても窮屈さを感じることなく、むしろ自由を感じてやっています。
塗装技術に関しては、やればやるほど奥深さ、無限の広がりを実感していて当面、飽きることがなさそうです。
ひとつひとつの発見、学びがおもしろい。
同じ塗り方を二度としない(同じところもありますが、毎回新しい試みを加えている)ような塗り方をしているからでしょうか、とにかくクリエイティブでたのしい。
模型といふ趣味
それに
ユーロと比べてどうしても見劣りしてしまうというのは事実としてあります。
同じように塗ろうと思えばできるけど、それを選択しないのならば良しですが、
塗れないというのは自分のなかで許しがたいのです。
それがモチベーションのひとつとなっています。

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側面最明法のヒント
路上のペイント。
妙に立体感があり、とても良くできてます。

上面が白ではないのに立体感あるのはナゼ?

路上のペイント

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光学表現としてのスミ入れ
『野外では通常、影になっている側の面は天空からの青い光の影響を受けます。
その度合いは、面の上向き具合に応じて変わります。
反射光があると影の色合いが明るくなります。
反射光の光源は地面あるいはその他の表面に反射した光です。
影の中でも最も暗い部分は接触点のあたりで、本影と呼ばれています。
あるいは、光をまったく反射しない隙間の領域にできるまっ暗な領域はオクルージョンシャドウと呼ばれています。』

ジェームズ・ガーニー著『カラー&ライト リアリズムのための色彩と光の描き方』ボーンデジタル刊より

オクルージョンシャドウ

スミ入れとは何のためにおこなうものなのか?
何を表現しているのか?
物体と物体の接触点は光が遮られ、反射もおこらないために投影でできる影よりもさらに暗くなり、それをオクルージョンシャドウと呼ぶそうです。
カーモデルなどのドアとドアの隙間など深い谷もそれにあたります。
してみると、ブラックを使用したスミ入れはオクルージョンシャドウを再現しているわけですね。
(もし光が届きそうな浅い谷であれば、グレイを使えばよい)
注意深く場所を選定することで、自然な光学現象の再現に結びつくと思います。

オクルージョンシャドウとなる範囲をこえて、スミ入れを施した場合、
それは光学表現の域をこえて、「汚れの再現」とか「形状の強調(塗装によるデフォルメ)」など別の解釈をするのが自然だと思います。

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光学現象を模型に取り入れる意味
写真表現でのリアリズムの追求って大好きなんです。
なにしろ円谷映画で育った特撮世代ですからねー。
「リアルな写真が欲しいなら、太陽光のもとで撮影しろ」
「塗装段階で、余計な影付けなどいらん」
そう思っているのです。

ところが、そううそぶいてばかりもいられない状況があるんですねえ。

展示会では、もっと演出的な模型としての魅力が求められるように思います。
光学現象

実物の戦車は主に野外にて活動する。
しかしながら模型としての展示会は、つねに室内にて催される。

そこに光学現象を取り入れる意味のひとつは見いだせるのではなかろうかと思います。

まだまだ試行錯誤レベルです。
光学現象2

ハイライトの表現が最近の新しいトレンドの表現手法といえるでしょう。
シャドウの試みは昔からありますからね。
光学現象3

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塗装工程認識の変化
わたしの塗装工程は、あきらかに変化を見せています(もしかしたらみなさんも?)。
知らず知らずのうちに、2ステップから3ステップへと1ステップ増えているのです。
そのことを意識の上でもはっきり認識するようにしました。
工程認識の変化


作業する上で、ごちゃ混ぜの認識のままおこなうよりも
はっきりと「いま自分が何をしているのか」を理解して塗装した方がベターな気がします。
(「光学現象の取り込み」っていう言葉に代わるもっとスマートな言葉をだれか提案してもらえないかな)

たとえば、フィルター作業自体は、「光学現象の取り込み」工程でも「ウエザリング」工程でも使われるものです。
ですが、目的が異なります。
「周囲の反射を車体に反映させている」のと、「色むらや褪色表現・汚れの付着を目的にしている」のとでは使う色や色の置き具合にちがいが出てきます。
にもかかわらず、フツーは技法名が先行し
「フィルタリング? やってみよう!」
てなわけでフィルターのバリエーションのひとつであるドッティングなども見よう見まねでやってみて
「ふむふむ」(必ず何らかの変化はありますからね)
と悦に入って満足となってました(笑)。

とりあえずは、そのレベルの認識からは脱しようとしています。

ただ、実際の作業は3ステップが明確にわけられない場合もあります。
「基本塗装」と「光学現象の取り込み」と「ウエザリング」の三者が互いに重なりあった複雑な工程を要する表現があるからです。
ウエザリングに分類されるべきチッピングや引っかきキズをリアルに再現しようと思うとき、どうしても剥ぎ塗装を取り入れざるを得ません。
すると、基本塗装の段階からそれを想定した多重塗装を施しておくなどの場合がそれにあたります。



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塗装力の向上をめざして
ジェームズ・ガーニー著『カラー&ライト リアリズムのための色彩と光の描き方』(株式会社ボーンデジタル)という本を購入しました。
カラー&ライト
過去の浮世絵、現代のアニメ画に象徴されるように、日本人の志向する絵というのはどこまで行っても「線画」プラス塗り絵という感覚であるように思います。
しかも、アニメ画の巨大な瞳に象徴されるように抽象性が高い。
とことんリアリズムを追求する姿勢よりも、ほどほどのリアリティに抽象性を加味したような表現を好むように思います。

一方で西洋は、大昔から二次元の中に三次元を再現することに心血を注いできました。
写実主義的なアプローチは長い間の伝統でした。
現代では実写と見分けがつかないほどの再現性を追求したコンピュータグラフィックスに徹底したリアリズムの現れを感じるのです(日本のCGはまだ二流だと思う)。
模型の世界でも、こうした背景で育ってきてなんらかの素養をもつ西洋人のモデラーは多いでしょう。

その人たちを相手に、美術のびの字も知らず特別な訓練も受けてきていない素人のわたしが同等以上にすばらしい作品をまぐれでなく生み出すことが出来るでしょうか?
と、思うので勉強しております。

P.15では19世紀アカデミズムの巨匠たちの作品としてジャン=レオン・ジェローム(フランス、1824〜1904年)の作品が紹介されています。
四号駆逐戦車の「木漏れ日モジュレーション」で失敗した光のスポット表現がうまく表現されていますね。
アカデミ

ラングなどに適用した「スカイブルーモジュレーション(青空変調)」の理論的裏付けも書かれていました。
スカイライト
本書によれば、陽光の下での光源は3つあるそうです。
「太陽」(直接光源)
「青空」(太陽を光源とする拡散光)
「周囲の物体」(太陽光の反射光)

うすうすそうだろうとは思っていましたが、はっきりと書いてあると認識が強化されます。
青空からの光は「スカイライト」と呼ぶらしいです。
右側の人物画では、黄色いシャツの肩口に色をのせてあります。
その色は、ブルーではなく「緑がかった色」というのに驚き(つまり黄色の影響を受けたブルーということでしょう)、また、のべつまくなしにブルーを上面にのせるのではないということに感心しました。
帽子にはブルーを置かないんですね。

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コントラスト
展示会には実験的な作品を持ち込むように意識しています。
「会場の中で、それらの作品がどのように見えるのか」を試すためです。

昨年の九州AFVの会では、コントラストをMAXに高めた作品として
パンサーを持ち込みました。
たまたまAM誌でも展示会の紹介のページで取りあげられていましたが、雑誌の小さな写真の中では白く写っているのは光の反射によるものだと思われた方もいるかもしれません。
でも実際は「ほとんど白〜ほとんど黒」までの明暗をひとつの作品の中に取り入れた実験だったのです。

面で構成されているパンサーの車体は実験に好適でした。
上面側はすべてハイライト。
斜めの面だけを固有色と規定しました。
コントラスト
角度によって面をグループ化し、きちんと塗り分ければ違和感は生じないとわかりました。
たとえば、ジオラマ全体に同様の処理を施しても大丈夫なのではないでしょうか。

背面側は、ほとんど黒になっています。
コントラスト2

「もともと立体である模型に光と影をどれだけ取り入れるのか?」

この疑問に対する答えを探し続けています。

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HAPPY NEW YEAR
明けましておめでとうございます。

アルファ

日頃、閲覧いただいているみなさまには感謝の限りです。
勇気をいただいています。

今年も足元を見つめながら出来る努力を粛々と続けていく所存です。
目指すは世界一。
壁にぶつかったり、努力の方向をまちがえたりと
紆余曲折ありましょうが、ときに励まされたり意見をいただいたりしながら乗り越えていきたいと思います。

みなさまのご活躍もたいへん参考になります。
一緒にうまくなりましょう。
上手くなるとはどういうことか。
それは、それぞれのモデラーが自分の思う作品を具現化できる表現力の自由度を上げることだと思います。
自由自在なる表現の世界へ、
さあ、漕ぎ出しましょう。

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色彩設計
塗装をする前に、色彩設計を考えます。

リアリティのみを追求している頃には、まったくそんなことは考えていませんでした。
その頃の考えは
「色なんか、なんだっていい(リアルにしてみせりゃいいんだろ)」
リアルでさえあればいいんだ、本物に見えさえすればいいんだ、ひねくれて星をにらんだボクなのさ、だったわけです。
写真に撮るのが面白かったので、映画撮影用のミニチュアを作っている感覚でもありました。

ところが展示会に出してみたり外人さんの作品を見たりしていると様相が変わってきます。
かつては
「なんで、こんなヘンテコりんな色で塗ってんだ?」
と思っていたものが
「ははあ、そういうわけだったのね」
となります。
で、目下の課題は全力で「いかにして作品の存在感をあげるか?」になるのです。

さて、そうすると色とか明度とかを考えないわけにはいきません。
完成状態の目安なしに塗ってしまうと、汚しというものの性質上、とんでもなく暗く沈んだ色に出来上がってしまいがちだからです。
また、タミヤアクリルの戦車用のカラーはかなり暗めに調色されています。それゆえ本来的に明度が下がってしまう要素があるわけです。

塗る前に考えておくのは
「全体の明度をどの程度にするのか」(白を100、黒を0として0〜100のあいだのどこらあたりに位置させるか)

「明暗のコントラストをどの程度にするのか」(ハイライトに白100を使うか、95〜90程度にするのか。最も暗い部分に黒0を使うか、明暗のレンジを狭くとり50程度のグレイに収めるか)

「どれくらい彩度の高い色を使うか」(アクセントのみ、きわめて彩度の高い色を使い全体は抑えるとか、ある特定色だけを彩度を高くするとか、全体の彩度を高めにするとか)

などです。
これらの全体の印象を決める骨格となる色合いを決めて、その方向に向かって塗り始めます。
もちろん途中での方向転換も場合によっては起こります。
頭で考えることと実際に手を動かすことは違うので、それは仕方のないことです。
その時点でベストな選択をするべきです。
それに手を動かしている時の「ひらめき」もどんどん採用する方が面白く、かつすばらしくなると確信しています。


ご存知、アダムのグリレ17(アーマーモデリング誌152号)。
一言で言えばコントラストの高い作品となります。
明度が高く(明度85)、明暗のコントラストも広く(98〜10)、彩度がきわめて高い色を用いています。
ふつうこうした色使いをすると「オモチャ」になるものですが、力技のようなこれでもかという情報量を投入して、見るものを納得させてしまうんですね。
グリレ17高彩度
平面の中に立体を描いてきた西洋画の伝統というものを強く感じます。


アーマーモデリング誌97号に掲載されているグリレ17。
明度は比較的高く(明度75)、彩度は低くした塗装です。
これが最もリアルになりやすいベース塗装のやり方だと思いますし、もっと見たいと人を引き寄せる効果もあると思います。(近付いて見たときに、魅力的な情報量がつめ込まれているかはまた別の話)
欠点はウエザリングのやり方によってはコントラストが低くぼーっとした印象になりやすいことです。
単体作品とする場合は、ひとつの色は彩度を上げるとか、アクセント物を置くなどの計画が必要です。
グリレ17低彩度
全体の色調の淡さ、控えめな存在感は、日本画の世界と相通ずるものが感じられます。


アーマーモデリング誌147号「戦車模型調色不要論」に掲載されているフィンランド軍三突です。
ライフカラーフィンランド軍用セットを用いて調色せずに塗ってありますが、下地にレッドプライマー色を吹いたためか、真っ暗な作例になっています。
(この特集は、「ああ、やっぱり調色は必要なんだ」と再認識させる正反対の効果を生みましたね。レオパルド2A6や74式戦車の作例もとにかくダークなんですもの)
低明度三突
全体は暗く(明度35)、明暗のコントラストの幅もほとんどなく、彩度も低い仕上がりです。
一般に明度が低いと、どんなウエザリングで情報量を与えてもわかりにくくなります。
それゆえアラが見えにくいとも言えますが、それでごまかす姿勢ではいつまでも上達しないでしょう。
ジオラマの一部分に登場させる車輌としては、主役を邪魔しない塗装法としてアリだと思います。

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まとめ
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